act#15

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『そのときに、いつもお世話になっていた育て屋さんに声をかけていただいて、育て屋のお手伝いをしてました』

プラターヌは黙ってトワの話に耳を傾けて、コーヒーを飲む

『そんな中でナナカマド博士の研究のお手伝いを兼ねて、別の地方を旅して図鑑を埋めながら、一応ジム制覇…って感じです』

「道理で君の図鑑は登録ポケモンの数が多いわけだ」

『あ、データ移動大変でしたか…?』

「そんなことないさ。バックアップを取らせてもらったから、ボクも研究の資料として助かってるよ」

『お役に立てて光栄です』

「………ねぇ、トワ

『なんでしょうか』

「もしよかったら、このままここで働かない?」

『え……』

「ずっとミアレにいろ、って訳じゃないんだ。そりゃ、ボクとしてはずっといて欲しいけど」

『あの、』

「フィールドワークって知ってるだろう?」

『はい、色んなところに出向いて調査することですよね…』

「君なら色んなポケモンと仲良く出来るから、向いてると思ったんだ」

『あの、一応わたしもトレーナーの端くれですし、カロスのポケモン分布には興味はあります。もちろんいずれはミアレを出て、他の街を回るつもりです。そこで出会ったポケモンはちゃん と図鑑に登録して博士にもお伝えするつもりですけど、』

「…………そうだね。ごめんね、急な話をして。あまりにも君がここのポケモンと仲良くしてるから、手放したくなくて」

『あ、ありがとうございます。プラターヌ博士から直接そんなお言葉をいただけるとは思っていなかったので……』

トワは顔を赤くさせうつむいた
すると、タイミングよく、研究員がトワを呼んだ

『すみません、行ってきます。あ、コーヒーご馳走さまでした!本当に美味しかったです!』

トワは立ち上がった

トワ

駆け出したトワをプラターヌは呼んだ

「さっきの話……ボクは本気だから、心の隅にでも今の言葉、とどめておいてね」

プラターヌはトワに手を振りそう伝えた

「口説き失敗かぁ……」

一人残されたプラターヌはトワの作った甘い味のポフィンを手に取る

「次はどこから攻めようかなー」



甘い味は口いっぱいに広がり、食欲をそそり、同時に苦いコーヒーを求めさせた



~END~



(いつの間にか)(君を求めていたよ)
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