ep.13 なんて。/ izw
名前変換
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一気に顔見知りから、名前と連絡先をGETした私は今日も彼の隣でダラダラと運動不足解消をしていた。
ただ、好きだとか、付き合うとか、そういう浮かれた話はなく、ジムの後に2人でご飯に行ったりするだけの仲。
名前と連絡先は知っているけど、お互い何をしている人だとか、年齢すらも知らない。
「やっぱそれじゃ運動になってなくね?」
「私はこれでいいの!伊沢さんがストイックすぎるの」
「同じ金払ってんだから自分のためになった方がいいじゃん」
「ためになってるからいーの!」
彼は休憩中に必ず私にちょっかいを出し、また走り出す。
やっぱり見とれてしまう。
綺麗なフォームに真剣な顔に。
そしてやっぱり少し開いた口とチラチラと見えるお腹のえっちなとこも。
「麗結さん、いっつも俺の事見てるよね」
「...ふふっ、気づいてたんだ」
「当たり前っすよ。あんなに視線感じたら...」
「だって伊沢くんだけこのジムですっごい浮いてるんだよ?めちゃめちゃ走るんだもん」
今更見てないよ!なんて誤魔化すのも大人気ないから、素直に答えてみた。
これでまたちょっとあなたをずっと見つめてしまうほど好きだというアピールになればいいと思った。
「あんなに視線感じたら俺も見ちゃいますよ」
マシーンを止めた彼が、またTシャツをまくり上げて汗を拭う。
つられて私もマシーンを止める。
目の前に女子がいるというのに何をしてるんだこの人は。
わざとだ絶対。
「麗結さんっていくつ?」
「私?24だけど...」
「俺25だから1つ上ね」
「あっ...タメ口...」
「ははっ、全然いんだけど、んなことは」
じゃあなんでそんなこと聞くんだろ?という質問の前に彼は続けた。
「俺らお互い知らねぇことばっかだけど、こうしてちょっとずつ埋めていけるっしょ。麗結さんも俺の知りたいことないの?」
「...誕生日とか?」
「えー、それはなんか違くね?大事だけど」
いつも通り汗だくなのに爽やかな笑顔で彼は笑って、「ねぇ」と私の目を見る。
「俺麗結さんのこと好きみたいなんで付き合ってください」なんて言葉付きで。
ただ、好きだとか、付き合うとか、そういう浮かれた話はなく、ジムの後に2人でご飯に行ったりするだけの仲。
名前と連絡先は知っているけど、お互い何をしている人だとか、年齢すらも知らない。
「やっぱそれじゃ運動になってなくね?」
「私はこれでいいの!伊沢さんがストイックすぎるの」
「同じ金払ってんだから自分のためになった方がいいじゃん」
「ためになってるからいーの!」
彼は休憩中に必ず私にちょっかいを出し、また走り出す。
やっぱり見とれてしまう。
綺麗なフォームに真剣な顔に。
そしてやっぱり少し開いた口とチラチラと見えるお腹のえっちなとこも。
「麗結さん、いっつも俺の事見てるよね」
「...ふふっ、気づいてたんだ」
「当たり前っすよ。あんなに視線感じたら...」
「だって伊沢くんだけこのジムですっごい浮いてるんだよ?めちゃめちゃ走るんだもん」
今更見てないよ!なんて誤魔化すのも大人気ないから、素直に答えてみた。
これでまたちょっとあなたをずっと見つめてしまうほど好きだというアピールになればいいと思った。
「あんなに視線感じたら俺も見ちゃいますよ」
マシーンを止めた彼が、またTシャツをまくり上げて汗を拭う。
つられて私もマシーンを止める。
目の前に女子がいるというのに何をしてるんだこの人は。
わざとだ絶対。
「麗結さんっていくつ?」
「私?24だけど...」
「俺25だから1つ上ね」
「あっ...タメ口...」
「ははっ、全然いんだけど、んなことは」
じゃあなんでそんなこと聞くんだろ?という質問の前に彼は続けた。
「俺らお互い知らねぇことばっかだけど、こうしてちょっとずつ埋めていけるっしょ。麗結さんも俺の知りたいことないの?」
「...誕生日とか?」
「えー、それはなんか違くね?大事だけど」
いつも通り汗だくなのに爽やかな笑顔で彼は笑って、「ねぇ」と私の目を見る。
「俺麗結さんのこと好きみたいなんで付き合ってください」なんて言葉付きで。