act#26
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「緊張しているのか」
『当たり前じゃないですか…』
フラダリに連れられて来たレストランはこじんまりとしているが個室も整備されていた今流行りの隠れ家風のレストランだった
『こういうところ来る機会なんてそうないですし…』
「…てっきりプラターヌ博士あたりとでも来ていると思ってたよ」
『プラターヌ博士とですか…いやいやそんなわたしなんかが…』
トワはそう笑いながらいいワイングラスに口をつけた
『フラダリさんこそなんでわたしなんかを……これもしかして記者さんとか見つかったらリークされちゃうとか』
まさかのフラダリラボの代表が遠くの地方から来たトレーナーと食事、なんて書かれてしまい品を落とすのでは…と何故か無駄にネガティブな考えが浮かぶ
「私も記者なんかに追われるほど有名じゃない。ここもそういうことには細心の注意を払ってくれているから万が一のことなんか起こらないさ」
『そうですか…』
「貴女は本当に面白いトレーナーだ」
『…そろそろ落ち着きがあるトレーナーになりたいものです』
「バトルの最中とのギャップが大きく感じられる」
『フラダリさんもミアレのジム戦中継見てたんですか…』
フォークを持つトワの手が固まった
「……あぁ、見せてもらったよ」
『あれ恥ずかしいんですよ…』
「何度か経験があったのか」
『他の地方でも何度か…色んなトレーナーにバトル吹っかけられたりするんです』
なるべく静かに旅を楽しみたいトワからすれば迷惑な話でもあった
「バトルを吹っかけられても倒せるだけの実力があるだろう。調べさせてもらったがシンオウとホウエンのチャンピオンになったことがあるそうだな」
『一応は…あの頃は本当にバトルすることが好きだったんです。シンオウで“チャンピオンに勝った”っていうのが本当に嬉しかったんです…一度勝利を味わうと欲が出てしまうんですね』
「欲…か」
『ポケモンのとくせいの“じしんかじょう”じゃないですけど、どこまでも行ける、って思いこんじゃって…』
「勝てば誰でもそうなる」
『ホウエンリーグのときは大変だったんですよ……色々あったっていうのもありますけど』
「…勝利への飢えは今はもうないのか」
『バトルは好きですけ当時ほどの熱は…あ、すみません…フラダリさんからせっかくキーストーンとルカリオナイトもらったのに』
貴重なものをくれた人になんてことを話しているんだ、とトワは口元を押さえる
「構わないよ…今は違う目的を持って旅をしているのだろう?」
『はい、観光中心に…でもトレーナーなので一応ジム回ったり』
「なるほど」
『……今はオンバットに色んな景色を見せてあげたいっていうのが優先されてます。一人で見れない綺麗な景色とか』
「綺麗な…」
『はい。カロスにはまだまだ観光地もたくさんありますから』
トワは楽しそうにそう話す
『…フラダリさんはどうしてラボを立ち上げたんですか?』
なんだか自分の話ばかりしているな、と思いそう聞く
『当たり前じゃないですか…』
フラダリに連れられて来たレストランはこじんまりとしているが個室も整備されていた今流行りの隠れ家風のレストランだった
『こういうところ来る機会なんてそうないですし…』
「…てっきりプラターヌ博士あたりとでも来ていると思ってたよ」
『プラターヌ博士とですか…いやいやそんなわたしなんかが…』
トワはそう笑いながらいいワイングラスに口をつけた
『フラダリさんこそなんでわたしなんかを……これもしかして記者さんとか見つかったらリークされちゃうとか』
まさかのフラダリラボの代表が遠くの地方から来たトレーナーと食事、なんて書かれてしまい品を落とすのでは…と何故か無駄にネガティブな考えが浮かぶ
「私も記者なんかに追われるほど有名じゃない。ここもそういうことには細心の注意を払ってくれているから万が一のことなんか起こらないさ」
『そうですか…』
「貴女は本当に面白いトレーナーだ」
『…そろそろ落ち着きがあるトレーナーになりたいものです』
「バトルの最中とのギャップが大きく感じられる」
『フラダリさんもミアレのジム戦中継見てたんですか…』
フォークを持つトワの手が固まった
「……あぁ、見せてもらったよ」
『あれ恥ずかしいんですよ…』
「何度か経験があったのか」
『他の地方でも何度か…色んなトレーナーにバトル吹っかけられたりするんです』
なるべく静かに旅を楽しみたいトワからすれば迷惑な話でもあった
「バトルを吹っかけられても倒せるだけの実力があるだろう。調べさせてもらったがシンオウとホウエンのチャンピオンになったことがあるそうだな」
『一応は…あの頃は本当にバトルすることが好きだったんです。シンオウで“チャンピオンに勝った”っていうのが本当に嬉しかったんです…一度勝利を味わうと欲が出てしまうんですね』
「欲…か」
『ポケモンのとくせいの“じしんかじょう”じゃないですけど、どこまでも行ける、って思いこんじゃって…』
「勝てば誰でもそうなる」
『ホウエンリーグのときは大変だったんですよ……色々あったっていうのもありますけど』
「…勝利への飢えは今はもうないのか」
『バトルは好きですけ当時ほどの熱は…あ、すみません…フラダリさんからせっかくキーストーンとルカリオナイトもらったのに』
貴重なものをくれた人になんてことを話しているんだ、とトワは口元を押さえる
「構わないよ…今は違う目的を持って旅をしているのだろう?」
『はい、観光中心に…でもトレーナーなので一応ジム回ったり』
「なるほど」
『……今はオンバットに色んな景色を見せてあげたいっていうのが優先されてます。一人で見れない綺麗な景色とか』
「綺麗な…」
『はい。カロスにはまだまだ観光地もたくさんありますから』
トワは楽しそうにそう話す
『…フラダリさんはどうしてラボを立ち上げたんですか?』
なんだか自分の話ばかりしているな、と思いそう聞く