ep.3 眠たい彼と。 / izw
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
静かだなぁ、と思ってちらっと左斜め上に視線をむける。
そこには確かに拓司くんがいる。
彼が見たいと言った番組なのに、やはり疲れているのかウトウトしてる。
「麗結ーただいまー」
「あれ?びっくりしたなぁ。今日早く終わったの?」
「ん?いや、麗結に会いたい気分だったから来ちゃった」
「それは嬉しいけど...」
「あ、鍵かけ忘れた」
ひとりでバライティ番組を見ながら夕飯を食べていると、大きなリュックサックを背負った拓司くんが帰ってきた。
お互いの部屋の合鍵を持っているから、彼が普通に入った来たことに驚いた訳では無い。
今日はテレビ番組の撮影でいつ終わるか分からないし、いつも以上に疲れるから行けないわ、って昨日言ってたはずなのに彼が現れたから。
「カレー美味そー」
「鍵かけてきてくれた?」と聞くと「ん、もちろん」と返事をしてカレーを食べる私の向かい側に座る。
俺の分は?とでも言うように目をキラキラさせながら「美味そうだなー」ってカレーを見る。
「お鍋にあるよ」
「よっしゃー!食う!麗結のカレー久々ー!」
「私準備するから拓司くんは座ってて、疲れたでしょ?」
出来れば来る時は前もって連絡して欲しい。
今日みたいに夕飯用意できてる時ばっかりじゃないんだから。
多分拓司くんもそれをわかってて「俺の分もある?」って聞かなかったんだと思うけど。
嬉しそうな顔して立ち上がった拓司くんを止めて、キッチンに向かう。
止めたはずなのに、あとからトコトコと着いてくる彼の足音。
「疲れてないよ!麗結の顔みたら吹っ飛んだし!麗結飯食ってるじゃん、自分で出来るから」
「もー!2人で来る必要ないでしょー」
「んー...じゃあ俺後ろからくっついてる担当ね」
カレー用の器を食器棚から出してご飯をよそうために炊飯器の横のしゃもじを掴むと、私の真後ろにぴったりくっついた彼の腕がお腹あたりに回されて、私の首元に顔を埋める。
「いー匂い」
「お腹すいてる時のご飯っていい匂いだよね」
「んー?まあそれもそうだね」
カレーかけたいんだけどなぁ、全く離れてくれる気配なしです。
そこには確かに拓司くんがいる。
彼が見たいと言った番組なのに、やはり疲れているのかウトウトしてる。
「麗結ーただいまー」
「あれ?びっくりしたなぁ。今日早く終わったの?」
「ん?いや、麗結に会いたい気分だったから来ちゃった」
「それは嬉しいけど...」
「あ、鍵かけ忘れた」
ひとりでバライティ番組を見ながら夕飯を食べていると、大きなリュックサックを背負った拓司くんが帰ってきた。
お互いの部屋の合鍵を持っているから、彼が普通に入った来たことに驚いた訳では無い。
今日はテレビ番組の撮影でいつ終わるか分からないし、いつも以上に疲れるから行けないわ、って昨日言ってたはずなのに彼が現れたから。
「カレー美味そー」
「鍵かけてきてくれた?」と聞くと「ん、もちろん」と返事をしてカレーを食べる私の向かい側に座る。
俺の分は?とでも言うように目をキラキラさせながら「美味そうだなー」ってカレーを見る。
「お鍋にあるよ」
「よっしゃー!食う!麗結のカレー久々ー!」
「私準備するから拓司くんは座ってて、疲れたでしょ?」
出来れば来る時は前もって連絡して欲しい。
今日みたいに夕飯用意できてる時ばっかりじゃないんだから。
多分拓司くんもそれをわかってて「俺の分もある?」って聞かなかったんだと思うけど。
嬉しそうな顔して立ち上がった拓司くんを止めて、キッチンに向かう。
止めたはずなのに、あとからトコトコと着いてくる彼の足音。
「疲れてないよ!麗結の顔みたら吹っ飛んだし!麗結飯食ってるじゃん、自分で出来るから」
「もー!2人で来る必要ないでしょー」
「んー...じゃあ俺後ろからくっついてる担当ね」
カレー用の器を食器棚から出してご飯をよそうために炊飯器の横のしゃもじを掴むと、私の真後ろにぴったりくっついた彼の腕がお腹あたりに回されて、私の首元に顔を埋める。
「いー匂い」
「お腹すいてる時のご飯っていい匂いだよね」
「んー?まあそれもそうだね」
カレーかけたいんだけどなぁ、全く離れてくれる気配なしです。