ep.26 declaration of love。/ ko-chan
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そう言えばなんで誰もいないんだ?
みんな編集部屋にいるのかな?
いつもみんなここに集って話してるのに。
「ううん...なんでもない...」
「なんだよ、お前が元気ないと気になるじゃん」
「...こうちゃんってそういうキャラだっけ?」
悲しそうな顔のまま無理やり笑った彼女の顔を俺は初めて見た。
いつもの元気が一瞬で消えていた。
伊沢さんのせいで?
「伊沢さんになんか言われたの?」
「まあ...そんなところ」
「何言われたの?」
「こうちゃんには関係ないよ。私のこと」
うんうん、と1人で頷いて「この話しもうおーしまい!」っていつもの笑顔を見せる。
俺が大好きな、笑顔を見せる。
「...麗結ちゃんはさ、俺のことどう思ってる?」
「元気でバカで私の事大好きだなぁって思ってる!」
「よく知ってんじゃん」
でっしょー?と彼女がドヤ顔しながら俺の隣の席に座る。
ふたりきりの部屋なんて初めてじゃね?
え、もしかしてなんか仕組まれてる?
バッと勢いよく後ろを振り返ってそのまま部屋の中を1周見渡す。
カメラがないか確認するためだ。
さすがの伊沢さんもそこまではしないか...
「俺はさ、麗結ちゃんのこと元気でバカで...すっ...」
「す?」
おい!俺!
彼女があんなにいいパス出してくれたのに冗談っぽくも「好き」が言えないってなんなんだよ...
「す...素敵だと思う」
あー!無理無理、絶対無理。
言えるわけがない。
別に俺今この状態だけで幸せだし彼女のことが大好きだってことが伝わってただけで嬉しいし。
だっさ。
「ふふっ、ありがとう。素敵なんて普段言われなれないから照れちゃう」
違う、やっぱ違う...
「あのさ!」
「びっくりしたなぁ...急に立ち上がらないでよ笑」
「...ごめん」
勢いをつけすぎて、思いっきり立ち上がったら椅子がガタンと倒れた。
麗結ちゃんの身体がビクッと跳ねて、目を真ん丸にしてこちらを見て笑う。
「俺...元気がない麗結ちゃんも元気にしたいって思う...よ」
「こうちゃんはいっつも私のこと元気にしてくれるもんね!ほんとにくだらないことで!」
「そうじゃない....麗結ちゃんのこと全部知りたい...元気じゃないところもバカじゃないところも...」
だって...好きだから...
言葉に詰まって、麗結ちゃんを見つめる。
「伊沢さんに怒られちゃって泣いちゃったの」
彼女はポツリと呟いた。
みんな編集部屋にいるのかな?
いつもみんなここに集って話してるのに。
「ううん...なんでもない...」
「なんだよ、お前が元気ないと気になるじゃん」
「...こうちゃんってそういうキャラだっけ?」
悲しそうな顔のまま無理やり笑った彼女の顔を俺は初めて見た。
いつもの元気が一瞬で消えていた。
伊沢さんのせいで?
「伊沢さんになんか言われたの?」
「まあ...そんなところ」
「何言われたの?」
「こうちゃんには関係ないよ。私のこと」
うんうん、と1人で頷いて「この話しもうおーしまい!」っていつもの笑顔を見せる。
俺が大好きな、笑顔を見せる。
「...麗結ちゃんはさ、俺のことどう思ってる?」
「元気でバカで私の事大好きだなぁって思ってる!」
「よく知ってんじゃん」
でっしょー?と彼女がドヤ顔しながら俺の隣の席に座る。
ふたりきりの部屋なんて初めてじゃね?
え、もしかしてなんか仕組まれてる?
バッと勢いよく後ろを振り返ってそのまま部屋の中を1周見渡す。
カメラがないか確認するためだ。
さすがの伊沢さんもそこまではしないか...
「俺はさ、麗結ちゃんのこと元気でバカで...すっ...」
「す?」
おい!俺!
彼女があんなにいいパス出してくれたのに冗談っぽくも「好き」が言えないってなんなんだよ...
「す...素敵だと思う」
あー!無理無理、絶対無理。
言えるわけがない。
別に俺今この状態だけで幸せだし彼女のことが大好きだってことが伝わってただけで嬉しいし。
だっさ。
「ふふっ、ありがとう。素敵なんて普段言われなれないから照れちゃう」
違う、やっぱ違う...
「あのさ!」
「びっくりしたなぁ...急に立ち上がらないでよ笑」
「...ごめん」
勢いをつけすぎて、思いっきり立ち上がったら椅子がガタンと倒れた。
麗結ちゃんの身体がビクッと跳ねて、目を真ん丸にしてこちらを見て笑う。
「俺...元気がない麗結ちゃんも元気にしたいって思う...よ」
「こうちゃんはいっつも私のこと元気にしてくれるもんね!ほんとにくだらないことで!」
「そうじゃない....麗結ちゃんのこと全部知りたい...元気じゃないところもバカじゃないところも...」
だって...好きだから...
言葉に詰まって、麗結ちゃんを見つめる。
「伊沢さんに怒られちゃって泣いちゃったの」
彼女はポツリと呟いた。