ep.10 kiss me!。/ izw
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「はよーござーまーす」なんて雑すぎる挨拶で登場した彼は荷物も下ろさず私の隣に座った。
「おはよ」
「おはようございます」
「LINE見てくれなかったの?」
「あっ...いや...」
「え?見てないっしょ?ほら!既読ついてねぇもん!」
スマホの画面をこっちに向けて「ついてない...」ってわざとらしくガッカリと肩を落としてる。
ふくらさんとお仕事してたからLINEは見てないけど、近いし色々言いたいことあるからちょっと待って。
オフィスで他の人がいる時にこんなに距離が近いの初めてだ。
しかも他の人といる時に伊沢さんと話すことなんて仕事のことばっかりだったから、ふくらさんに何こいつらって思われちゃうんじゃない?!
「ごめんなさい。ふくらさんとお話してて」
「べーつにスマホくらい見てくれてもいいじゃん!麗結さんだけ返信なかったんだから」
「あのー...」
「ん?...あぁ、今日リュック違うんだよね。これかっこよくない?」
ふくらさんいるのにふたりきりでこんなイチャイチャ...じゃないけど話していいのって意味で彼を見たのに全然違う返事が来てあたふた。
「ふーん。今日もアツアツだね」
「えっ?!」
さっきまで一緒に真面目にお仕事してたふくらさんがやっぱりニヤニヤしながら私たちを見る。
まさかのその言葉にめちゃめちゃ大きい声で身を乗り出してリアクションしてしまった。
「麗結さんかーわい」
「ちょっ..と!!伊沢さんどういう...」
「ふふっ、僕もう聞いてるから。ごめんね」
「えっ?!」
「もしかして俺と付き合ってるの知られるの嫌だった?!ふくらさんにはバレそうだったから伝えといたんだけど...」
今まで勝手に伊沢さんは隠したいのかと思っていたけど、そうじゃなかったのか。
「もーこれからはちゃんとLINE見てよ」って言いながらやっと荷物を下ろして立ち上がった彼は何事も無かったかのように仕事に戻って行った。
「おはよ」
「おはようございます」
「LINE見てくれなかったの?」
「あっ...いや...」
「え?見てないっしょ?ほら!既読ついてねぇもん!」
スマホの画面をこっちに向けて「ついてない...」ってわざとらしくガッカリと肩を落としてる。
ふくらさんとお仕事してたからLINEは見てないけど、近いし色々言いたいことあるからちょっと待って。
オフィスで他の人がいる時にこんなに距離が近いの初めてだ。
しかも他の人といる時に伊沢さんと話すことなんて仕事のことばっかりだったから、ふくらさんに何こいつらって思われちゃうんじゃない?!
「ごめんなさい。ふくらさんとお話してて」
「べーつにスマホくらい見てくれてもいいじゃん!麗結さんだけ返信なかったんだから」
「あのー...」
「ん?...あぁ、今日リュック違うんだよね。これかっこよくない?」
ふくらさんいるのにふたりきりでこんなイチャイチャ...じゃないけど話していいのって意味で彼を見たのに全然違う返事が来てあたふた。
「ふーん。今日もアツアツだね」
「えっ?!」
さっきまで一緒に真面目にお仕事してたふくらさんがやっぱりニヤニヤしながら私たちを見る。
まさかのその言葉にめちゃめちゃ大きい声で身を乗り出してリアクションしてしまった。
「麗結さんかーわい」
「ちょっ..と!!伊沢さんどういう...」
「ふふっ、僕もう聞いてるから。ごめんね」
「えっ?!」
「もしかして俺と付き合ってるの知られるの嫌だった?!ふくらさんにはバレそうだったから伝えといたんだけど...」
今まで勝手に伊沢さんは隠したいのかと思っていたけど、そうじゃなかったのか。
「もーこれからはちゃんとLINE見てよ」って言いながらやっと荷物を下ろして立ち上がった彼は何事も無かったかのように仕事に戻って行った。