ep.11 照れ屋さんと夏。/ kwkm
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「ねぇ、ほんとに行くの?」と3歩くらい後ろを歩く彼が問う。
「行かないの?」と3歩前の私が問い返すと「友達と行ってよ」と返ってきた。
もうそれは昨日散々話したことだ。
拓朗はまだ納得してないみたいで、渋々が過ぎるほど渋々私のあとをついてきている。
「男の人もたくさんいるって!ね?」
「そんなの分かってるけど...」
「けど?」
「俺いる?いらないよね?カフェで待っててもええやろ」
「ダーメ!拓朗に見てもらって選ぶの!」
「...それが嫌なんだよ...」
「はぁ...」とため息をついた彼だけど、足を止めるわけでも俺帰るわって怒っちゃう訳ではない。
なんだかんだ彼は私のしたいことに反対はしないし、私が良ければそれでいいのだ。
愛されてるほんとに。
「拓朗も新しいの買ったらいいじゃん」
「俺は去年買ったやつがあるからいいよ」
「なーんだ、つまんないの」
「麗結だって去年買ったやつがなんとかって言ってたよね?要らないやん」
「なんで!?新作の可愛いやつの方が拓朗だっていいでしょ!」
「...はぁ...」
ほんとに嫌そうな顔してる彼とやって来たのは水着売り場。
この時期になると広いスペース使ってバーンって売り出すんだよね。
暑くなってきたしそろそろ新作も出てるかなって思い立ったのが昨日の話で、今日拓朗とデートの予定だったから無理やりここに連れてきたわけだ。
「やだなぁ、俺」
「なーんで」
「恥ずいやん」
「これ着てる私を想像しちゃうから?」
「...何言っとんの」
「なーんで?普段これ着てる私よりもっと恥ずい姿見てるの...」
人差し指を立てて口の前に持っていくと、「しーっ!うるさい」って小声で言った。
「行かないの?」と3歩前の私が問い返すと「友達と行ってよ」と返ってきた。
もうそれは昨日散々話したことだ。
拓朗はまだ納得してないみたいで、渋々が過ぎるほど渋々私のあとをついてきている。
「男の人もたくさんいるって!ね?」
「そんなの分かってるけど...」
「けど?」
「俺いる?いらないよね?カフェで待っててもええやろ」
「ダーメ!拓朗に見てもらって選ぶの!」
「...それが嫌なんだよ...」
「はぁ...」とため息をついた彼だけど、足を止めるわけでも俺帰るわって怒っちゃう訳ではない。
なんだかんだ彼は私のしたいことに反対はしないし、私が良ければそれでいいのだ。
愛されてるほんとに。
「拓朗も新しいの買ったらいいじゃん」
「俺は去年買ったやつがあるからいいよ」
「なーんだ、つまんないの」
「麗結だって去年買ったやつがなんとかって言ってたよね?要らないやん」
「なんで!?新作の可愛いやつの方が拓朗だっていいでしょ!」
「...はぁ...」
ほんとに嫌そうな顔してる彼とやって来たのは水着売り場。
この時期になると広いスペース使ってバーンって売り出すんだよね。
暑くなってきたしそろそろ新作も出てるかなって思い立ったのが昨日の話で、今日拓朗とデートの予定だったから無理やりここに連れてきたわけだ。
「やだなぁ、俺」
「なーんで」
「恥ずいやん」
「これ着てる私を想像しちゃうから?」
「...何言っとんの」
「なーんで?普段これ着てる私よりもっと恥ずい姿見てるの...」
人差し指を立てて口の前に持っていくと、「しーっ!うるさい」って小声で言った。