ep.4 オフとオンとオフと。/ izw
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ノー残業デーの水曜日。
うちの支店は支店長が有能なおじさんだから、しっかりノー残業デーを実行している。
きっちりと定時の5時半に職場を出た私は、いつものように「帰るね」と彼にLINEを入れる。
別に約束したわけじゃないけど、お互い心配しないように仕事終わりには必ず連絡する。
彼もマメに今からすること事とかを送ってくれる。
もちろん忙しい今日なんかは別だけど。
改札に定期をかざそうとした時、カバンの内ポケットに入れていたスマホが震える。
職場から帰ってこいっていう呼び出しか?!と恐る恐る取り出すと、出ている名前は「伊沢拓司」、私の彼だ。
「もしもし?」
『あ、おつかれー。今日水曜日だったね』
「うん、どうしたの?お仕事中じゃないの?」
『そうそう、仕事でオフィスに移動中。今日は帰るの遅くなるわ』
「昨日言ってたもんね、頑張って」
『帰ったら麗結に会えるって思ったら時間なんてあっちゅーまだよ。俺はスイートハニーのために今仕事してんだって考えるだけでスピード5倍速』
「それ凄くない?」
ノー残業デーと言っても、仕事は仕事で忙しくてヘトヘトな体に拓司くんの声がじんわり染み込んでいく。
落ち着くし、今日も頑張ってよかったと思う。
『でもね、俺の仕事を邪魔してるやつがいてさ』
「え?誰?」
『ノートパソコン。なんかさ、すっげーフリーズすんの。何回も何回も再起動してすっげー時間もったい』
「壊れちゃったのかな?また今度買いに行かないと」
電話越しにガタゴトと電車の音が聞こえれる。
拓司くんも今から電車で移動するのかな。
うちの支店は支店長が有能なおじさんだから、しっかりノー残業デーを実行している。
きっちりと定時の5時半に職場を出た私は、いつものように「帰るね」と彼にLINEを入れる。
別に約束したわけじゃないけど、お互い心配しないように仕事終わりには必ず連絡する。
彼もマメに今からすること事とかを送ってくれる。
もちろん忙しい今日なんかは別だけど。
改札に定期をかざそうとした時、カバンの内ポケットに入れていたスマホが震える。
職場から帰ってこいっていう呼び出しか?!と恐る恐る取り出すと、出ている名前は「伊沢拓司」、私の彼だ。
「もしもし?」
『あ、おつかれー。今日水曜日だったね』
「うん、どうしたの?お仕事中じゃないの?」
『そうそう、仕事でオフィスに移動中。今日は帰るの遅くなるわ』
「昨日言ってたもんね、頑張って」
『帰ったら麗結に会えるって思ったら時間なんてあっちゅーまだよ。俺はスイートハニーのために今仕事してんだって考えるだけでスピード5倍速』
「それ凄くない?」
ノー残業デーと言っても、仕事は仕事で忙しくてヘトヘトな体に拓司くんの声がじんわり染み込んでいく。
落ち着くし、今日も頑張ってよかったと思う。
『でもね、俺の仕事を邪魔してるやつがいてさ』
「え?誰?」
『ノートパソコン。なんかさ、すっげーフリーズすんの。何回も何回も再起動してすっげー時間もったい』
「壊れちゃったのかな?また今度買いに行かないと」
電話越しにガタゴトと電車の音が聞こえれる。
拓司くんも今から電車で移動するのかな。