雨宿り
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『七海さんって優しいですよね』
「はい?」
『気遣いがとても紳士的だな、っていつも思います』
トワは素直に思ったことを口にした
『さすが一級呪術師って感じです』
「────一級呪師だから、という訳ではないですよ」
『え?』
七海の言葉は雷の音によってかき消され、トワの耳には入らなかった
『七海さんなにか言いました?』
「……いいえ、なにも?」
『?そうですか…?』
「……おや、ちょうど伊地知君が到着したようですよ」
七海の携帯のバイブが鳴った
「近くに着いたようですね。ここは車が入れませんから、こちらから伊地知君のところまで少しですが走りましょう」
『はい』
トワは七海から離れ、結界を解いた
「あそこの右を曲がった先で待ってるそうです」
『右ですね』
トワは辺りを確認してから、先に飛び出して行った
「あ、間白さん……」
七海は着ていたジャケットを脱いだ
トワが握っていたところは少し皺になっていた
「紳士的、か…」
自分の態度で少しでもトワが落ち着いて、任務をこなせるのならばそれで構わない
今は一人の大人として、一人の先輩として彼女の呪術師としての成長を見守らなければならない
七海は自分にそう言い聞かせ脱いだジャケットを頭から被り、走り出した
~END~
(今はそれで構わない)
「はい?」
『気遣いがとても紳士的だな、っていつも思います』
トワは素直に思ったことを口にした
『さすが一級呪術師って感じです』
「────一級呪師だから、という訳ではないですよ」
『え?』
七海の言葉は雷の音によってかき消され、トワの耳には入らなかった
『七海さんなにか言いました?』
「……いいえ、なにも?」
『?そうですか…?』
「……おや、ちょうど伊地知君が到着したようですよ」
七海の携帯のバイブが鳴った
「近くに着いたようですね。ここは車が入れませんから、こちらから伊地知君のところまで少しですが走りましょう」
『はい』
トワは七海から離れ、結界を解いた
「あそこの右を曲がった先で待ってるそうです」
『右ですね』
トワは辺りを確認してから、先に飛び出して行った
「あ、間白さん……」
七海は着ていたジャケットを脱いだ
トワが握っていたところは少し皺になっていた
「紳士的、か…」
自分の態度で少しでもトワが落ち着いて、任務をこなせるのならばそれで構わない
今は一人の大人として、一人の先輩として彼女の呪術師としての成長を見守らなければならない
七海は自分にそう言い聞かせ脱いだジャケットを頭から被り、走り出した
~END~
(今はそれで構わない)