基地記録

2025年5月超残狂、幻影の遺灰の振り返り

2025/05/11 22:08
まず新刊を手に取っていただいた方々本当にありがとうございました。すでにあたたかい感想をいただいていてすごく嬉しいです。なんというか本の内容的にではなく諸々の精神的にもう書けないよ〜って思う瞬間、期間がかなり多かったので数年かかりましたし反省点沢山あります(個人的に改善するだけなので書きません)が形にできて良かったです。

表紙すごいので見てください、この一心です。スペースで手伝ってくれていた友人が描いてくれました。箔押しもめっちゃ綺麗です。本当にありがとうございました。

内容についてはあまり触れませんが途中で二万字全ボツにして書き直した経緯があります。それ自体はそんなに辛くなかったですが何を書くにも全ボツの恐怖が付き纏うようになりました(逆に言えば慎重さと丁寧さが向上しました)。でも作品のクオリティは上がったのでやはりボツは大事です。

タイトルの「心象風景」は太宰治の「二十世紀旗手」からです。
『二度とふたたびお逢いできぬだろう心もとなさ、謂わば私のゴルゴタ、訳けば髑髏、ああ、この荒涼の心象風景への明確なる認定が言わせた老いの繰りごと』
引用しました、この部分です。特に深い意味はないです、読んでていいなと思ったので……でも本の中での意味的には「夢」とかが近い単語だと思います。表紙との親和性が一番良かったと思います。
他の案には「熱平衡」(ラストから)「七弦琴」(初期の構想から)などがありました。
基本的にネーミングセンスが皆無なので気にしないで欲しいです。
そしてこれは多分気付かれないと思うのでここで言いますが、バルクとベインと別れるまでの語り手は悪夢のつもりです。でもこれはそれっぽくできているときと全くできていないときがあるので失敗しています、すみません!
完成系と全く違いますが書き始めた当初(再会の時直後くらい)ではざっくり言うとオルフェウスがアリスちゃんのお誕生日のために書いた話って設定でした、不可能すぎるのと記憶の灰塵やらなんやらの齟齬でやめました。あとトレイシーちゃんとヴィオレッタちゃんが出る予定でした。

5月5日の幻影の遺灰プレイベントも楽しかったです。通頒で手に取っていただいた方、会場内でお話してくださった方、遊んでくださった方、そして主催者様ありがとうございました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今後の予定としては来年五月の超残狂に出られたらと思っています。COA8の話を背幅1cmブックケース入り二冊構成でつくろうと思っていますがよく分かりません。公式報道を出すか出さないかで永遠に迷っています。

改めて今回の超残狂は初めてのサークル参加でしたがとても楽しかったです。本当にありがとうございました。

コメント

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  • こぺつ (非ログイン)2025/05/11 22:23

    構想から原稿からイベントの準備等お疲れ様でした

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    • がらごろ美月2025/05/12 15:37

      ありがとうございます!!

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