act#28
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「初めて見たん?可愛らしいやろ?でも……」
『見た目に騙されないように、ですね』
「さすが、よう分かってはる」
『クロバットはボールに戻ろう』
トワはクロバットをモンスターボールに戻した
『さてと…久しぶりのバトル、楽しんでいくよ……ロズレイド!』
トワのくり出したボールからはロズレイドが出てきた
『ふふ、今日もポーズ決まってるね』
そう褒めると当たり前、と言わんばかりにくるり、と一回転して見せた
『さぁ、最初からエンジン全開でいくよ…狙って決めて、ベノムショック!』
ロズレイドはその指示がくることを理解していたようで、トワが言葉を発するのと同時にくるりと一回転してからニンフィアに向かって技を繰り出した
想像していたよりも素早い動きでの攻撃にニンフィアは避けることができず、技を真正面から受けてしまった
もちろんタイプ一致であるロズレイドから放たれたベノムショックの威力は凄まじいもので効果は抜群だ
「ほんまにどのポケモンもよう育ててはるなぁ」
技の威力に驚きと感心をもちながらマーシュはそう言った
『ロズレイドはわたしがポケモントレーナーとして旅を始めた頃からの大切な子です。わたしの手持ちのくさタイプどくタイプのエースなんで甘く見ないでくださいね』
トワは挑発するように言ってみせた
ロズレイドもそれに応えるように相手のニンフィアを見据える
「ニンフィア、スピードスター」
ニンフィアは身体についたベノムショックのヘドロをぶるぶると振り払ってからくるり、と回転しながらスピードスターを繰り出してきた
『ロズレイド、お花でガード』
スピードスターは必ず当たる技だ
逃げることが出来ないなら少しでも身体でガードするしかない
「ニンフィア、でんこうせっか」
『受けちゃって』
スピードスターによって出来た砂埃の中を縫って、ニンフィアはロズレイドに突っ込んできた
「……!あらっ」
『(ラッキー!発動!)残念、うちのロズレイドは“どくのとげ”ですよ!』
とくせい“どくのとげ”を持つロズレイドに物理攻撃をしてくると30%の確率で相手がどく状態になることがある
タイミングよく発動したそれは先にベノムショックを食らったニンフィアには十分なダメージだった
ヒヨクジム戦のときに続いて今日も運が味方しているな、と気持ちに自信がついてきた
どく状態になったニンフィアはというと足元が既に覚束無い様子だ
“チャンス”
その言葉が経験から培った直感が告げている
『さぁ、畳み掛けるよ!もう一度ベノムショック!』
もう一度放たれた技はニンフィアに直撃した
「ニンフィア戦闘不能!よって挑戦者トワの勝ち!」
審判の判定にトワはガッツポーズをした
「おめでとう。ほんまに強いトレーナーはんやな…はい、フェアリーバッジ。受け取ってな」
マーシュからトワはフェアリーバッジを受け取る
これでバッジは6個めだ
『ありがとうございます』
「それからこれも…あんさんカロスの人やないんやろ?お土産に受け取って」
『わざマシン……ですか』
トワは丸いディスクを渡される
『“マジカルシャイン”ってわざですか…?』
「フェアリータイプのわざの中でも中々の威力。上手く使うてな」
マーシュは長い袖で口元を隠しながらも笑いながら言った
『いいんですか!嬉しい!』
トワは目を輝かせながら言った
高威力でさらにフェアリータイプのわざとなると興奮を隠せない
「フフフフ、素直でよろし。次はどこ行くん?」
『えっと質問で返すのは失礼なの分かっているんですが…ここからだとどこへ行くのがオススメですか?一応、観光もしたいのですが…』
「観光?それなら先にこのまま進んでボール工場とか北東に進んでフロストケイブに行くのはいかがやろ」
『フロストケイブ?』
「雪の多いところで、フロストケイブに寄る前に着くフウジョタウンも綺麗な街や」
『雪!!わたしシンオウ出身なので、そろそろ雪と触れ合いたいと思ってました』
「シンオウ出身なん?えらい遠くから来てはるんやなぁ」
マーシュは目を丸めて言った
「観光もしたいんなら、フロストケイブ寄って次のジムのあるヒャッコクシティに向かうのがオススメやんなぁ」
『!ヒャッコクシティのジムタイプは…?』
「エスパーや」
『エスパー……』
「トワさんなら大丈夫や。頑張ってな」
『ありがとうございます。必ずマジカルシャイン使いこなしてみせます』
トワはそう胸に誓ってマーシュに深々と頭を下げたのだった
~END~
