ep.27 1212。/ izw
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拓司くんが昨日の夜起こして、と言っていた時間通りに目覚まし時計が私を起こしてくれた。
いつも通りの休日。
いつもとちょっと違うのは今日が3年記念日だということ。
いつもとかなり違うのは...
「え...?」
いつもなら絶対私が起こすまで寝ている拓司くんがいない。
ぐしゃぐしゃな掛け布団をめくってももちろん彼はいない。
拓司くんが起こしてって言ったんじゃん...どこに行ったんだろう。
布団を直しながら、拓司くんと過ごした今日までのことを思い返した。
大人な付き合いといえば聞こえはいいけどちょっと落ち着きすぎたこのカップル生活。
不満がある訳では無いけれど、もうちょっとイチャイチャしたりさ、将来のこと考えたりさ、あるじゃん!
結婚を通過点としたいなら、そろそろちゃんと私から話をするべきかもしれない。
拓司くんは私の気持ちわかってないって言ってたけど、私も拓司くんのことあんまりわかってないなぁ...
今日ご飯食べながら話してみようか。
「ただいまー」
「あ、おかえりなさい」
「さむさむ...お待たせ」
豪華なディナーを用意するためにちょっと早めに準備を始めると拓司くんがいつも通り帰ってきた。
しっかりとセットされた髪型だから仕事だったのかな。
コートとマフラーをソファーにかけて、リュックを背負ったまま出ていったと思ったら手を洗って戻ってきた。
履いてた靴下をポイっとラグに放り投げてこちらに向かってくる。
「お疲れ様」
「うん。あ、ハンバーグだ!煮込む?!煮込む?!」
「もちろん」
もしかしたら、私のためにサプライズの準備に出かけてるのかも?!って小さな期待もあったんだけど女心わからない代表の拓司くんが急にそんなことをするわけもなく...
朝がいつも通りじゃなかったから、ちょっと楽しみにしてたんだけどなぁ。
なんてモヤモヤした気持ちも「煮込みハンバーグ!」って嬉しそうにしてる彼を見たら吹っ飛んでしまう。
結局拓司くんがいてくれれば結婚とかどうでもいいのかもしれない。
「いい匂い」
「拓司くんお仕事だったの?」
「あ、今日ごめんね。朝起こしてって言ったのに先に出かけて」
「ちょっと相手の人と予定が合わなくてさ」ってまた私の中にモヤモヤを残すような答え。
仕事じゃなかったんだ。
「相手の人って...?」
「髪の毛セットしてくれた人」
「へ?」
「髪セットしてもらうのお願いしたらさ、9時に来て!って言われてさ。いやいやおかしいだろ!って!」
拓司くんは楽しそうに笑ってるけど私が知りたいことはそこじゃない。
何で早起きをして髪をセットしたんだろう...?
いつも通りの休日。
いつもとちょっと違うのは今日が3年記念日だということ。
いつもとかなり違うのは...
「え...?」
いつもなら絶対私が起こすまで寝ている拓司くんがいない。
ぐしゃぐしゃな掛け布団をめくってももちろん彼はいない。
拓司くんが起こしてって言ったんじゃん...どこに行ったんだろう。
布団を直しながら、拓司くんと過ごした今日までのことを思い返した。
大人な付き合いといえば聞こえはいいけどちょっと落ち着きすぎたこのカップル生活。
不満がある訳では無いけれど、もうちょっとイチャイチャしたりさ、将来のこと考えたりさ、あるじゃん!
結婚を通過点としたいなら、そろそろちゃんと私から話をするべきかもしれない。
拓司くんは私の気持ちわかってないって言ってたけど、私も拓司くんのことあんまりわかってないなぁ...
今日ご飯食べながら話してみようか。
「ただいまー」
「あ、おかえりなさい」
「さむさむ...お待たせ」
豪華なディナーを用意するためにちょっと早めに準備を始めると拓司くんがいつも通り帰ってきた。
しっかりとセットされた髪型だから仕事だったのかな。
コートとマフラーをソファーにかけて、リュックを背負ったまま出ていったと思ったら手を洗って戻ってきた。
履いてた靴下をポイっとラグに放り投げてこちらに向かってくる。
「お疲れ様」
「うん。あ、ハンバーグだ!煮込む?!煮込む?!」
「もちろん」
もしかしたら、私のためにサプライズの準備に出かけてるのかも?!って小さな期待もあったんだけど女心わからない代表の拓司くんが急にそんなことをするわけもなく...
朝がいつも通りじゃなかったから、ちょっと楽しみにしてたんだけどなぁ。
なんてモヤモヤした気持ちも「煮込みハンバーグ!」って嬉しそうにしてる彼を見たら吹っ飛んでしまう。
結局拓司くんがいてくれれば結婚とかどうでもいいのかもしれない。
「いい匂い」
「拓司くんお仕事だったの?」
「あ、今日ごめんね。朝起こしてって言ったのに先に出かけて」
「ちょっと相手の人と予定が合わなくてさ」ってまた私の中にモヤモヤを残すような答え。
仕事じゃなかったんだ。
「相手の人って...?」
「髪の毛セットしてくれた人」
「へ?」
「髪セットしてもらうのお願いしたらさ、9時に来て!って言われてさ。いやいやおかしいだろ!って!」
拓司くんは楽しそうに笑ってるけど私が知りたいことはそこじゃない。
何で早起きをして髪をセットしたんだろう...?