act#25
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『だから、困りますって…!』
トワの困った声がミアレの道に広がった
「お願いします!貴方この前ミアレのジム戦をフライゴン一匹で勝ち抜いたトレーナーさんですよね」
『それとこれは…ちょっと』
「そんな凄いトレーナーさんにぜひトレーナープロモのモデルやって欲しくて!」
そう、トワは完成したメガリングとルカリオナイトの装飾品を受け取った帰り、ミアレにあるトレーナープロモを制作しているプロデューサーのような人たちに捕まってしまった
こういう職業の人たちというものは目敏いもので、トワがミアレのジム戦の中継で勝ったトレーナーだというのを覚えていたのだ
少しでも魅力のある人を起用し認知度を上げたい気持ちもわからなくはないが、今のトワは目立つ気など更々ない
むしろ目立たず自分のスピードで旅をしているため、変に目立つことだけは避けたかったのだ
『わたしより強いトレーナーなんて山ほどいるでしょう…』
「そんなことないですよ!いくら相性が良くてもフライゴン一匹で制覇するトレーナーなんてそういませんから!」
「君だってジムで戦ったってことはいずれはリーグに挑戦するんでしょ?今からうちに名前売っとけば役に立つよ?」
『人様の名前借りるほど勝利に飢えてません』
「ふん…ポケモンも強いとトレーナーも強気だな」
プロデューサーの1人がトワの腕を掴んだ
『もう、いい加減に、』
「女性が嫌がっているのに関心しないな」
「!」
『え……あっ』
しかし突然ぐっと腕を引っ張られ、プロデューサーの男から引き離された
『フラダリさん…』
「あまりしつこいと君たちの会社にクレーム入れますよ」
腕を引き助けてくれたのはフラダリだった
「…それは、…分かりました。どうも御迷惑をおかけしました」
プロデューサーの男たちも仕事に影響が出るのは避けたいらしく苦虫をかみつぶすような顔で2人の前から足早に去って行った
「大丈夫か?怪我は?」
『ありがとうございます…本当に助かりました』
トワはフラダリと向き合い頭を下げた
「久しぶりだな…ミアレにいたのか」
『はい、クノエシティに向かう準備のために滞在しています。後は前に行けなかったところを回って観光も』
「そうだったのか……全く酷い連中だったな。自分たちの利益しか考えていない愚かな……」
そう言うフラダリの目は静かに燃えていた
『仕方ないですよ…ああやって色んなトレーナーをキャッチして売るのがあの人たちの仕事ですから』
「しかしトレーナーをプロデュースする人たちがトレーナーに迷惑をかけるなどあってはならないことだ。現に貴女は怪我をさせられそうになった…」
『でもフラダリさんが助けにきてくれたから何も起きませんでしたよ』
トワは感謝を込めて笑みを見せる
『…なんかわたしフラダリさんに助けてもらってばかりですね』
「なぜ?」
『初めて会ったときもオンバットが水に濡れてタオルを貸してくれましたし……というかそのときのお礼も出来てない…!』
はっと思い出せばトワはタオルを借り、挙句にはキーストーンまで受け取ったのだ
「お礼だなんて…あれは私の、」
『駄目です、ちゃんとお礼させて下さい』
トワの困った声がミアレの道に広がった
「お願いします!貴方この前ミアレのジム戦をフライゴン一匹で勝ち抜いたトレーナーさんですよね」
『それとこれは…ちょっと』
「そんな凄いトレーナーさんにぜひトレーナープロモのモデルやって欲しくて!」
そう、トワは完成したメガリングとルカリオナイトの装飾品を受け取った帰り、ミアレにあるトレーナープロモを制作しているプロデューサーのような人たちに捕まってしまった
こういう職業の人たちというものは目敏いもので、トワがミアレのジム戦の中継で勝ったトレーナーだというのを覚えていたのだ
少しでも魅力のある人を起用し認知度を上げたい気持ちもわからなくはないが、今のトワは目立つ気など更々ない
むしろ目立たず自分のスピードで旅をしているため、変に目立つことだけは避けたかったのだ
『わたしより強いトレーナーなんて山ほどいるでしょう…』
「そんなことないですよ!いくら相性が良くてもフライゴン一匹で制覇するトレーナーなんてそういませんから!」
「君だってジムで戦ったってことはいずれはリーグに挑戦するんでしょ?今からうちに名前売っとけば役に立つよ?」
『人様の名前借りるほど勝利に飢えてません』
「ふん…ポケモンも強いとトレーナーも強気だな」
プロデューサーの1人がトワの腕を掴んだ
『もう、いい加減に、』
「女性が嫌がっているのに関心しないな」
「!」
『え……あっ』
しかし突然ぐっと腕を引っ張られ、プロデューサーの男から引き離された
『フラダリさん…』
「あまりしつこいと君たちの会社にクレーム入れますよ」
腕を引き助けてくれたのはフラダリだった
「…それは、…分かりました。どうも御迷惑をおかけしました」
プロデューサーの男たちも仕事に影響が出るのは避けたいらしく苦虫をかみつぶすような顔で2人の前から足早に去って行った
「大丈夫か?怪我は?」
『ありがとうございます…本当に助かりました』
トワはフラダリと向き合い頭を下げた
「久しぶりだな…ミアレにいたのか」
『はい、クノエシティに向かう準備のために滞在しています。後は前に行けなかったところを回って観光も』
「そうだったのか……全く酷い連中だったな。自分たちの利益しか考えていない愚かな……」
そう言うフラダリの目は静かに燃えていた
『仕方ないですよ…ああやって色んなトレーナーをキャッチして売るのがあの人たちの仕事ですから』
「しかしトレーナーをプロデュースする人たちがトレーナーに迷惑をかけるなどあってはならないことだ。現に貴女は怪我をさせられそうになった…」
『でもフラダリさんが助けにきてくれたから何も起きませんでしたよ』
トワは感謝を込めて笑みを見せる
『…なんかわたしフラダリさんに助けてもらってばかりですね』
「なぜ?」
『初めて会ったときもオンバットが水に濡れてタオルを貸してくれましたし……というかそのときのお礼も出来てない…!』
はっと思い出せばトワはタオルを借り、挙句にはキーストーンまで受け取ったのだ
「お礼だなんて…あれは私の、」
『駄目です、ちゃんとお礼させて下さい』