act#27
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『え、ホウエンに行く?』
アランの突然の言葉にトワはノートをまとめていた手を止めた
ミアレの街を堪能しつつもプラターヌの研究所で次のジム戦のトレーニングをしながら過ごしていたトワ
今日のバトルのことをノートにまとめているとアランがやって来てそう告げてきたのだ
「俺は…もっと強くなりたいんだ」
『…マノンちゃんから聞いたよ。カロスの四天王の1人とバトルしたって』
なんでもカロス地方の四天王の1人・ズミのレストランでメガシンカのバトルをしたとのこと
「そこで負けた…」
『相手四天王だったんでしょう…?』
しかも聞けばズミはみずタイプの使い手でカメックスを使ってきたとか
相性的にも難しいバトルだったのだろう
「俺はもっともっと強くなりたい」
『それでホウエンに…?』
トワはノートをまとめていたペンを置いてアランと向き合う
「代表からホウエン地方でメガシンカとそのエネルギーに関する情報を手に入れたから是非行ってみてくれと連絡があって…その調査もある」
『ホウエンでも…』
「トワはホウエンにも行ったことあるんだろ」
『うん。シンオウの次に旅したところ』
初めて地元を離れて旅した地方だからか、色んな思い出がある
「どんなところなんだ」
『蒸し暑い、以上』
「それだけ…?」
あまりにも短文の答えにさすがのアランも戸惑う
『シンオウは雪国だからね…ホウエンはかなり南の方にある地方で暑くて大変だった』
「そうなのか」
『雪国育ちには慣れない暑さだったのよ』
長く旅をしていたから一応季節というものも体験はした
しかし年中割と涼しいシンオウと比べればホウエンは冬だろうが北に位置しようが暑く感じたのはいまでも覚えている
「カロスも暑いか?」
『ホウエンほどじゃないけど暖かいとは思う』
「そういうものか…」
『でも違う地方へ行くっていうのはトレーナーとしては凄く大きな経験になると思う。アランはカロス以外の地方に行くの初めて?』
「…あぁ」
代表…フラダリの手伝いをする前はずっとプラターヌの元で働いていたのだから他の地方へ出たことはなかった
『じゃあきっといい体験になるよ。気温とかの違いもそうだけど、ホウエンにしかいないポケモンとの出会いとかホウエン地方の名物とか…たくさんの出会いがあると思うよ』
「その……」
『ん?』
「えっと…その、だな…もし、」
「トワさんも一緒に行こうよ!」