ep.3 眠たい彼と。 / izw
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眠りに落ちて30分後くらい、ちょうどテレビ番組が終わった頃。
「ん...?」
横向きで寝ていた彼が仰向けになると、パチッと目を開けた寝起きの拓司くんと目が合う。
ふわぁと欠伸をして「最低じゃん...」と両手で顔を隠す。
「おはよ」
「ごめん。寝ちゃった」
「いいよぉ、疲れてるの知ってるもん」
「んー!!やだー!麗結と過ごすために来たのに時間無駄にしたー!こんな膝枕とかしてもらっちゃってるのにその瞬間覚えてねぇし!勿体ない!」
「寝顔可愛かったよ?」
「...可愛いは嬉しくない」
「拓司くんはいつでもかっこいいよ、王子様みたい」
「...それはそれで照れるね。こうやって見る麗結もいい眺めだね。今度は起きてる時にしてもらお」
そう言って体をむくっと起こすと、伸びをして「ベット行く?」と横目でこちらを見る。
まだ眠そうで、重たそうな瞼と戦っているように見えた。
「拓司くん眠たいんでしょ」
「ちょっと寝たから復活したよさすがに」
「ホントに?私の事なんて気にしなくていいんだよ」
「目覚めたら彼女の膝枕だったとかやばいじゃん。そんなん興奮するじゃん、分かる?」
「わかんない!」
「とりあえず」
勢いよく立ち上がった拓司くんが私の右手を取ってソファーから立ち上がらせて、自分の方に私の体を寄せる。
拓司くんの香りに包まれる。
大好きな大きな手で髪をスルスルと撫でられる。
着替えもしてないのに、彼に導かれるままベットに入る。
私の部屋のベットは2人で寝るには少し狭いから、いつもこうしてだきしめられたまま眠りにつく。
「俺幸せだなぁ。今日来て正解だわ」
眠たそうな掠れた声で彼が囁く。
「疲れてるのにありがとうね。会いに来てくれて」
「ん...ほぼ寝てるだけになっちゃったけどね」
「それでもいいの、こうしてるだけで幸せだもん」
彼の体に回している腕の力をぎゅっと強める。
「やっぱ麗結いい匂い」
「ん?やっぱって?」
「なんでもね...やっぱ寝てらんねぇわ」
抱き合っていた体を離してベットから降りた眠たいはずの彼が、部屋の明かりを消した。
でも多分寝るためじゃない、夜はもう少し続きそうです。
「ん...?」
横向きで寝ていた彼が仰向けになると、パチッと目を開けた寝起きの拓司くんと目が合う。
ふわぁと欠伸をして「最低じゃん...」と両手で顔を隠す。
「おはよ」
「ごめん。寝ちゃった」
「いいよぉ、疲れてるの知ってるもん」
「んー!!やだー!麗結と過ごすために来たのに時間無駄にしたー!こんな膝枕とかしてもらっちゃってるのにその瞬間覚えてねぇし!勿体ない!」
「寝顔可愛かったよ?」
「...可愛いは嬉しくない」
「拓司くんはいつでもかっこいいよ、王子様みたい」
「...それはそれで照れるね。こうやって見る麗結もいい眺めだね。今度は起きてる時にしてもらお」
そう言って体をむくっと起こすと、伸びをして「ベット行く?」と横目でこちらを見る。
まだ眠そうで、重たそうな瞼と戦っているように見えた。
「拓司くん眠たいんでしょ」
「ちょっと寝たから復活したよさすがに」
「ホントに?私の事なんて気にしなくていいんだよ」
「目覚めたら彼女の膝枕だったとかやばいじゃん。そんなん興奮するじゃん、分かる?」
「わかんない!」
「とりあえず」
勢いよく立ち上がった拓司くんが私の右手を取ってソファーから立ち上がらせて、自分の方に私の体を寄せる。
拓司くんの香りに包まれる。
大好きな大きな手で髪をスルスルと撫でられる。
着替えもしてないのに、彼に導かれるままベットに入る。
私の部屋のベットは2人で寝るには少し狭いから、いつもこうしてだきしめられたまま眠りにつく。
「俺幸せだなぁ。今日来て正解だわ」
眠たそうな掠れた声で彼が囁く。
「疲れてるのにありがとうね。会いに来てくれて」
「ん...ほぼ寝てるだけになっちゃったけどね」
「それでもいいの、こうしてるだけで幸せだもん」
彼の体に回している腕の力をぎゅっと強める。
「やっぱ麗結いい匂い」
「ん?やっぱって?」
「なんでもね...やっぱ寝てらんねぇわ」
抱き合っていた体を離してベットから降りた眠たいはずの彼が、部屋の明かりを消した。
でも多分寝るためじゃない、夜はもう少し続きそうです。