見えないベールで
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「…………………間白さん、大丈夫スか」
『……………え?あ、大丈夫です?』
「めっちゃ疑問形な辺り全く大丈夫じゃないっスね」
新田はトワを見て眉毛を八の字にさせた
明らかに面倒だと思っているのがヒシヒシと感じられるからだ
『すみません…わたし、仕事選べる立場じゃないのに…』
「や!そんなこと言わないでください!私もまさかこんな感じの依頼者だとは知らなかったし!」
今回の任務の依頼者はどうやら中々の尻軽らしくトワはだんだん言い寄られるのが億劫になってきていたのだった
相手は年上で依頼金もそれなりに大きいため、あまりぞんざいな対応もできないでいた
「でも今回で祓えば終わりっスから!それに今日は一年の子来ますし!」
新田はなるべくトワの気持ちのベクトルを変えようと必死になる
『そうだった…野薔薇ちゃん来るんだった』
今回の呪霊は最終的には一年生に祓わせたいらしくトワは先輩として、また卒業後を見据えて下調べをしっかりし、現状を通じて一年生にどう祓わせるか見守り必要があれば祓う手伝いをする、というのが今回の一連の流れだった
ただでさえ自分が祓うことが前提ではないため、いつもと違う頭を使うのに依頼者が少し厄介だと気が張って仕方ないのだ
『頑張ります』
「終わったら甘いもの食べに行きませんか」
『新田さん…!行きたいです!』
新田からの誘いにトワのやる気が少し上がった
「…………あ、七海サンだ。お疲れ様です」
『お疲れ様です』
校内を歩いていると何か別件で来ていたと思われる七海と出会した
「お疲れ様です、これから任務ですか」
『はい』
「…疲れているようですが大丈夫ですか?」
『えっ、そんなことないです、はい』
トワは七海から視線を逸らして答えた
その為、七海の視線は新田に向かう
「今回の依頼者、間白さんに色目使って来るんスよ」
「…………間白さんに?」
「そうっス。それで間白さんも疲れてて…」
『す、すみません……こういうのも上手くスルーして任務こなせないといけないのに…』
トワは七海の視線に耐えられず新田の背中に隠れた
「七海さん、何かないっスか?相手の男黙らせる方法。相手マジしつこいんスよ」
「分かりました、黙らせればいいんですね?相手の男を」
「そうっス」
「少し待っててくれますか?時間大丈夫ですか?」
「まだ少しあるんで大丈夫っス!」
七海はここで待っていてください、と行ってトワたちの前からいなくなった
『新田さん?これ大丈夫なやつ?』
「大丈夫っスよ。七海さんなら何かいい方法必ず教えてくれるっスよ」
新田もだが色んな人が七海に信頼を寄せているのは知っているので、トワは新田の言葉を信じる
「お待たせしました」
少しすると七海が戻ってきた
「間白さん、こちらへ」
『は、い……』
トワは言われた通り、新田から離れて立つ
『ん……ん!?』
離れて立った途端自分に向かって何やら霧状のものが何プッシュか吹きかけられた
途端に何やら香りに包まれる
『香水……?』
トワは自分に吹きかけられた香りを嗅ぐ
それは七海が普段使っている香水と同じ香りだった
「えぇ、虫除けですよ」
『虫除け…………』
その意味を理解したトワは顔が赤くなるのを感じた
つまり男の影を匂わせる作戦だった
『い、いいんですか……』
「えぇ、勿論。きっとこれで寄ってこないですよ。なんならちゃんとつけますか?」
七海は自身の手首と首筋を指さした
『ん、え、あ、大丈夫です。十分です!』
「そうですか、では頑張ってきて下さい。それと、」
『…………?』
「それでもしつこかったから、ちゃんと相談しに来てください」
『!りょ、了解しました』
さらっとかっこいいことを言われトワの顔は茹で蛸状態だった
「それじゃあ準備も整ったんでいきましょう!間白さん!七海さん本当にありがとうございました!」
『行ってきます…!』
新田はトワの肩を押しながら七海に頭を下げ、トワにバレないようこっそりと七海に親指を立てて行ったのだった
~END~
(うわトワ先輩めっちゃオス臭い)(!?!?)(言い方……!)
