ep.9 How to...。/ izw
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夢のような話だけど、私達は晴れてカップルというものになったのだ。
それなのに何故だ。
あの日から1週間たっても付き合う前と全く変わらない時間が流れている。
カップルって手繋いだり、好きだよって言い合ったり、イチャイチャするものじゃないの?!
って思ってるのは私だけなのか、伊沢さんはいつもの様に10分前にオフィスに入ってきて私を見つけると「おはよう」と言いながらいつもの様に頭に手をぽんっと乗せてから他のメンバーさんに「おはようおはよう」と雑に挨拶をして回る。
これでももちろんキュンとしてしまうのだけれど、付き合う前からこれだからなんだか物足りないと思ってしまう。
「はぁー!終わったー!」
「伊沢さん、今日もお疲れ様です」
「頑張ったー!!麗結さんが隣にいると捗る捗る」
「ふふっ、ほんとですか?」
「マジだよ。仕事出来るところ見せてやるぞーって意気込むんだろうね。好きな人の前ではいいところ見せたいのが男ってやつじゃん」
「好きな人...」
「え?何急に笑 好きな人でしょ?」
そう言うと、もう誰もいないのにキョロキョロと周りを見渡す。
なんだろう?と頭で考えをめぐらせていると私の右手に重ねられる伊沢さんの大きな手。
初めて触れた手。
そこに体の熱が全て集まっているかのように熱い。
「手のひら上向けて」
なんて誰も聞いてないのに急に小声で囁くように話すからいつもと違う彼が見えて心臓が飛び跳ねる。
言われた通りにテーブルに手の甲をつけるように手をひっくり返すとまた彼は手を重ねて今度は指を絡めた。
「手ちっさいね」
「伊沢さんは大きいですね」
「麗結さんを守らないといけないからね」
えっ、と顔を上げると「俺なんか変なことでも言った?」とでも言うように首を傾げる彼。
カップルらしくするってのも心臓が持ちそうもない。
それなのに何故だ。
あの日から1週間たっても付き合う前と全く変わらない時間が流れている。
カップルって手繋いだり、好きだよって言い合ったり、イチャイチャするものじゃないの?!
って思ってるのは私だけなのか、伊沢さんはいつもの様に10分前にオフィスに入ってきて私を見つけると「おはよう」と言いながらいつもの様に頭に手をぽんっと乗せてから他のメンバーさんに「おはようおはよう」と雑に挨拶をして回る。
これでももちろんキュンとしてしまうのだけれど、付き合う前からこれだからなんだか物足りないと思ってしまう。
「はぁー!終わったー!」
「伊沢さん、今日もお疲れ様です」
「頑張ったー!!麗結さんが隣にいると捗る捗る」
「ふふっ、ほんとですか?」
「マジだよ。仕事出来るところ見せてやるぞーって意気込むんだろうね。好きな人の前ではいいところ見せたいのが男ってやつじゃん」
「好きな人...」
「え?何急に笑 好きな人でしょ?」
そう言うと、もう誰もいないのにキョロキョロと周りを見渡す。
なんだろう?と頭で考えをめぐらせていると私の右手に重ねられる伊沢さんの大きな手。
初めて触れた手。
そこに体の熱が全て集まっているかのように熱い。
「手のひら上向けて」
なんて誰も聞いてないのに急に小声で囁くように話すからいつもと違う彼が見えて心臓が飛び跳ねる。
言われた通りにテーブルに手の甲をつけるように手をひっくり返すとまた彼は手を重ねて今度は指を絡めた。
「手ちっさいね」
「伊沢さんは大きいですね」
「麗結さんを守らないといけないからね」
えっ、と顔を上げると「俺なんか変なことでも言った?」とでも言うように首を傾げる彼。
カップルらしくするってのも心臓が持ちそうもない。