呪術師、国宝と話す。
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『目撃情報少ないですね…』
「えぇ、かなり少ないですね」
トワはとある任務で伊地知と行動していた
しかし今回の呪霊は行動時間が夜中で短いらしく、時間帯のせいか事件の関係者自体も少ないようで、解決まで時間がかかりそうだった
『……………仕方ない』
「え?」
『これはここら辺にずっといてここら辺に詳しいモノに聞くしかないですね 』
トワは携帯で地図を見ながら言った
「者?」
伊地知はトワが自分の知らないところでここら辺に詳しい人物と繋がりがあるのだろうか?と考えた
『伊地知さん、お願いがあります』
「はい」
『“ココ”の近くまで車出してもらえますか』
トワは携帯で出した地図を伊地知に見せる
「……ええ、構いませんけど」
****
「ここは…………」
伊地知は言われた通りの場所まで車を出した
『後は任せてください。なにか情報掴んで来ます』
トワは深呼吸をしてから、結界で足場を作り、とある建物の近くまで結界で行ってしまった
「(一体誰から情報を……?)」
伊地知は目を凝らしてトワの姿を追う
姿はかなり小さくなってしまったが、肉眼で確認ができる大きさだ
トワは空中で留まると目を瞑り何かを口ずさんだように見えた
「─────は………?」
伊地知の目にはトワの前に突如現れた人型に目を丸めた
「なんだ、あれ─────」
それは呪霊ではなかったが、紛れもなく人間ですらなかった
****
「うむ、久しいなトワ」
トワの目の前に現れたのは狩衣のような服装をした見た目も美しい男だった
『お久しぶりです、三日月宗近様』
トワが呼んだ名前は日本の国宝に指定されているあの刀の名前だった
目の前に現れたのは国宝・三日月宗近の付喪神だ
「今日は“ちょこれいと”なるものは持ってきてくれたか?」
『持ってきました』
トワは袋からチョコレートを取り出し(ここにくる前にコンビニで買った)三日月宗近に渡した
「うむ、やはり現代の甘味は美味だ」
三日月宗近は慣れた手つきで包装袋を破いて、チョコレートを口に放り込んだ
トワは見慣れているようだが、一体誰が国宝の付喪神がチョコレートを頬張る姿を想像するだろう
「……して、ここにやって来たということは何やらまた厄介事か?」
『最近騒がしくないですか?特に丑の刻辺りから寅の刻の間くらいに』
「そうだな…確かに騒がしいな」
『やっぱり…丑の刻と寅の刻…どっちよりですか?』
「寅の刻だな。場所はそうだな……割と騒がしいところだ」
三日月宗近は目を細めて言う
『騒がしい…?』
「そうだ…人間が集まる…特に辰の刻の間に…」
『朝に人が集まる……あ、駅……!』
「うむ、恐らくその駅?とやらだろうな」
トワは自分の頭の中で伊地知からもらっている情報と今三日月宗近からもらった情報を整理する
「すまんな、もう少し詳しく教えてやりたいが……何分本体がここから離れられぬ故…」
三日月宗近は少し残念そうな顔を見せた
「“展示”とやらがあればもう少し動けるんだが」
やはり本体があるところからの移動は制限をされるらしく、三日月宗近はここら一体から先へは行動が出来ないようだ
『仕方ありません、貴方は国の宝ですから』
「しかし俺は武器だ…出来ることならもう一度、武器として動きたいものだ。せっかくこうして俺のようなモノと話せる面白い人間が現れたというのに」
『…………もし、動けるようになったらもっと力添えしていただけますか』
トワは三日月宗近の目を見ながら言った
三日月宗近の瞳は夜空のような色をしている
それはずっとみていると吸い込まれそうだな、といつも思っていた
「あぁ、勿論だ。また甘味を持ってきてくれたら手を貸そう」
『甘味でいいんですか…』
甘味で神様を動かせるとは誰も想像しないだろう
「トワはいつも美味しい甘味を持ってきてくれるからな。それに良い力を持っている。俺はそういう者に使われたい」
三日月宗近は目を細めてトワの髪に触れた
『…甘味で良いのならもっと沢山持ってきます。勿論、ちょっと高くて美味しいものを』
髪に触れる手にトワもそっと触れるが、三日月宗近の手はひんやりと鉄のように冷たい
「うむ、期待しているぞ」
『はい。今回も無事解決出来たらお礼と報告に参りますね』
「お礼はおはぎがいい」
『おはぎ…必ず持ってきます!』
トワは三日月宗近にお礼を言ってから、結界で下まで下っていった
「また、おいで────」
じじいは長生きだからな、話相手にだってなってやるぞ
~END~
(おはぎか…どこのが美味しいんだ?)