NEXTおまけ→→→→
『……………え?あ、大丈夫です?』
「めっちゃ疑問形な辺り全く大丈夫じゃないっスね」
新田はトワを見て眉毛を八の字にさせた
明らかに面倒だと思っているのがヒシヒシと感じられるからだ
『すみません…わたし、仕事選べる立場じゃないのに…』
「や!そんなこと言わないでください!私もまさかこんな感じの依頼者だとは知らなかったし!」
今回の任務の依頼者はどうやら中々の尻軽らしくトワはだんだん言い寄られるのが億劫になってきていたのだった
相手は年上で依頼金もそれなりに大きいため、あまりぞんざいな対応もできないでいた
「でも今回で祓えば終わりっスから!それに今日は一年の子来ますし!」
新田はなるべくトワの気持ちのベクトルを変えようと必死になる
『そうだった…野薔薇ちゃん来るんだった』
今回の呪霊は最終的には一年生に祓わせたいらしくトワは先輩として、また卒業後を見据えて下調べをしっかりし、現状を通じて一年生にどう祓わせるか見守り必要があれば祓う手伝いをする、というのが今回の一連の流れだった
ただでさえ自分が祓うことが前提ではないため、いつもと違う頭を使うのに依頼者が少し厄介だと気が張って仕方ないのだ
『頑張ります』
「終わったら甘いもの食べに行きませんか」
『新田さん…!行きたいです!』
新田からの誘いにトワのやる気が少し上がった
「…………あ、七海サンだ。お疲れ様です」
『お疲れ様です』
校内を歩いていると何か別件で来ていたと思われる七海と出会した
「お疲れ様です、これから任務ですか」
『はい』
「…疲れているようですが大丈夫ですか?」
『えっ、そんなことないです、はい』
トワは七海から視線を逸らして答えた
その為、七海の視線は新田に向かう
「今回の依頼者、間白さんに色目使って来るんスよ」
「…………間白さんに?」
「そうっス。それで間白さんも疲れてて…」
『す、すみません……こういうのも上手くスルーして任務こなせないといけないのに…』
トワは七海の視線に耐えられず新田の背中に隠れた
「七海さん、何かないっスか?相手の男黙らせる方法。相手マジしつこいんスよ」
「分かりました、黙らせればいいんですね?相手の男を」
「そうっス」
「少し待っててくれますか?時間大丈夫ですか?」
「まだ少しあるんで大丈夫っス!」
七海はここで待っていてください、と行ってトワたちの前からいなくなった
『新田さん?これ大丈夫なやつ?』
「大丈夫っスよ。七海さんなら何かいい方法必ず教えてくれるっスよ」
新田もだが色んな人が七海に信頼を寄せているのは知っているので、トワは新田の言葉を信じる
「お待たせしました」
少しすると七海が戻ってきた
「間白さん、こちらへ」
『は、い……』
トワは言われた通り、新田から離れて立つ
『ん……ん!?』
離れて立った途端自分に向かって何やら霧状のものが何プッシュか吹きかけられた
途端に何やら香りに包まれる
『香水……?』
トワは自分に吹きかけられた香りを嗅ぐ
それは七海が普段使っている香水と同じ香りだった
「えぇ、虫除けですよ」
『虫除け…………』
その意味を理解したトワは顔が赤くなるのを感じた
つまり男の影を匂わせる作戦だった
『い、いいんですか……』
「えぇ、勿論。きっとこれで寄ってこないですよ。なんならちゃんとつけますか?」
七海は自身の手首と首筋を指さした
『ん、え、あ、大丈夫です。十分です!』
「そうですか、では頑張ってきて下さい。それと、」
『…………?』
「それでもしつこかったから、ちゃんと相談しに来てください」
『!りょ、了解しました』
さらっとかっこいいことを言われトワの顔は茹で蛸状態だった
「それじゃあ準備も整ったんでいきましょう!間白さん!七海さん本当にありがとうございました!」
『行ってきます…!』
新田はトワの肩を押しながら七海に頭を下げ、トワにバレないようこっそりと七海に親指を立てて行ったのだった
~END~
(うわトワ先輩めっちゃオス臭い)(!?!?)(言い方……!)
NEXTおまけ→→→→