猪野先輩と
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『先輩お願い助けてください』
「………いやあのね、間白」
『お願いします黙って倒してください』
「いや倒すけど…」
猪野は困ったような呆れたような口ぶりでそう言いながらため息をついた
後輩であるトワとの任務を終えて帰る予定だったが、思わぬ邪魔者が降臨したため、帰れなくなっていた
「そんなに嫌?ゴキブ、」
『うわー!その名前を出さないでくださいー!』
「間白…ちょ、腰痛いんだけど…」
降臨した生物の名前を言おうとした途端、トワは猪野の背中に抱きつき顔を埋めた
どうやら本気で嫌らしく、視界にも入れたくないし名前も聞きたくないようだ
「てか、間白の結界術で一発じゃん」
トワの術は中・遠距離タイプの術だ
苦手なものを相手にするには遠くから狙うため姿もなるべく視界に入らないようにも出来るため仕留めるには向いている
『殻みたいの残るから嫌…』
「なるほどね」
理由を聞いて納得した
呪霊を相手にしてたまに残穢が残るのと同じで、有機物等が相手だとそれらの細かいカスのようなものが残るということらしい
「……ハハ」
『笑わなくてもいいじゃないですか…』
「ごめん。なんか間白みたいな奴でもちゃんと苦手なもんあったんだなーって思って」
猪野たちの学年にもトワの術の利便性は伝わっていたし、猪野も何度が彼女と任務を共にしていてその利便性に助けられたこともある
もちろん彼女の人柄の良さも分かっているだけに、苦手なものという弱点が知れたのは嬉しいものでもある
『わたしにだって苦手なものくらいありますよ…』
「可愛い一面が見れて先輩は嬉しいですよ」
『な、馬鹿にしてる…』
「馬鹿にしてないって。それじゃあ可愛い後輩のために倒してこようか」
猪野は自分の腰に引っ付いているトワの腕をぽん、と優しく叩いた
『よろしくお願いします、猪野先輩』
トワは少し恥ずかしそうに言いながら猪野から離れたのだった
~END~
(倒した証拠見るか?)(!?見るわけないでしょう!!)