次ページでおまけ→→→
「えぇ、かなり少ないですね」
トワはとある任務で伊地知と行動していた
しかし今回の呪霊は行動時間が夜中で短いらしく、時間帯のせいか事件の関係者自体も少ないようで、解決まで時間がかかりそうだった
『……………仕方ない』
「え?」
『これはここら辺にずっといてここら辺に詳しいモノに聞くしかないですね 』
トワは携帯で地図を見ながら言った
「者?」
伊地知はトワが自分の知らないところでここら辺に詳しい人物と繋がりがあるのだろうか?と考えた
『伊地知さん、お願いがあります』
「はい」
『“ココ”の近くまで車出してもらえますか』
トワは携帯で出した地図を伊地知に見せる
「……ええ、構いませんけど」
****
「ここは…………」
伊地知は言われた通りの場所まで車を出した
『後は任せてください。なにか情報掴んで来ます』
トワは深呼吸をしてから、結界で足場を作り、とある建物の近くまで結界で行ってしまった
「(一体誰から情報を……?)」
伊地知は目を凝らしてトワの姿を追う
姿はかなり小さくなってしまったが、肉眼で確認ができる大きさだ
トワは空中で留まると目を瞑り何かを口ずさんだように見えた
「─────は………?」
伊地知の目にはトワの前に突如現れた人型に目を丸めた
「なんだ、あれ─────」
それは呪霊ではなかったが、紛れもなく人間ですらなかった
****
「うむ、久しいなトワ」
トワの目の前に現れたのは狩衣のような服装をした見た目も美しい男だった
『お久しぶりです、三日月宗近様』
トワが呼んだ名前は日本の国宝に指定されているあの刀の名前だった
目の前に現れたのは国宝・三日月宗近の付喪神だ
「今日は“ちょこれいと”なるものは持ってきてくれたか?」
『持ってきました』
トワは袋からチョコレートを取り出し(ここにくる前にコンビニで買った)三日月宗近に渡した
「うむ、やはり現代の甘味は美味だ」
三日月宗近は慣れた手つきで包装袋を破いて、チョコレートを口に放り込んだ
トワは見慣れているようだが、一体誰が国宝の付喪神がチョコレートを頬張る姿を想像するだろう
「……して、ここにやって来たということは何やらまた厄介事か?」
『最近騒がしくないですか?特に丑の刻辺りから寅の刻の間くらいに』
「そうだな…確かに騒がしいな」
『やっぱり…丑の刻と寅の刻…どっちよりですか?』
「寅の刻だな。場所はそうだな……割と騒がしいところだ」
三日月宗近は目を細めて言う
『騒がしい…?』
「そうだ…人間が集まる…特に辰の刻の間に…」
『朝に人が集まる……あ、駅……!』
「うむ、恐らくその駅?とやらだろうな」
トワは自分の頭の中で伊地知からもらっている情報と今三日月宗近からもらった情報を整理する
「すまんな、もう少し詳しく教えてやりたいが……何分本体がここから離れられぬ故…」
三日月宗近は少し残念そうな顔を見せた
「“展示”とやらがあればもう少し動けるんだが」
やはり本体があるところからの移動は制限をされるらしく、三日月宗近はここら一体から先へは行動が出来ないようだ
『仕方ありません、貴方は国の宝ですから』
「しかし俺は武器だ…出来ることならもう一度、武器として動きたいものだ。せっかくこうして俺のようなモノと話せる面白い人間が現れたというのに」
『…………もし、動けるようになったらもっと力添えしていただけますか』
トワは三日月宗近の目を見ながら言った
三日月宗近の瞳は夜空のような色をしている
それはずっとみていると吸い込まれそうだな、といつも思っていた
「あぁ、勿論だ。また甘味を持ってきてくれたら手を貸そう」
『甘味でいいんですか…』
甘味で神様を動かせるとは誰も想像しないだろう
「トワはいつも美味しい甘味を持ってきてくれるからな。それに良い力を持っている。俺はそういう者に使われたい」
三日月宗近は目を細めてトワの髪に触れた
『…甘味で良いのならもっと沢山持ってきます。勿論、ちょっと高くて美味しいものを』
髪に触れる手にトワもそっと触れるが、三日月宗近の手はひんやりと鉄のように冷たい
「うむ、期待しているぞ」
『はい。今回も無事解決出来たらお礼と報告に参りますね』
「お礼はおはぎがいい」
『おはぎ…必ず持ってきます!』
トワは三日月宗近にお礼を言ってから、結界で下まで下っていった
「また、おいで────」
じじいは長生きだからな、話相手にだってなってやるぞ
~END~
(おはぎか…どこのが美味しいんだ?)
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