くびわ
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『本当にごめんなさい…』
「どうして間白さんが謝るんです?」
『だってジャケット……』
「ジャケットの一枚くらいどうでもないです。それより間白さんの制服の方が問題でしょう」
『制服は前も破いたし……』
二人はそれなりにボロボロになりながら呪術高専の敷地内を歩いていた
七海とトワは二人で一級呪霊を祓う任務についた
呪霊は祓ったが思った以上に手間取ってしまい、お互いにボロボロになった
特にトワは思い切り制服を破ってしまい七海のジャケットで隠すほどだった
「怪我は?」
『擦り傷と切り傷が少し……』
「とりあえず家入さんの治療を受けに行きましょう」
『はい』
トワは返事をし俯きながら歩く
今日は随分と気が沈んでいるな、と七海は思った
「人型に近い呪いは苦手ですか」
『!』
七海の言葉にトワは肩を揺らしてから、ゆっくりと頷いた
今日祓った呪いは人型に近く、そういえば出くわしたときからトワの表情はいつもより暗く、ぎこちなかった
『………一年生のとき、同級生を取り込んだ呪いも人型だった…』
「………」
トワが一年生のときに同級生が呪いに身体を乗っ取られ襲われ、最終的に祓われた話は七海も聞かされた
恐らくその体験はトワにとって一番辛いものとして残っているのだろう
『分かってるんです……乗り越えなきゃいけないって……』
これからも今日のような人型の呪霊と戦い、祓うことは呪術師として生きる道を選んだからには逃れられない
階級が上がりより強力な呪霊を祓うことが増えた
増えた分、様々な姿型の呪霊も見てきた
それでも人型というのはトワの根本に深く嫌な記憶を掘り起こさせる存在であることは変わらなかった
「今すぐ乗り越える必要はありません」
俯くトワに七海は優しくそう答えた
「人型の呪霊を“苦手”“恐怖”と感じることをしっかりと認識し、それでも誰かを救うために呪術師として戦っている……間白さんの年齢でそれだけ出来ているだけでも凄いことだと私は思います」
『七海さん…』
「自信を持ってください。貴女の能力には私も助けられているんですよ」
七海の言葉に嘘は含まれていない
今口にしたことは七海がいつも思っていることだったからだ
『ありがとうございます…ちょっとだけ元気出てきました』
トワは少しだけ笑って見せた
『七海さんのジャケット、なんだかいい香りがします』
「………なにも特別な香水とかは付けてませんが」
『本当ですか?でもなんか安心する…』
トワは思わず自分を抱きしめるようにしながら袖に鼻をつける
そのときだった
「あれ、七海とトワだ」
「どうして間白さんが謝るんです?」
『だってジャケット……』
「ジャケットの一枚くらいどうでもないです。それより間白さんの制服の方が問題でしょう」
『制服は前も破いたし……』
二人はそれなりにボロボロになりながら呪術高専の敷地内を歩いていた
七海とトワは二人で一級呪霊を祓う任務についた
呪霊は祓ったが思った以上に手間取ってしまい、お互いにボロボロになった
特にトワは思い切り制服を破ってしまい七海のジャケットで隠すほどだった
「怪我は?」
『擦り傷と切り傷が少し……』
「とりあえず家入さんの治療を受けに行きましょう」
『はい』
トワは返事をし俯きながら歩く
今日は随分と気が沈んでいるな、と七海は思った
「人型に近い呪いは苦手ですか」
『!』
七海の言葉にトワは肩を揺らしてから、ゆっくりと頷いた
今日祓った呪いは人型に近く、そういえば出くわしたときからトワの表情はいつもより暗く、ぎこちなかった
『………一年生のとき、同級生を取り込んだ呪いも人型だった…』
「………」
トワが一年生のときに同級生が呪いに身体を乗っ取られ襲われ、最終的に祓われた話は七海も聞かされた
恐らくその体験はトワにとって一番辛いものとして残っているのだろう
『分かってるんです……乗り越えなきゃいけないって……』
これからも今日のような人型の呪霊と戦い、祓うことは呪術師として生きる道を選んだからには逃れられない
階級が上がりより強力な呪霊を祓うことが増えた
増えた分、様々な姿型の呪霊も見てきた
それでも人型というのはトワの根本に深く嫌な記憶を掘り起こさせる存在であることは変わらなかった
「今すぐ乗り越える必要はありません」
俯くトワに七海は優しくそう答えた
「人型の呪霊を“苦手”“恐怖”と感じることをしっかりと認識し、それでも誰かを救うために呪術師として戦っている……間白さんの年齢でそれだけ出来ているだけでも凄いことだと私は思います」
『七海さん…』
「自信を持ってください。貴女の能力には私も助けられているんですよ」
七海の言葉に嘘は含まれていない
今口にしたことは七海がいつも思っていることだったからだ
『ありがとうございます…ちょっとだけ元気出てきました』
トワは少しだけ笑って見せた
『七海さんのジャケット、なんだかいい香りがします』
「………なにも特別な香水とかは付けてませんが」
『本当ですか?でもなんか安心する…』
トワは思わず自分を抱きしめるようにしながら袖に鼻をつける
そのときだった
「あれ、七海とトワだ」