ep.16 君のハンカチ。/ izw
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
テレビ局で収録のある今日は中々に疲れるから、いつもなら彼女の家には行かないんだけど。
借りたハンカチを返すのと、昨日言われた服たちの一部を家に帰すために彼女の家に向かう。
この借りたハンカチ、そこそこ有名なブランドで、今日会った共演者の人達に結構「可愛いね」だとか声をかけていただいた。
ポケットからすっと出せるのがこのサイズのハンカチの良いところだ。
今日はこのハンカチのおかげであまり話したことのない人と話せたり、ハンカチの便利さまで実感出来たから麗結にお礼を言わないと、っていうのを建前に今日も麗結とイチャイチャ出来るじゃんなんて考える帰り道。
「ただいまー」
「おかえりなさい」
「ただいま」
玄関まで迎えに来てくれる彼女を靴も脱がないまま抱きしめる。
ハンカチ返して荷物持ったらすぐ帰る予定だったんだけど、やっぱりそうはいかなそうだ。
部屋に上がって、とりあえず持ってきた紙袋にボックスの半分くらいの服を詰めて準備をして、カバンからハンカチを取り出した。
「ハンカチありがとう」
「あ、いえいえ!汗ふくにはちょっと小さかったでしょ?」
「いや、それがさ。意外といいなぁとか思っちゃったよ」
衣装のポケットに入ったから便利だった。
すぐ汗ふけるし。すぐ取り出せるし。
今度買おうかなってマジで思った。
「え、そうなの?じゃあおそろいしようよ!」
「おそろい?」
「ちょっとまってて」と彼女が隣の部屋に小走りで向かう。
戻ってきた時には小さな手に小さな箱が握られていた。
「実はね、2つセットで買ったんだけど。結局おろしてないから拓司くんに!」
箱の中は今日借りたやつの色違いで、ベースが黄色のハンカチだった。
借りたハンカチを返すのと、昨日言われた服たちの一部を家に帰すために彼女の家に向かう。
この借りたハンカチ、そこそこ有名なブランドで、今日会った共演者の人達に結構「可愛いね」だとか声をかけていただいた。
ポケットからすっと出せるのがこのサイズのハンカチの良いところだ。
今日はこのハンカチのおかげであまり話したことのない人と話せたり、ハンカチの便利さまで実感出来たから麗結にお礼を言わないと、っていうのを建前に今日も麗結とイチャイチャ出来るじゃんなんて考える帰り道。
「ただいまー」
「おかえりなさい」
「ただいま」
玄関まで迎えに来てくれる彼女を靴も脱がないまま抱きしめる。
ハンカチ返して荷物持ったらすぐ帰る予定だったんだけど、やっぱりそうはいかなそうだ。
部屋に上がって、とりあえず持ってきた紙袋にボックスの半分くらいの服を詰めて準備をして、カバンからハンカチを取り出した。
「ハンカチありがとう」
「あ、いえいえ!汗ふくにはちょっと小さかったでしょ?」
「いや、それがさ。意外といいなぁとか思っちゃったよ」
衣装のポケットに入ったから便利だった。
すぐ汗ふけるし。すぐ取り出せるし。
今度買おうかなってマジで思った。
「え、そうなの?じゃあおそろいしようよ!」
「おそろい?」
「ちょっとまってて」と彼女が隣の部屋に小走りで向かう。
戻ってきた時には小さな手に小さな箱が握られていた。
「実はね、2つセットで買ったんだけど。結局おろしてないから拓司くんに!」
箱の中は今日借りたやつの色違いで、ベースが黄色のハンカチだった。