ep.2 はじまり。/ kwkm
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彼の示す場所に座ると、彼を少しだけ見下ろす形になる。
のと同時に、ラグに座ってる彼は私を見上げてるからちょっと上目遣い。
「下から見るの初めてかも」
「なっ...なんでそんな...!」
「なんでそんなこと言うん?って?言いたかったからです」
「やだやだ、顔大きいの目立つじゃん」
ずっと私の顔から視線をそらさないから恥ずかしくて両手で顔を覆うと「もう無理ですよこんなん」ってため息をついて、私の隣に彼が座る。
「うん」
「ん?」
「うん、僕は大真面目ですからね。笑わないでくださいね」
「え?」
そう言うと、ローテーブルの上にあったパソコンを膝の上に置いて、画面を開く。
さっき難しい顔してたあれかな?
「ん、ちゃんと口で言える自信なかったからこれで許してください」
パソコンの画面で自分顔を隠す川上くん。
画面になにか文字が出てる。
びっくりして、言葉が出てこないってこういうことなんだ。
頭が真っ白になることって本当にあるんだ。
顔の前に今はもうお邪魔な画面があるから、少し背筋を伸ばして上から彼の顔を見るとぎゅっと目を瞑ってる。
「見ました?!読みました?!」
「うん、読んだよ」
「じゃあ...」
顔の前でパタンと画面を閉じて、「なんかごめんなさい」と下を俯く。
なんか返事をした方がいいのだろうか。
これは現実なのだろうか。
私、こんなに幸せでいいのかな。
「僕と結婚を前提にお付き合いしてください」
画面に書かれていたその言葉をまさか彼の口から聞けると思っていなくて、目頭が熱くなる。
耐えきれなくなって涙が落ちた時、一瞬目をまん丸にした彼がぎゅっと私の体を抱きしめた。
のと同時に、ラグに座ってる彼は私を見上げてるからちょっと上目遣い。
「下から見るの初めてかも」
「なっ...なんでそんな...!」
「なんでそんなこと言うん?って?言いたかったからです」
「やだやだ、顔大きいの目立つじゃん」
ずっと私の顔から視線をそらさないから恥ずかしくて両手で顔を覆うと「もう無理ですよこんなん」ってため息をついて、私の隣に彼が座る。
「うん」
「ん?」
「うん、僕は大真面目ですからね。笑わないでくださいね」
「え?」
そう言うと、ローテーブルの上にあったパソコンを膝の上に置いて、画面を開く。
さっき難しい顔してたあれかな?
「ん、ちゃんと口で言える自信なかったからこれで許してください」
パソコンの画面で自分顔を隠す川上くん。
画面になにか文字が出てる。
びっくりして、言葉が出てこないってこういうことなんだ。
頭が真っ白になることって本当にあるんだ。
顔の前に今はもうお邪魔な画面があるから、少し背筋を伸ばして上から彼の顔を見るとぎゅっと目を瞑ってる。
「見ました?!読みました?!」
「うん、読んだよ」
「じゃあ...」
顔の前でパタンと画面を閉じて、「なんかごめんなさい」と下を俯く。
なんか返事をした方がいいのだろうか。
これは現実なのだろうか。
私、こんなに幸せでいいのかな。
「僕と結婚を前提にお付き合いしてください」
画面に書かれていたその言葉をまさか彼の口から聞けると思っていなくて、目頭が熱くなる。
耐えきれなくなって涙が落ちた時、一瞬目をまん丸にした彼がぎゅっと私の体を抱きしめた。