ep.17 突撃。/ izw
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「失礼しまーす」って声と同時に開かれるドア。
「は?」と声が出たきり、空いた口が塞がらない。
「俺も一緒に入っていい?」って声とは裏腹にもう既に彼はかけ湯をして湯船に足を付けている。
「え?」と声を出しながらも、少し隅っこにつめて彼が入る場所を作る。
「はぁー...」
「ねぇ!何してんの!」
「麗結と風呂入ってんの」
「そっ...そんなの見たらわかるよ!」
「じゃあなんでそんなこと聞くの?嫌だったの?」
向かい合って座ってる彼が、眉を少し下げて悲しそうな顔をしてこちらを見る。
嫌だとか嫌じゃないとかじゃなくて。
いきなり入ってこられたのがびっくりしたわけで。
そういうことは予告しておいて欲しいわけで。
なんてマイペースな拓司くんに言ってもすぐ忘れちゃうんだろうけど。
「嫌じゃないよ?嫌じゃないけど...」
「よかった」
すぐにキリッとした顔に変わって、ニコッと笑う。
「こっち来て」って両腕を広げた彼に近づくと、身体をくるっと反転させられて、彼の胸に背中をつける形になった。
お腹に腕が回されて、抱きしめられると拓司くんにピタっとくっつく。
「なんで急に?」
「たった今風呂に入りたくなったから」
「ほんとに?」
「んなわけないじゃん笑 麗結と風呂はいったことねぇなぁって思い立ったら、体が勝手に動いてた。で今に至る」
「へぇー...」
「ははっ、聞いといて全然興味ねぇじゃん」
「違うよ、なんか...緊張するなぁ...って」
彼の腕がちょっと動くだけでドキドキする。
こんな明るいところでお風呂だと言っても肌をくっつけてるなんて緊張しないわけが無い。
「大丈夫。綺麗だから」
「そういうの照れるからやだ」
「麗結は可愛いね」
「わざとやってる?」
「わざとやってる。今もうそういう気持ちだから」
「あー!早く風呂でよ!俺髪洗う!」って何やら慌ただしい彼は私から体を離してシャワーのハンドルをひねる。
体を洗い終えてシャワーを止めた拓司くんは「麗結出るよ」って湯船にいる私に手を伸ばす。
手を取ったのはいいけれどやっぱり恥ずかしくて、反対の腕で胸あたりを隠しながら立ち上がると「そういうのそそるよね」とニヤニヤしてる。
拓司くんには何しても逆効果らしい。
服を着ながら「また突撃しよー」ってご満悦な彼が今日も好きだったりします。
「は?」と声が出たきり、空いた口が塞がらない。
「俺も一緒に入っていい?」って声とは裏腹にもう既に彼はかけ湯をして湯船に足を付けている。
「え?」と声を出しながらも、少し隅っこにつめて彼が入る場所を作る。
「はぁー...」
「ねぇ!何してんの!」
「麗結と風呂入ってんの」
「そっ...そんなの見たらわかるよ!」
「じゃあなんでそんなこと聞くの?嫌だったの?」
向かい合って座ってる彼が、眉を少し下げて悲しそうな顔をしてこちらを見る。
嫌だとか嫌じゃないとかじゃなくて。
いきなり入ってこられたのがびっくりしたわけで。
そういうことは予告しておいて欲しいわけで。
なんてマイペースな拓司くんに言ってもすぐ忘れちゃうんだろうけど。
「嫌じゃないよ?嫌じゃないけど...」
「よかった」
すぐにキリッとした顔に変わって、ニコッと笑う。
「こっち来て」って両腕を広げた彼に近づくと、身体をくるっと反転させられて、彼の胸に背中をつける形になった。
お腹に腕が回されて、抱きしめられると拓司くんにピタっとくっつく。
「なんで急に?」
「たった今風呂に入りたくなったから」
「ほんとに?」
「んなわけないじゃん笑 麗結と風呂はいったことねぇなぁって思い立ったら、体が勝手に動いてた。で今に至る」
「へぇー...」
「ははっ、聞いといて全然興味ねぇじゃん」
「違うよ、なんか...緊張するなぁ...って」
彼の腕がちょっと動くだけでドキドキする。
こんな明るいところでお風呂だと言っても肌をくっつけてるなんて緊張しないわけが無い。
「大丈夫。綺麗だから」
「そういうの照れるからやだ」
「麗結は可愛いね」
「わざとやってる?」
「わざとやってる。今もうそういう気持ちだから」
「あー!早く風呂でよ!俺髪洗う!」って何やら慌ただしい彼は私から体を離してシャワーのハンドルをひねる。
体を洗い終えてシャワーを止めた拓司くんは「麗結出るよ」って湯船にいる私に手を伸ばす。
手を取ったのはいいけれどやっぱり恥ずかしくて、反対の腕で胸あたりを隠しながら立ち上がると「そういうのそそるよね」とニヤニヤしてる。
拓司くんには何しても逆効果らしい。
服を着ながら「また突撃しよー」ってご満悦な彼が今日も好きだったりします。