ep.7 500円。/ fkr
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僕は今日もしぶしぶバトミントンに向かうために着替えを済ませ、講義棟から1番遠い体育館に歩を進めていた。
少し天気が不安で、今にも雨が降りそうだったから500円をポケットに入れて更衣室を出た。
何故かって、体育館の隣の売店でビニール傘を買うかもしれないからだ。
今日の予報は朝から雨だったけど、傘を持っていなかった。
家を出た瞬間から傘は買う予定だったから、降ってきたらGETしよって思ってたわけ。
外からザーザーと雨音が聞こえ始めたのは、いつもの様にランダムで選ばれる相手とシングルスの試合を始めた頃だった。
やっぱ雨降ってきたか。
傘買ってから移動するのは確定だから、いつもより3分でいいから早く終わってくれないかなぁなんて考えながらサーブを放つ。
相手は女性。
男子は手加減してやれよとか言われたけど、僕にそれは必要ない。
悲しいかな、絶対相手の女性の方が強い。
「いった...」
それなりにのんびり相手の女性と試合と言うより打ち合いをしていた時。
ネット寄りに落ちた僕のシャトルを拾おうと足を前に出した彼女が足を捻ったようでしゃがみこんでいた。
「大丈夫ですか?」ってネットを越えて女性に近づくと「大丈夫大丈夫...」と立ち上がった。
「無理しない方がいいですよ、足動かしてみて」
「っ...」
「座ってて、もうすぐペア変えだから僕のことは気にしないで」
顔を顰めた彼女を壁沿いに座らせて、おじさん先生にあの子怪我してるよと伝えて、ペアがいなくなったのをいいことにみんなは試合してるのにちゃっかり休憩。
雨だからという理由で今日はいつもより少し早く終わってくれたのは奇跡だった。
さっきの女性は友人に肩を借りて歩いていた。
ちゃんと保健センターに向かうだろうか、少し心配だった。
少し天気が不安で、今にも雨が降りそうだったから500円をポケットに入れて更衣室を出た。
何故かって、体育館の隣の売店でビニール傘を買うかもしれないからだ。
今日の予報は朝から雨だったけど、傘を持っていなかった。
家を出た瞬間から傘は買う予定だったから、降ってきたらGETしよって思ってたわけ。
外からザーザーと雨音が聞こえ始めたのは、いつもの様にランダムで選ばれる相手とシングルスの試合を始めた頃だった。
やっぱ雨降ってきたか。
傘買ってから移動するのは確定だから、いつもより3分でいいから早く終わってくれないかなぁなんて考えながらサーブを放つ。
相手は女性。
男子は手加減してやれよとか言われたけど、僕にそれは必要ない。
悲しいかな、絶対相手の女性の方が強い。
「いった...」
それなりにのんびり相手の女性と試合と言うより打ち合いをしていた時。
ネット寄りに落ちた僕のシャトルを拾おうと足を前に出した彼女が足を捻ったようでしゃがみこんでいた。
「大丈夫ですか?」ってネットを越えて女性に近づくと「大丈夫大丈夫...」と立ち上がった。
「無理しない方がいいですよ、足動かしてみて」
「っ...」
「座ってて、もうすぐペア変えだから僕のことは気にしないで」
顔を顰めた彼女を壁沿いに座らせて、おじさん先生にあの子怪我してるよと伝えて、ペアがいなくなったのをいいことにみんなは試合してるのにちゃっかり休憩。
雨だからという理由で今日はいつもより少し早く終わってくれたのは奇跡だった。
さっきの女性は友人に肩を借りて歩いていた。
ちゃんと保健センターに向かうだろうか、少し心配だった。