ep.18 ファースト・キス。/ izw
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車から降りるとすっと彼の手が私の手を取る。
最近はお互いの家を行き来するばっかりだったから、こんな風に指を絡めて手を繋ぐなんて久々だ。
「どこ行きたい?」
「観覧車!」
「おい!いじめじゃん!」
「拓司くん観覧車大好きじゃん」
「大好きじゃねーよ!逆だわ!逆!」
「じゃあお化け屋敷?」
「わざとやってるよね?!そうだよね?そうだと言ってくれ!」
やけにテンションの高い拓司くんが面白くって、意地悪したくなる。
彼は高いところが苦手だし、お化け類も苦手だ。
私はどっちも大丈夫だから拓司くんがあたふたしてるのを見ていつも笑ってる。
「はぁっ...もう...なんだあいつら...」
「拓司くんはやいって...」
「怖ぇから走って逃げた方がいいやん」
「それで彼女置いてくってどうなの?!」
「麗結は余裕だったじゃん」
観覧車は夜景がいいという私の意見を渋々受け入れてくれたから、先にお化け屋敷に。
最初は私の腕につかまってのそのそ歩いてた彼だったけど、おばけに後ろから脅かされた瞬間だーっと走っていってしまったわけだ。
「遊園地だめだわ、だっせぇところしか見せれない」
「さっきのボール蹴るゲームは上手でかっこよかったよ?」
「無事麗結が欲しかった満点のくまの人形ゲット出来たしな」
そうそう、お化け屋敷の前に行ったゲームゾーンの拓司くんはキラキラしてた。
かっこいい所も、お化けが怖い所も、全部好き。
「麗結も食う?」
クッキーアイスを溶ける溶けるって言いながら頬張ってる彼だって好き。
「あーん」
こくりと頷いた私を見て彼は一口サイズにアイスを割って、口に入れてくれる。
「あ、口ついた」
そう言って私の口についたというアイスを指で拭うと、その指を舐めると「甘いね」って笑う。
些細な行動さえもセクシーな彼が好き。
最近はお互いの家を行き来するばっかりだったから、こんな風に指を絡めて手を繋ぐなんて久々だ。
「どこ行きたい?」
「観覧車!」
「おい!いじめじゃん!」
「拓司くん観覧車大好きじゃん」
「大好きじゃねーよ!逆だわ!逆!」
「じゃあお化け屋敷?」
「わざとやってるよね?!そうだよね?そうだと言ってくれ!」
やけにテンションの高い拓司くんが面白くって、意地悪したくなる。
彼は高いところが苦手だし、お化け類も苦手だ。
私はどっちも大丈夫だから拓司くんがあたふたしてるのを見ていつも笑ってる。
「はぁっ...もう...なんだあいつら...」
「拓司くんはやいって...」
「怖ぇから走って逃げた方がいいやん」
「それで彼女置いてくってどうなの?!」
「麗結は余裕だったじゃん」
観覧車は夜景がいいという私の意見を渋々受け入れてくれたから、先にお化け屋敷に。
最初は私の腕につかまってのそのそ歩いてた彼だったけど、おばけに後ろから脅かされた瞬間だーっと走っていってしまったわけだ。
「遊園地だめだわ、だっせぇところしか見せれない」
「さっきのボール蹴るゲームは上手でかっこよかったよ?」
「無事麗結が欲しかった満点のくまの人形ゲット出来たしな」
そうそう、お化け屋敷の前に行ったゲームゾーンの拓司くんはキラキラしてた。
かっこいい所も、お化けが怖い所も、全部好き。
「麗結も食う?」
クッキーアイスを溶ける溶けるって言いながら頬張ってる彼だって好き。
「あーん」
こくりと頷いた私を見て彼は一口サイズにアイスを割って、口に入れてくれる。
「あ、口ついた」
そう言って私の口についたというアイスを指で拭うと、その指を舐めると「甘いね」って笑う。
些細な行動さえもセクシーな彼が好き。