お迎え
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「………だからと言って、まだ若いしかも学生にこんなに任務を押し付けるのはどうかと私は思いますがね」
『え…』
「今日だって日曜日なのにこんな隣県にまで来させて……全く学生にまで休日出勤させるとは……」
『休日出勤だなんてそんな……』
「そんななんて言ってはいけませんよ。まるでシフトが上手く組めなくて、仕方なく学生バイトに休みに来させるみたいなやり方……全くこれだから────」
怪訝な顔つきでブツブツと話し出した七海をトワは止めることはできない
「あ、いいですか間白さん」
『は、はい』
「今日の任務の報告書はしっかりと現地に行くまでの交通費と、終わった時間を記入するんですよ」
『わかりました』
「学生だからといって遠慮はいりませんからね。その汚れた制服のクリーニング代もしっかりと記入すること」
『ちゃんと記入します』
トワは忘れそうだな、と思いながら、念の為携帯のメモ機能に入力しておく
『七海さんって本当に優しいですね』
「…突然どうしたんですか」
『いえ…だってわたしみたいなまだ下級の呪術師にこんなにアドバイスしてくれるし…』
「…こんなこと出し惜しみをするほどのものでもないでしょう」
『そんなことないですよ。呪術師としての勉強は学校で出来ても、こういう報告書?とかについては学校はあまり教えてくれないから……』
技術的なことは教わっても、意外とそれ以外のことは教わる機会はない
それこそ七海のような人ではないと分からないことだってたくさんある
『あれ…そう言えばわたし七海さんに色んなこと教えてもらってるな…』
「…………貴女はまだ学生なんですから、大人から色々教えてもらうのは当たり前です」
『はい』
「今日は疲れたでしょう…寮までまだ走りますから、少し寝てもいいですよ」
『えっでも』
「明日からまた学校生活が始まって、報告書も仕上げなくてはいけない。休めるうちに休みなさい」
『………いいんですか』
正直に言うと急な任務でしかも久しぶりに電車の乗り継ぎをして現場に到着し、いつもより疲労感が強いと思っていた
「大人の言うことは大人しく聞きなさい」
『ありがとうございます…』
トワは七海の言葉を聞き、体勢を楽にした
やはり疲れがピークだったのか、一気に瞼が重くなってきた
『…今日………お迎えが七海さんでよかった………』
ぼそりと呟いたその言葉はしっかりと七海の耳に届いていた
「………おやすみ、間白さん」
~END~
(はやく卒業してください)(それじゃないと)
(手が出せないでしょう……?)
『え…』
「今日だって日曜日なのにこんな隣県にまで来させて……全く学生にまで休日出勤させるとは……」
『休日出勤だなんてそんな……』
「そんななんて言ってはいけませんよ。まるでシフトが上手く組めなくて、仕方なく学生バイトに休みに来させるみたいなやり方……全くこれだから────」
怪訝な顔つきでブツブツと話し出した七海をトワは止めることはできない
「あ、いいですか間白さん」
『は、はい』
「今日の任務の報告書はしっかりと現地に行くまでの交通費と、終わった時間を記入するんですよ」
『わかりました』
「学生だからといって遠慮はいりませんからね。その汚れた制服のクリーニング代もしっかりと記入すること」
『ちゃんと記入します』
トワは忘れそうだな、と思いながら、念の為携帯のメモ機能に入力しておく
『七海さんって本当に優しいですね』
「…突然どうしたんですか」
『いえ…だってわたしみたいなまだ下級の呪術師にこんなにアドバイスしてくれるし…』
「…こんなこと出し惜しみをするほどのものでもないでしょう」
『そんなことないですよ。呪術師としての勉強は学校で出来ても、こういう報告書?とかについては学校はあまり教えてくれないから……』
技術的なことは教わっても、意外とそれ以外のことは教わる機会はない
それこそ七海のような人ではないと分からないことだってたくさんある
『あれ…そう言えばわたし七海さんに色んなこと教えてもらってるな…』
「…………貴女はまだ学生なんですから、大人から色々教えてもらうのは当たり前です」
『はい』
「今日は疲れたでしょう…寮までまだ走りますから、少し寝てもいいですよ」
『えっでも』
「明日からまた学校生活が始まって、報告書も仕上げなくてはいけない。休めるうちに休みなさい」
『………いいんですか』
正直に言うと急な任務でしかも久しぶりに電車の乗り継ぎをして現場に到着し、いつもより疲労感が強いと思っていた
「大人の言うことは大人しく聞きなさい」
『ありがとうございます…』
トワは七海の言葉を聞き、体勢を楽にした
やはり疲れがピークだったのか、一気に瞼が重くなってきた
『…今日………お迎えが七海さんでよかった………』
ぼそりと呟いたその言葉はしっかりと七海の耳に届いていた
「………おやすみ、間白さん」
~END~
(はやく卒業してください)(それじゃないと)
(手が出せないでしょう……?)