ep.26 declaration of love。/ ko-chan
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「あれ?こうちゃん?そんな所で突っ立って何してるの?」とリビングルームから出てきた麗結ちゃんが首を傾げる。
なかなか決心出来なくて、部屋の外でウロウロしてるところを見られてしまった。
だっさ...今日はもう無理じゃん...
・
「なーんか変なの!」
「何が?」
「こうちゃん今日元気なくない?」
「ねぇ!伊沢さん?」って一番振って欲しくない人に話を振る彼女。
伊沢さんは「あぁ」と返事をすると「確かになぁ。麗結ちゃんが癒してやれば?」ってあっさり爆弾発言してる。
「私の癒しが足りないのか!そうかそうかぁ。こうちゃんも可愛いところあんじゃん!」
「ちっ...ちげーよ!手!邪魔!」
「そんなこと言ってー!嬉しいくせに!!」
伊沢さんの言葉に動かされた彼女が、スマホをいじる俺の手に手を重ねてくる。
やめてくれ、無駄にドキドキしてしまう自分が恥ずかしいから。
ムスッとした顔で伊沢さんの方をみると必死に声を殺して笑ってるし、ほんとにウザイ。
「あ、そうだ麗結ちゃん。ちょっと話があるんだけどいいかな?」
伊沢さんが何かを思い出したかのように、テーブルの上の資料を手に取って「あっちの部屋で」と客室を指さした。
「ん?なんだろう?こうちゃん待っててね!」
「はいはい、帰ってこなくていいよ」
「もー!素直じゃないなぁ!」
そうだよ!どうせ俺は素直になれないよ。
手だってずっと触れてたかったし、
もっと麗結ちゃんに俺だけを見ていて欲しかったよ!
彼女は俺と同じくらいかそれ以上に元気だ。
俺だってグループきっての元気キャラなはずなのに。
でも俺は彼女のそんなところが好きだ。
おまけに、気遣いもできて、女性らしいことをたまにされた時にはもうたまらない。
在り来りすぎるけどあの長い髪を耳にかける時とか、俺のこと見つけてニコって笑ってくれる時とか、「こうちゃんのばーか!」って俺のこと低レベルすぎる語彙力でバカにしてくる時とか。
女性らしいは嘘だわ、嘘嘘。
俺は麗結ちゃんが、好きなんだ。
「はぁ...」
今日2度目のため息。
告白なんてできねぇなぁ...出来るわけない。
だって、告白なんかして彼女のありのままの姿を見られなくなったり、気まずくなったりしたら1番最悪だ。
「はぁ...」
「どうしたの?」
伊沢さんと麗結ちゃんがいなくなって1人の部屋に響いたのは俺以外のため息。
振り向くと悲しそうな顔をした彼女が立っていた。
なかなか決心出来なくて、部屋の外でウロウロしてるところを見られてしまった。
だっさ...今日はもう無理じゃん...
・
「なーんか変なの!」
「何が?」
「こうちゃん今日元気なくない?」
「ねぇ!伊沢さん?」って一番振って欲しくない人に話を振る彼女。
伊沢さんは「あぁ」と返事をすると「確かになぁ。麗結ちゃんが癒してやれば?」ってあっさり爆弾発言してる。
「私の癒しが足りないのか!そうかそうかぁ。こうちゃんも可愛いところあんじゃん!」
「ちっ...ちげーよ!手!邪魔!」
「そんなこと言ってー!嬉しいくせに!!」
伊沢さんの言葉に動かされた彼女が、スマホをいじる俺の手に手を重ねてくる。
やめてくれ、無駄にドキドキしてしまう自分が恥ずかしいから。
ムスッとした顔で伊沢さんの方をみると必死に声を殺して笑ってるし、ほんとにウザイ。
「あ、そうだ麗結ちゃん。ちょっと話があるんだけどいいかな?」
伊沢さんが何かを思い出したかのように、テーブルの上の資料を手に取って「あっちの部屋で」と客室を指さした。
「ん?なんだろう?こうちゃん待っててね!」
「はいはい、帰ってこなくていいよ」
「もー!素直じゃないなぁ!」
そうだよ!どうせ俺は素直になれないよ。
手だってずっと触れてたかったし、
もっと麗結ちゃんに俺だけを見ていて欲しかったよ!
彼女は俺と同じくらいかそれ以上に元気だ。
俺だってグループきっての元気キャラなはずなのに。
でも俺は彼女のそんなところが好きだ。
おまけに、気遣いもできて、女性らしいことをたまにされた時にはもうたまらない。
在り来りすぎるけどあの長い髪を耳にかける時とか、俺のこと見つけてニコって笑ってくれる時とか、「こうちゃんのばーか!」って俺のこと低レベルすぎる語彙力でバカにしてくる時とか。
女性らしいは嘘だわ、嘘嘘。
俺は麗結ちゃんが、好きなんだ。
「はぁ...」
今日2度目のため息。
告白なんてできねぇなぁ...出来るわけない。
だって、告白なんかして彼女のありのままの姿を見られなくなったり、気まずくなったりしたら1番最悪だ。
「はぁ...」
「どうしたの?」
伊沢さんと麗結ちゃんがいなくなって1人の部屋に響いたのは俺以外のため息。
振り向くと悲しそうな顔をした彼女が立っていた。