ep.15 愛しい。/ kwkm
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「ねぇ、これ大丈夫?俺変じゃない?」
「だいじょーぶ!」
「無理ー...こんな緊張することないんやけど」
「私も拓朗くんのお母さんに会った時緊張したよ?」
「麗結はいいんやって。可愛くて料理もできて俺が選んだ女神なんやから」
リビングに出した全身鏡でこれでもかってくらいずっと自分の身なりを確認してる拓朗くん。
何度もシャツのシワを直して、何度も何度もオシャレなジャケットをヒラヒラさせてる。
「俺はこんなんやし、大切な麗結を守らなあかん立場なんやから死ぬほど緊張する」
「拓朗くんだって私が選んだ王子様なんだけど」
「はぁー...吐きそう」
プロポーズはあのキッチンのあれっきりだったけど、彼は本当に本気だったようで1週間前に彼のお母さんとお父さんに挨拶をして、今日は私の実家に行くことになっていた。
この人にずっとついて行くなんて頭では思っていたけれど、「結婚」という言葉を彼から聞いた瞬間それが一気に現実になった。
嬉しくて、幸せで、彼以外の何もかも失ってもいいと思うくらい舞い上がっているけれど、心の隅っこでは不安が募ってる。
子供を生む適齢期だって過ぎてるし、拓朗くんの奥さんおばさんやんとか言われたりしないかな。
今までだって話がちょっと合わないこともあったし、私がお節介なせいで喧嘩になったこともあった。
それでも彼は私を選んでくれた。
私もこの不安を拭わないといけない。
「うわぁ。美味しい!麗結さんの料理上手はお母様から受け継がれてるんや」
「あら~嬉しい!お父さんも麗結も全然料理なんて褒めてくれないのよ!」
「そうなんすか?こんなん毎日食べてるなんて羨ましいですよ」
「麗結!拓朗くんと毎週帰ってきなさいよ!」
あれ?朝緊張で最初からあまり良くない顔色が最悪だった拓朗くんはどこに行ったんだ?
普通にうちの食卓に馴染んだ彼は、お母さんにも、多分お父さんにも気に入ってもらえたと思いたい。
「だいじょーぶ!」
「無理ー...こんな緊張することないんやけど」
「私も拓朗くんのお母さんに会った時緊張したよ?」
「麗結はいいんやって。可愛くて料理もできて俺が選んだ女神なんやから」
リビングに出した全身鏡でこれでもかってくらいずっと自分の身なりを確認してる拓朗くん。
何度もシャツのシワを直して、何度も何度もオシャレなジャケットをヒラヒラさせてる。
「俺はこんなんやし、大切な麗結を守らなあかん立場なんやから死ぬほど緊張する」
「拓朗くんだって私が選んだ王子様なんだけど」
「はぁー...吐きそう」
プロポーズはあのキッチンのあれっきりだったけど、彼は本当に本気だったようで1週間前に彼のお母さんとお父さんに挨拶をして、今日は私の実家に行くことになっていた。
この人にずっとついて行くなんて頭では思っていたけれど、「結婚」という言葉を彼から聞いた瞬間それが一気に現実になった。
嬉しくて、幸せで、彼以外の何もかも失ってもいいと思うくらい舞い上がっているけれど、心の隅っこでは不安が募ってる。
子供を生む適齢期だって過ぎてるし、拓朗くんの奥さんおばさんやんとか言われたりしないかな。
今までだって話がちょっと合わないこともあったし、私がお節介なせいで喧嘩になったこともあった。
それでも彼は私を選んでくれた。
私もこの不安を拭わないといけない。
「うわぁ。美味しい!麗結さんの料理上手はお母様から受け継がれてるんや」
「あら~嬉しい!お父さんも麗結も全然料理なんて褒めてくれないのよ!」
「そうなんすか?こんなん毎日食べてるなんて羨ましいですよ」
「麗結!拓朗くんと毎週帰ってきなさいよ!」
あれ?朝緊張で最初からあまり良くない顔色が最悪だった拓朗くんはどこに行ったんだ?
普通にうちの食卓に馴染んだ彼は、お母さんにも、多分お父さんにも気に入ってもらえたと思いたい。