ep.4 オフとオンとオフと。/ izw
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「今から帰ります」と彼から連絡が来たのは、帰宅して2時間くらい経ってから。
オフィス上がり込んだりして何考えてんの?とか怒ってた訳ではなさそうだ。
水曜日の今日は私が残業デーだから、拓司くんが私の家に来る日。
同棲はしてないけど、最近は基本どっちかの家に2人で居るって感じ。
「麗結ー!麗結ー!」
彼から連絡が来た時に家の鍵を開けておくから、ガチャっとドアが開いた音がする時は少しドキッとする。
その後すぐに「ただいまー」と好きな人の声がすると自然と頬が緩む。
のはずが、今日は騒がしい。
でも変な人ではない、ちゃんと拓司くんの声で私の名前を呼んでる。
「あ、拓司くんおかえりなさい」
「ごめん!まじでごめん!」
「え?何が?」
めちゃめちゃ深く頭を下げる拓司くん。
それを見て唖然としながら首を傾げる私。
「だってー...麗結に会わないために出かけたのにさ、山本が麗結待ってるとか言うから...」
「会わないため?」
「ん...あ、麗結が好きなプリン買ってきた冷蔵庫入れとくね」
やっと顔を上げたと思ったら、私が好きな洋菓子屋さんの箱を掲げてキッチンへ。
よく分からないけど元気のない彼ははぁとため息をついて勢いよく私の体をこれでもかってくらいの強さで抱きしめた。
オフィス上がり込んだりして何考えてんの?とか怒ってた訳ではなさそうだ。
水曜日の今日は私が残業デーだから、拓司くんが私の家に来る日。
同棲はしてないけど、最近は基本どっちかの家に2人で居るって感じ。
「麗結ー!麗結ー!」
彼から連絡が来た時に家の鍵を開けておくから、ガチャっとドアが開いた音がする時は少しドキッとする。
その後すぐに「ただいまー」と好きな人の声がすると自然と頬が緩む。
のはずが、今日は騒がしい。
でも変な人ではない、ちゃんと拓司くんの声で私の名前を呼んでる。
「あ、拓司くんおかえりなさい」
「ごめん!まじでごめん!」
「え?何が?」
めちゃめちゃ深く頭を下げる拓司くん。
それを見て唖然としながら首を傾げる私。
「だってー...麗結に会わないために出かけたのにさ、山本が麗結待ってるとか言うから...」
「会わないため?」
「ん...あ、麗結が好きなプリン買ってきた冷蔵庫入れとくね」
やっと顔を上げたと思ったら、私が好きな洋菓子屋さんの箱を掲げてキッチンへ。
よく分からないけど元気のない彼ははぁとため息をついて勢いよく私の体をこれでもかってくらいの強さで抱きしめた。