素直な酔いどれ
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『おかえりなさ…い……』
「ただいま戻りました」
飲み会から帰ってきた七海は頬が火照っていて、目もとろんとしていた
『大丈夫ですか?』
「えぇ」
当の本人は大丈夫だと言っているが多分、相当飲んできたのが雰囲気から伝わるし、キツいお酒の香りが漂っている
七海は靴を脱いでリビングに向かいソファに雪崩るように腰を下ろした
トワは七海が無事にソファにたどり着いたことを確認して、キッチンへ向かう
冷蔵庫に差し入れでもらった緑茶のペットボトルがあることを思い出したからだ
『建人さん、お茶のんで下さい』
トワはペットボトルのキャップを外して七海に渡す
七海は素直にそれを受け取りぐびぐびとお茶を飲んでいく
「トワ」
『…?』
飲んだお茶を渡されると七海がトワを呼んだ
「貴女は本当に優しいですね」
『ありがとうございます』
「そして素直だ」
突然の褒め殺しが始まり思わずトワもにやける
「大変な任務もいつも文句一つ言わずにこなす」
『それは建人さんも一緒です』
「そうやって謙遜も出来る」
『わたしも大人になりましたので』
いつまでこのやり取りが続くのだろうと思いながらも返事はちゃんとする
前に適当に答えて拗ねられたことがあるからだ
「そんなトワの恋人の私は幸せ者だ」
『……………えっわぁ』
七海はトワの手を引きすっぽりと抱きしめた
トワの鼻腔に強いお酒の香りが広がった
「好きですよ、トワ」
七海の低い声が耳を支配する
低いけど怖くはないその声はビターチョコレートのようだ
『建人さん、わたしの……恋人で幸せ?』
「えぇ、とても。今が一番と思えるくらい」
初めて聞く答えにトワも顔が熱くなる
「私はこの幸せを手放したくない。ずっとこの手の中にしまっておきたい」
七海は抱きしめた手でトワの背中を撫でる
その感触を改めて確かめるように、ゆっくりと
『しまってください。わたしが離れないように』
トワもそれに答えるように七海の首に腕を回した
「離れたりしたら許しませんよ」
『肝に銘じておきます』
「もうめんどくさいでこのまま寝ますね」
『え、突然の寝る発言?わ、ぁ』
七海はトワを抱きしめたまま横になってしまった
『(本当に寝るんだ……嘘でしょ……)』
トワは妙な体制をどうにかしてずらして七海の顔にかかっている眼鏡を外した
『おやすみなさい、建人さん』
~END~
(明日はどういう顔でいればいいかな)
例によりNEXTおまけ→→→→
「ただいま戻りました」
飲み会から帰ってきた七海は頬が火照っていて、目もとろんとしていた
『大丈夫ですか?』
「えぇ」
当の本人は大丈夫だと言っているが多分、相当飲んできたのが雰囲気から伝わるし、キツいお酒の香りが漂っている
七海は靴を脱いでリビングに向かいソファに雪崩るように腰を下ろした
トワは七海が無事にソファにたどり着いたことを確認して、キッチンへ向かう
冷蔵庫に差し入れでもらった緑茶のペットボトルがあることを思い出したからだ
『建人さん、お茶のんで下さい』
トワはペットボトルのキャップを外して七海に渡す
七海は素直にそれを受け取りぐびぐびとお茶を飲んでいく
「トワ」
『…?』
飲んだお茶を渡されると七海がトワを呼んだ
「貴女は本当に優しいですね」
『ありがとうございます』
「そして素直だ」
突然の褒め殺しが始まり思わずトワもにやける
「大変な任務もいつも文句一つ言わずにこなす」
『それは建人さんも一緒です』
「そうやって謙遜も出来る」
『わたしも大人になりましたので』
いつまでこのやり取りが続くのだろうと思いながらも返事はちゃんとする
前に適当に答えて拗ねられたことがあるからだ
「そんなトワの恋人の私は幸せ者だ」
『……………えっわぁ』
七海はトワの手を引きすっぽりと抱きしめた
トワの鼻腔に強いお酒の香りが広がった
「好きですよ、トワ」
七海の低い声が耳を支配する
低いけど怖くはないその声はビターチョコレートのようだ
『建人さん、わたしの……恋人で幸せ?』
「えぇ、とても。今が一番と思えるくらい」
初めて聞く答えにトワも顔が熱くなる
「私はこの幸せを手放したくない。ずっとこの手の中にしまっておきたい」
七海は抱きしめた手でトワの背中を撫でる
その感触を改めて確かめるように、ゆっくりと
『しまってください。わたしが離れないように』
トワもそれに答えるように七海の首に腕を回した
「離れたりしたら許しませんよ」
『肝に銘じておきます』
「もうめんどくさいでこのまま寝ますね」
『え、突然の寝る発言?わ、ぁ』
七海はトワを抱きしめたまま横になってしまった
『(本当に寝るんだ……嘘でしょ……)』
トワは妙な体制をどうにかしてずらして七海の顔にかかっている眼鏡を外した
『おやすみなさい、建人さん』
~END~
(明日はどういう顔でいればいいかな)
例によりNEXTおまけ→→→→