その時間は有意義である
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『伊地知さん、一時です』
「…………………はい?そうですね?」
『すみませんやっぱり今のナシで』
トワは自分の顔を両手で隠しながら言った
「え!?どうしました!?」
『“伊地知”と“一時”似てるなーって思っていつか一緒のとき言いたいってずっと思ってて……』
「あぁ、なるほど…そういうことですか」
伊地知は車内の時計を見ながら言った
ようやくトワの考えていたことを理解した
『最近…というかいつも忙しそうだから、なんかふと笑ってもらえたら嬉しいなーって思って……』
トワは顔を覆う指の隙間から運転席の伊地知をチラリと覗く
『くだらなくてすみません…』
「そんなことないですよ」
『…本当ですか?』
「えぇ、間白さんのそういう優しいところとても良いと思います」
伊地知は表情を柔らかくして言った
間違ったことは言っていない
トワは空気も読めるし、後輩にも優しい
こうして窓の人とも人見知りせず、話すところは印象がいい
「まさか自分の名字がギャグの対象になるとは…」
『サムいやつですみません』
「そんなことないですよ」
『本当ですか?』
「えぇ、時間も時間ですからお昼食べていきますか?」
『お昼…食べたいです』
「ここから少し車で走ったところにある喫茶店のオムライス美味しいんですよ」
伊地知は携帯で場所を再確認しながら答える
『オムライス…!食べたいです。究極にお腹減りました!』
オムライスの一言でトワの目が輝いた
流石に朝から動いていたせいか、お腹はすっからかんだ
「ではそこにしましょう」
伊地知はカーステレオを弄り、ジャズをかけてアクセルを踏んだ
~END~
(あ、この曲…)(間白さんの好きな曲も把握済みですよ)(!!うれしい…)