出張の後に
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『お土産…!』
今日の任務を終えて高専に戻ると、ちょうど札幌出張から帰ってきていた七海と出会った
『ほ、本当にいただいてもいいんですか?』
「えぇ、ささやかですがいつもお世話になっているので」
七海は紙袋をトワに渡す
『ガ●ナだ…!ありがとうございます』
紙袋には出張前にトワが七海にもし時間があったら買ってきて欲しいとお願いしていまものだった
『……あれ、まだ入ってる…!ロ●ズ…!』
紙袋にはお土産で有名なチョコレートも入っていた
『えっいいんですか?』
「どうぞ」
本当に嬉しいのか目をキラキラさせながらトワはお礼を言う
こうも素直に喜んでもらえると、本当に買ってきて良かったな、と七海は思った
『北海道はどうでしたか?』
「あぁ…よく分からないんですが五条さんも一緒だったんですよ」
『え!?五条先生も…』
それだけ厄介な呪いだったのだろうか、と考えてしまう
「任務自体はそこまで大変ではありませんでしたので」
『五条先生と一緒…大変でしたね…』
「分かります?」
『なんとなく』
トワがそう笑って言うと七海も少しだけ表情を和らげた
『美味しいものとか食べれました?』
「はい。ちゃんとじゃがバター食べましたよ」
『おぉ。どうでしたか?』
「美味しかったですよ。ただのじゃがいもとバターだけなのに何故あんなに美味しいんですかね」
『ふふ、北海道のじゃがいもの美味しさナメちゃ駄目ですよ』
トワはこちらに上京してから初めて北海道産ではないじゃがいもを食べたが、やはり地元産の方が美味しいなと実感することになった
何でもそうだが自分の地元のものが美味しいと褒められるのは嬉しいものだ
「あと、あの地下歩道は凄いですね」
『駅と直結してるんで、冬の雪の多い時期は足元の悪い雪道を歩かなくて良くなるんですよ』
「なるほど、そういう意味もあるのか」
雪の多い地域ならでは考えに七海は感心する
『でもいいなー…札幌出張…』
「間白さんは北海道方面への出張任務はまだ?」
『はい…いつも西日本方面ばかりで…東北も全然行ったことないんですよ』
出身地方面への出張任務はさせない方針なのだろうか
雪国出身の彼女に暑い西日本方面ばかりの任務をさせるのはいかがなものかとも思うが
「そのうち行けると思いますよ」
『そうですかね?』
「……いつか北海道への出張任務、一緒だったら美味しいものや観光スポット案内していただけますか?」
『!します!一緒に海鮮丼食べたいです。あ、勿論海鮮丼以外も…』
こんないつ訪れるか、もしかしたら一生果たせずままになるかもしれない約束だが、彼女とならそんな約束でもしておきたくなる
「あ!トワいた!先生が今日の任務報告書今日中に必ず出せって言ってたぞ!」
廊下の向こうからトワを呼ぶ声がした
同級生の甘利響だ
『わかった!今教室戻るー!』
「すみません、長々と話してしまい」
『そんなことないです。わたしも久しぶりに七海さんとお話出来て嬉しかったです』
「報告書、頑張って仕上げください」
『ありがとうございます』
トワはもう一度お土産ありがとうございました、と七海に頭を下げて廊下を歩いて行った
曲がり角で彼女が嬉しいそうに七海のあげたお土産の入っている紙袋を大切そうに抱えたのが視界に入った
~END~
(卒業後の出張とかあったら手出しそうだな)