ep.29 夢物語。/ izw
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スタスタと足音がして人の気配が無くなった。
言葉通り、伊沢さんはお風呂に行ったようだ。
ぎゅっとブランケットを掴む。
あったかい。伊沢さんの心があったかい。
さすが伊沢さん。女の子のして欲しいことわかってる。普段は結構大人しくて、仲良さそうな人達と話す時しか楽しそうじゃないけど。
こんな一面があったなんて。きゅんポイント増えちゃった。私ってばラッキー!
...って、そうじゃなくて!この間にここに至るまでの過程を整理して伊沢さんが戻ってくる前に身体を起こさないとまたタイミング逃すことになる。
考えろ...なにがあったのか。
伊沢さんシャワー浴びてるんだなぁ今。
伊沢さんのお風呂シー...じゃなくて!
私なんでここにいるの?
私ここでなにしてるの?
ぱっと勢いよく目を開ける。
勢いが良すぎて部屋の明かりが眩しい。
好きな人の部屋だと思うと、何があるのかきょろきょしたいところだけど、想像以上に男の部屋って感じ。
悪くいうと服もぐちゃぐちゃだしゆかは見えないし...汚い。
そんなところも伊沢さんらしくていいよね、って思っちゃうから好きな人って偉大。
あー、また話が逸れてる!!
しっかりしろという喝入れのために頬を両手でパチンと叩く。
「待って!どうなってるの?!」
確認のために再度ぺちぺちしてみる。
これはあまりにも素肌だ。私化粧してない。
「服はそのまま...」
シャツのボタンがいつもより2つ多く外れていること以外は、いつもの出勤スタイルだ。
あ、あとベルトもない。どうりで最近太って窮屈なはずのパンツがいい感じなわけだ。
記憶をめぐらせて色々思い出してきた。
今日は店舗全体の飲み会だったんだ。
初めて伊沢さんとしっかり話が出来るって浮かれてたんだ。
...それで?!そこからどうしてこうなった。
もう分かんない、分かんない。
ワンチャン伊沢さんとそういう関係になったとか?
夢だとしてもないな。
ないよね?私たち大人の関係になっちゃってないよね?!
遠くからドライヤーの音が聞こえてきた。
早く言い訳考えないと。もはやここまでくると言い訳ってなに。
「無理無理...第一声はすみませんでしょ...そのあと...伊沢さんがなんかいってくれる...?でも言ってくれなかったら...?というか、もしかのもしかがあるかもしれなくて気まづくなってたらどうしよ...」
ドライヤーの音が止まった。
のと同時にまたスタスタと足音が近づいてきて、仕方なくした判断はまた目を閉じることだった。
言葉通り、伊沢さんはお風呂に行ったようだ。
ぎゅっとブランケットを掴む。
あったかい。伊沢さんの心があったかい。
さすが伊沢さん。女の子のして欲しいことわかってる。普段は結構大人しくて、仲良さそうな人達と話す時しか楽しそうじゃないけど。
こんな一面があったなんて。きゅんポイント増えちゃった。私ってばラッキー!
...って、そうじゃなくて!この間にここに至るまでの過程を整理して伊沢さんが戻ってくる前に身体を起こさないとまたタイミング逃すことになる。
考えろ...なにがあったのか。
伊沢さんシャワー浴びてるんだなぁ今。
伊沢さんのお風呂シー...じゃなくて!
私なんでここにいるの?
私ここでなにしてるの?
ぱっと勢いよく目を開ける。
勢いが良すぎて部屋の明かりが眩しい。
好きな人の部屋だと思うと、何があるのかきょろきょしたいところだけど、想像以上に男の部屋って感じ。
悪くいうと服もぐちゃぐちゃだしゆかは見えないし...汚い。
そんなところも伊沢さんらしくていいよね、って思っちゃうから好きな人って偉大。
あー、また話が逸れてる!!
しっかりしろという喝入れのために頬を両手でパチンと叩く。
「待って!どうなってるの?!」
確認のために再度ぺちぺちしてみる。
これはあまりにも素肌だ。私化粧してない。
「服はそのまま...」
シャツのボタンがいつもより2つ多く外れていること以外は、いつもの出勤スタイルだ。
あ、あとベルトもない。どうりで最近太って窮屈なはずのパンツがいい感じなわけだ。
記憶をめぐらせて色々思い出してきた。
今日は店舗全体の飲み会だったんだ。
初めて伊沢さんとしっかり話が出来るって浮かれてたんだ。
...それで?!そこからどうしてこうなった。
もう分かんない、分かんない。
ワンチャン伊沢さんとそういう関係になったとか?
夢だとしてもないな。
ないよね?私たち大人の関係になっちゃってないよね?!
遠くからドライヤーの音が聞こえてきた。
早く言い訳考えないと。もはやここまでくると言い訳ってなに。
「無理無理...第一声はすみませんでしょ...そのあと...伊沢さんがなんかいってくれる...?でも言ってくれなかったら...?というか、もしかのもしかがあるかもしれなくて気まづくなってたらどうしよ...」
ドライヤーの音が止まった。
のと同時にまたスタスタと足音が近づいてきて、仕方なくした判断はまた目を閉じることだった。