(まずは雪と触れたい!)(意外と子どもみたいやね)
『見た目に騙されないように、ですね』
「さすが、よう分かってはる」
『クロバットはボールに戻ろう』
トワはクロバットをモンスターボールに戻した
『さてと…久しぶりのバトル、楽しんでいくよ……ロズレイド!』
トワのくり出したボールからはロズレイドが出てきた
『ふふ、今日もポーズ決まってるね』
そう褒めると当たり前、と言わんばかりにくるり、と一回転して見せた
『さぁ、最初からエンジン全開でいくよ…狙って決めて、ベノムショック!』
ロズレイドはその指示がくることを理解していたようで、トワが言葉を発するのと同時にくるりと一回転してからニンフィアに向かって技を繰り出した
想像していたよりも素早い動きでの攻撃にニンフィアは避けることができず、技を真正面から受けてしまった
もちろんタイプ一致であるロズレイドから放たれたベノムショックの威力は凄まじいもので効果は抜群だ
「ほんまにどのポケモンもよう育ててはるなぁ」
技の威力に驚きと感心をもちながらマーシュはそう言った
『ロズレイドはわたしがポケモントレーナーとして旅を始めた頃からの大切な子です。わたしの手持ちのくさタイプどくタイプのエースなんで甘く見ないでくださいね』
トワは挑発するように言ってみせた
ロズレイドもそれに応えるように相手のニンフィアを見据える
「ニンフィア、スピードスター」
ニンフィアは身体についたベノムショックのヘドロをぶるぶると振り払ってからくるり、と回転しながらスピードスターを繰り出してきた
『ロズレイド、お花でガード』
スピードスターは必ず当たる技だ
逃げることが出来ないなら少しでも身体でガードするしかない
「ニンフィア、でんこうせっか」
『受けちゃって』
スピードスターによって出来た砂埃の中を縫って、ニンフィアはロズレイドに突っ込んできた
「……!あらっ」
『(ラッキー!発動!)残念、うちのロズレイドは“どくのとげ”ですよ!』
とくせい“どくのとげ”を持つロズレイドに物理攻撃をしてくると30%の確率で相手がどく状態になることがある
タイミングよく発動したそれは先にベノムショックを食らったニンフィアには十分なダメージだった
ヒヨクジム戦のときに続いて今日も運が味方しているな、と気持ちに自信がついてきた
どく状態になったニンフィアはというと足元が既に覚束無い様子だ
“チャンス”
その言葉が経験から培った直感が告げている
『さぁ、畳み掛けるよ!もう一度ベノムショック!』
もう一度放たれた技はニンフィアに直撃した
「ニンフィア戦闘不能!よって挑戦者トワの勝ち!」
審判の判定にトワはガッツポーズをした
「おめでとう。ほんまに強いトレーナーはんやな…はい、フェアリーバッジ。受け取ってな」
マーシュからトワはフェアリーバッジを受け取る
これでバッジは6個めだ
『ありがとうございます』
「それからこれも…あんさんカロスの人やないんやろ?お土産に受け取って」
『わざマシン……ですか』
トワは丸いディスクを渡される
『“マジカルシャイン”ってわざですか…?』
「フェアリータイプのわざの中でも中々の威力。上手く使うてな」
マーシュは長い袖で口元を隠しながらも笑いながら言った
『いいんですか!嬉しい!』
トワは目を輝かせながら言った
高威力でさらにフェアリータイプのわざとなると興奮を隠せない
「フフフフ、素直でよろし。次はどこ行くん?」
『えっと質問で返すのは失礼なの分かっているんですが…ここからだとどこへ行くのがオススメですか?一応、観光もしたいのですが…』
「観光?それなら先にこのまま進んでボール工場とか北東に進んでフロストケイブに行くのはいかがやろ」
『フロストケイブ?』
「雪の多いところで、フロストケイブに寄る前に着くフウジョタウンも綺麗な街や」
『雪!!わたしシンオウ出身なので、そろそろ雪と触れ合いたいと思ってました』
「シンオウ出身なん?えらい遠くから来てはるんやなぁ」
マーシュは目を丸めて言った
「観光もしたいんなら、フロストケイブ寄って次のジムのあるヒャッコクシティに向かうのがオススメやんなぁ」
『!ヒャッコクシティのジムタイプは…?』
「エスパーや」
『エスパー……』
「トワさんなら大丈夫や。頑張ってな」
『ありがとうございます。必ずマジカルシャイン使いこなしてみせます』
トワはそう胸に誓ってマーシュに深々と頭を下げたのだった
~END~
(まずは雪と触れたい!)(意外と子どもみたいやね)
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