ep.19 たからもの。/ fkr
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この前麗結ちゃんの部屋に行った時にこっそりいつも付けてるやつを拝借して大きさ測っといたんだ、なんて呑気に言ってるけど全く気づかなかった。
「つけてあげようか?」
「...いいの?」
「なにその質問笑 彼女につけて欲しくてあげてるんだけど」
ケースからリングを取り出した彼は、「右手ちょーだい」と手を出して私の右手をとるとすっと薬指にリングを通した。
本当にぴったりだ。
ゴールドピンクのリングがキラキラと光る。
夢なんじゃないかと目をゴシゴシと擦ってまた右手を見てみるけど、ついている。
前を向けばけんくんが「どうしたの?」ってこっちを見てて、夢じゃない。
「ありがとう...たからものにする...」
「嬉しいなぁ。あ、実はまだ2つ秘密があってね」
「まだ何かあるの?頭が追いつかないよ...」
「あ、全然大したことじゃないから安心して!まず1つ目!」
そう言って、自分の首にかけてるネックレスに触れる。
あ、いつもはついてないのにリングがかかってる。
「あ、もう気づいちゃった?ペアリングです!」
ネックレスからそれを外すと、自分の指に通して「僕には豪華すぎて指につけるのはなぁ...って思ったからここにつけてきたの」って右手を見ながらぼそっと呟くけど、細い指にとっても似合っていた。
「お揃いとか今までなかったじゃん?レアだよ!」
「ほんとに急にどうしたの...?」
「え?もしかして嬉しくない...?!僕1人で浮かれてる?!」
「違うよ..嬉しいっていうか...幸せで泣きそうなの!」
「えぇ。泣かせるのは嫌だよ!泣かないでね!泣かないでよ?!」
あたふたしたけんくんがポケットからハンカチを取り出して私にパスする。
いや、泣かないでって言いながら泣いた時の準備してるじゃないですか。
「つけてあげようか?」
「...いいの?」
「なにその質問笑 彼女につけて欲しくてあげてるんだけど」
ケースからリングを取り出した彼は、「右手ちょーだい」と手を出して私の右手をとるとすっと薬指にリングを通した。
本当にぴったりだ。
ゴールドピンクのリングがキラキラと光る。
夢なんじゃないかと目をゴシゴシと擦ってまた右手を見てみるけど、ついている。
前を向けばけんくんが「どうしたの?」ってこっちを見てて、夢じゃない。
「ありがとう...たからものにする...」
「嬉しいなぁ。あ、実はまだ2つ秘密があってね」
「まだ何かあるの?頭が追いつかないよ...」
「あ、全然大したことじゃないから安心して!まず1つ目!」
そう言って、自分の首にかけてるネックレスに触れる。
あ、いつもはついてないのにリングがかかってる。
「あ、もう気づいちゃった?ペアリングです!」
ネックレスからそれを外すと、自分の指に通して「僕には豪華すぎて指につけるのはなぁ...って思ったからここにつけてきたの」って右手を見ながらぼそっと呟くけど、細い指にとっても似合っていた。
「お揃いとか今までなかったじゃん?レアだよ!」
「ほんとに急にどうしたの...?」
「え?もしかして嬉しくない...?!僕1人で浮かれてる?!」
「違うよ..嬉しいっていうか...幸せで泣きそうなの!」
「えぇ。泣かせるのは嫌だよ!泣かないでね!泣かないでよ?!」
あたふたしたけんくんがポケットからハンカチを取り出して私にパスする。
いや、泣かないでって言いながら泣いた時の準備してるじゃないですか。