ep.2 はじまり。/ kwkm
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家に上がる関係、という言葉を選んだのはそれ以上でもそれ以下でもないからだ。
私達はこんなに距離を縮めてもカップルではない。
5つ下の彼に、今すぐにでも結婚したい年頃と見られる私は重たいと思う。
5つも離れてたら、きっとギャップとかもあるだろうし、知り合いと彼女とは全然違う。
私から告白することは多分、ううん、絶対ない。
彼からもそういう素振りはあまり見えない。
ただ、一緒にテレビを見たり、本の話をしたり、ご飯を食べたりして楽しい時間を過ごすだけの関係。
私は今のままで幸せだから、川上くんも幸せになれたらいいなぁ、って思う。
なんて、今川上くんに彼女が出来たら泣いて発狂しそうだけど。
「おいしかった。ご馳走様でした」
「お粗末さまでした。あ、僕片付けるのでそのままでいいですからね」
「え!ダメだよ、川上くんが作ったんだから私にお片付けさせて」
「えー...でもそれは...」
「いいの!やっちゃうね!川上くんはお勉強してて」
さっきすごい難しい顔してた。
いつもクイズとかやってるときは楽しそうな顔してるけど、ちょっと怖い顔だった。
「すみません、僕が呼んだのに気を使わせてしまって」
洗い物を終えて、勉強の邪魔しちゃいけないし帰ろうかなとやっぱり背もたれにされてるソファーに近づくと彼が申し訳なさそうに呟いた。
「ううん、ご馳走になったんだからこれくらい当然だよ。次は私が作るし!あっ...」
「ん?」
「なんかまた次があるみたいで図々しい発言だなぁと、反省しました」
「ふふっ、麗結さんはほんまに面白くて可愛い」
若い男の子がとても可愛いとは言えないいい年の大人をからかうんじゃありません!って浮かれないように心を落ち着かせる。
続けて彼は、「ここ座ってください」とソファーをポンポンと叩いた。
私達はこんなに距離を縮めてもカップルではない。
5つ下の彼に、今すぐにでも結婚したい年頃と見られる私は重たいと思う。
5つも離れてたら、きっとギャップとかもあるだろうし、知り合いと彼女とは全然違う。
私から告白することは多分、ううん、絶対ない。
彼からもそういう素振りはあまり見えない。
ただ、一緒にテレビを見たり、本の話をしたり、ご飯を食べたりして楽しい時間を過ごすだけの関係。
私は今のままで幸せだから、川上くんも幸せになれたらいいなぁ、って思う。
なんて、今川上くんに彼女が出来たら泣いて発狂しそうだけど。
「おいしかった。ご馳走様でした」
「お粗末さまでした。あ、僕片付けるのでそのままでいいですからね」
「え!ダメだよ、川上くんが作ったんだから私にお片付けさせて」
「えー...でもそれは...」
「いいの!やっちゃうね!川上くんはお勉強してて」
さっきすごい難しい顔してた。
いつもクイズとかやってるときは楽しそうな顔してるけど、ちょっと怖い顔だった。
「すみません、僕が呼んだのに気を使わせてしまって」
洗い物を終えて、勉強の邪魔しちゃいけないし帰ろうかなとやっぱり背もたれにされてるソファーに近づくと彼が申し訳なさそうに呟いた。
「ううん、ご馳走になったんだからこれくらい当然だよ。次は私が作るし!あっ...」
「ん?」
「なんかまた次があるみたいで図々しい発言だなぁと、反省しました」
「ふふっ、麗結さんはほんまに面白くて可愛い」
若い男の子がとても可愛いとは言えないいい年の大人をからかうんじゃありません!って浮かれないように心を落ち着かせる。
続けて彼は、「ここ座ってください」とソファーをポンポンと叩いた。