写して出てきて
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「多分“G”ですね」
「えっ、Gって……あのG」
伊地知の頭の中には例の生き物が過る
「アイツこっち来てなんかの任務で西日本の方行ったときに見てからトラウマらしいから…」
「あー…それは可哀想だ……」
雪国出身のトワには確かにキツイものだろうな、と伊地知も納得してしまう
「あーそれか………」
「それか…?」
「シっ、定位置ついた」
響がその場を制し中の様子を伺う
鏡の前にトワが立つと少しだけ空気が変わった
「(さ、何が出るか見物だな………)」
鏡から鈍色の重い煙が出てトワの周りをたちまち包み込んだ
「(何かなー…?)」
直ぐに煙が晴れ、目を凝らすとそこには見慣れた背の高い男が一人
「げっ、Gってアンタかよ……」
「えっ……五条さん…!?」
煙の中から現れたのは紛れもなく、あの五条悟だった
トワはどこか納得した表情のようにも見える
「“トワの心の中に僕がいて本当に嬉しいよ”」
「(めっちゃ喋るじゃん……)」
より強く苦手意識を持っていれば持っているほど写し出されたモノは本物に近くなると説明はされてはいたが、まさかこんなにはっきりとホンモノに近い形で喋り出すとは思ってもいなかった
それだけ写し出されているモノに苦手意識を持っているということだ
「“でも残念だなぁ…こんな形で写し出されるなんてね”」
写し出された五条が歩き出したため、トワは身構える
「“そんなトワにはお仕置き、だよ”」
『────え…』
写し出された五条がニヤリと笑った瞬間、足元から嫌な音が聞こえた
『ひっ──────!!!!』
「えっソッチも出んのかよ……!」
足元には当初予想していた方の“G”が湧いてきたのだった
「トワ!!こっち戻って来い!!」
響は迷わず教室へ入りトワの手を思い切り引いて教室から出た
そして出たのを確認すると伊地知が扉を閉めるという見事な連携プレーを見せた
「まさかのダブルG……」
トワは腰が抜けたのかその場にへたりこんだ
『………一番見たくない組み合わせだった』
がっつり凹んだトワの声は死んでいる
「大丈夫ですか?」
『すみません伊地知さん…あの、びっくりしてしまって腰が……』
腰を抜かしたらしくトワは立てなくなった
「大丈夫じゃないですね…背負ってとりあえず教室まで送りますね」
『伊地知さん……ありがとうございます……』
トワは響の手を借りて伊地知の背中を借りた
こうして無駄に疲れたお昼を過ごしたトワだった
~END~
(なんかごめんな!)(ううん、こっちこそこんなことで腰抜かして恥ずかしい…)
オマケ→→→→
「えっ、Gって……あのG」
伊地知の頭の中には例の生き物が過る
「アイツこっち来てなんかの任務で西日本の方行ったときに見てからトラウマらしいから…」
「あー…それは可哀想だ……」
雪国出身のトワには確かにキツイものだろうな、と伊地知も納得してしまう
「あーそれか………」
「それか…?」
「シっ、定位置ついた」
響がその場を制し中の様子を伺う
鏡の前にトワが立つと少しだけ空気が変わった
「(さ、何が出るか見物だな………)」
鏡から鈍色の重い煙が出てトワの周りをたちまち包み込んだ
「(何かなー…?)」
直ぐに煙が晴れ、目を凝らすとそこには見慣れた背の高い男が一人
「げっ、Gってアンタかよ……」
「えっ……五条さん…!?」
煙の中から現れたのは紛れもなく、あの五条悟だった
トワはどこか納得した表情のようにも見える
「“トワの心の中に僕がいて本当に嬉しいよ”」
「(めっちゃ喋るじゃん……)」
より強く苦手意識を持っていれば持っているほど写し出されたモノは本物に近くなると説明はされてはいたが、まさかこんなにはっきりとホンモノに近い形で喋り出すとは思ってもいなかった
それだけ写し出されているモノに苦手意識を持っているということだ
「“でも残念だなぁ…こんな形で写し出されるなんてね”」
写し出された五条が歩き出したため、トワは身構える
「“そんなトワにはお仕置き、だよ”」
『────え…』
写し出された五条がニヤリと笑った瞬間、足元から嫌な音が聞こえた
『ひっ──────!!!!』
「えっソッチも出んのかよ……!」
足元には当初予想していた方の“G”が湧いてきたのだった
「トワ!!こっち戻って来い!!」
響は迷わず教室へ入りトワの手を思い切り引いて教室から出た
そして出たのを確認すると伊地知が扉を閉めるという見事な連携プレーを見せた
「まさかのダブルG……」
トワは腰が抜けたのかその場にへたりこんだ
『………一番見たくない組み合わせだった』
がっつり凹んだトワの声は死んでいる
「大丈夫ですか?」
『すみません伊地知さん…あの、びっくりしてしまって腰が……』
腰を抜かしたらしくトワは立てなくなった
「大丈夫じゃないですね…背負ってとりあえず教室まで送りますね」
『伊地知さん……ありがとうございます……』
トワは響の手を借りて伊地知の背中を借りた
こうして無駄に疲れたお昼を過ごしたトワだった
~END~
(なんかごめんな!)(ううん、こっちこそこんなことで腰抜かして恥ずかしい…)
オマケ→→→→