呪術師、一文字の長と話す。前編
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『けど今回は何も持ってきていないので、山鳥毛様はタダ働きになってしまいます』
「そんなことはない。私は君と出会えたことだけで十分な土産だ。それに私の地元を荒らす不届き者を見過ごす訳にはいかない」
どうやら山鳥毛も意見を曲げる気はないらしい
ここまで来たら最後まで付き合う、そう言おうとしているのがひしひしと伝わってくる
『…力を貸していただけるのは嬉しいのですが、貴方の本体がここの付近にあるとすると、どこまで動けるか分かりません』
要するにここからどれだけ離れた場所で呪霊の本体を倒すか分からないのに、力を借りるなど簡単には言えなかった
「それならば……トワのこれを使えばいいだろう?」
山鳥毛はトワの髪を纏めとめている簪に触れた
『!これは…確かに……出来るとは思うけど、』
トワの使っている簪は髪を纏めるための簪であると同時に、トワの呪具であり、トワが力を込めると、一振の刀として顕現し、たまに近接戦闘の穴埋めのために使っているものだった
しっかりと材質は玉鋼で出来ていて、少し重さがあるくらいだ
「これを依代として私の魂を分霊するんだ」
『上手くいくかどうか……』
「不安か?」
『だって…もし失敗して貴方の本体に何か支障があったらわたしが生きているうちの収入で直せる気がしないもの』
「…ハハハハッ。そういうことが言えるなら大丈夫だ」
山鳥毛は愉快そうに笑いながら言った
「大丈夫だ。必ず上手くいく」
『本当に?信じますからね、その言葉』
トワも山鳥毛に見つめられて覚悟を決めたのか、簪を髪から抜いた
両の手のひらに依代の簪を乗せて、山鳥毛もその上に手を重ねた
『─────刀派 福岡一文字…号 山鳥毛。どうか、わたくしに力をお貸しくださいませ』
重なり合った手のひらから朱色の光が溢れ出した
「福岡一文字、号して山鳥毛───力をお貸ししよう。好きに使ってくれよ───今代の主よ」
~END~
「そんなことはない。私は君と出会えたことだけで十分な土産だ。それに私の地元を荒らす不届き者を見過ごす訳にはいかない」
どうやら山鳥毛も意見を曲げる気はないらしい
ここまで来たら最後まで付き合う、そう言おうとしているのがひしひしと伝わってくる
『…力を貸していただけるのは嬉しいのですが、貴方の本体がここの付近にあるとすると、どこまで動けるか分かりません』
要するにここからどれだけ離れた場所で呪霊の本体を倒すか分からないのに、力を借りるなど簡単には言えなかった
「それならば……トワのこれを使えばいいだろう?」
山鳥毛はトワの髪を纏めとめている簪に触れた
『!これは…確かに……出来るとは思うけど、』
トワの使っている簪は髪を纏めるための簪であると同時に、トワの呪具であり、トワが力を込めると、一振の刀として顕現し、たまに近接戦闘の穴埋めのために使っているものだった
しっかりと材質は玉鋼で出来ていて、少し重さがあるくらいだ
「これを依代として私の魂を分霊するんだ」
『上手くいくかどうか……』
「不安か?」
『だって…もし失敗して貴方の本体に何か支障があったらわたしが生きているうちの収入で直せる気がしないもの』
「…ハハハハッ。そういうことが言えるなら大丈夫だ」
山鳥毛は愉快そうに笑いながら言った
「大丈夫だ。必ず上手くいく」
『本当に?信じますからね、その言葉』
トワも山鳥毛に見つめられて覚悟を決めたのか、簪を髪から抜いた
両の手のひらに依代の簪を乗せて、山鳥毛もその上に手を重ねた
『─────刀派 福岡一文字…号 山鳥毛。どうか、わたくしに力をお貸しくださいませ』
重なり合った手のひらから朱色の光が溢れ出した
「福岡一文字、号して山鳥毛───力をお貸ししよう。好きに使ってくれよ───今代の主よ」
~END~