act#14
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《ずいぶんと府抜けているな》
『うん…』
トワはポケモンセンターのパソコンルームにいた
シンジと連絡をとっているが、どこか上の空だ
《何かあったのか。あのオンバットのことか》
『うん…』
《……飛べないって言われたんだろう》
『言われた…』
研究所の中やオンバットの前では気丈に振る舞っていたが、内心やはりショックだったのだ
『わかっていたつもりだったんだけど…実際言われると結構傷ついた…』
トワは椅子の上で、膝を抱えこんだ
《別に何もしてあげれなかった訳ではないのだろう》
『でも、』
《お前はしっかりと飛べないという現実を見せてやった》
『………』
《それだけじゃない。しっかりと甘やかせたんだろう。あのオンバットはお前と出会わなければ、そこで命が尽きていたはずだ。それを救って生きる楽しさを教えられただけで十分だろう》
『シンジ…』
《しっかりしろ。飛べないからといってお前はあのオンバットを見捨てるのか》
『そんなことしない。これからも一緒に旅しよう、って約束した』
トワがそう言い切ってシンジはふん、と笑った
《トレーナーとして、出来ることは飛ばせることだけじゃないだろう》
『そうね…ありがとう、シンジ』
しかし、まだトワの顔は浮かない
《…その顔はまだ何かあるな》
『分かる?実はこっちの方が大問題になりそうで…』
《大問題?》
トワはちゃんと椅子に座り直し、シンジにあるものを見せた
《お前それ…》
『キーストーンとメガストーン…ルカリオナイト』
《どうしたんだ》
『もらった…というか預かったというか…』
その石が放つ不思議な輝きは画面越しのシンジにも伝わっていた
《実際やってみたのか》
『まだ…なんか怖くて』
《怖い?》
『この間…たまたま目の前でメガシンカを見る機会があったの。間近で見ると、びっくりとしか言えなくて…もちろん攻撃力が上がったりタフになるところはすごいと思ったし魅力的だと思った……けど、』
《全然違うものに見えたんだろう》
シンジの言葉は的を射ていた
『実際メガシンカするのはポケモンでしょう?メガシンカってポケモンには負担になるんじゃないかとか、その膨大なエネルギーに飲み込まれるんじゃないかと思うと不安で……』
《…お前にその石をくれた人間は、お前とルカリオなら出来ると思って渡したんだろう》
『そうなのかもしれないけど…』
そもそも彼の前でバトルをしたことはない
もしかしたら、ジム戦の中継を見ていたのかもしれない
深く考えることはやめた
『うん…』
トワはポケモンセンターのパソコンルームにいた
シンジと連絡をとっているが、どこか上の空だ
《何かあったのか。あのオンバットのことか》
『うん…』
《……飛べないって言われたんだろう》
『言われた…』
研究所の中やオンバットの前では気丈に振る舞っていたが、内心やはりショックだったのだ
『わかっていたつもりだったんだけど…実際言われると結構傷ついた…』
トワは椅子の上で、膝を抱えこんだ
《別に何もしてあげれなかった訳ではないのだろう》
『でも、』
《お前はしっかりと飛べないという現実を見せてやった》
『………』
《それだけじゃない。しっかりと甘やかせたんだろう。あのオンバットはお前と出会わなければ、そこで命が尽きていたはずだ。それを救って生きる楽しさを教えられただけで十分だろう》
『シンジ…』
《しっかりしろ。飛べないからといってお前はあのオンバットを見捨てるのか》
『そんなことしない。これからも一緒に旅しよう、って約束した』
トワがそう言い切ってシンジはふん、と笑った
《トレーナーとして、出来ることは飛ばせることだけじゃないだろう》
『そうね…ありがとう、シンジ』
しかし、まだトワの顔は浮かない
《…その顔はまだ何かあるな》
『分かる?実はこっちの方が大問題になりそうで…』
《大問題?》
トワはちゃんと椅子に座り直し、シンジにあるものを見せた
《お前それ…》
『キーストーンとメガストーン…ルカリオナイト』
《どうしたんだ》
『もらった…というか預かったというか…』
その石が放つ不思議な輝きは画面越しのシンジにも伝わっていた
《実際やってみたのか》
『まだ…なんか怖くて』
《怖い?》
『この間…たまたま目の前でメガシンカを見る機会があったの。間近で見ると、びっくりとしか言えなくて…もちろん攻撃力が上がったりタフになるところはすごいと思ったし魅力的だと思った……けど、』
《全然違うものに見えたんだろう》
シンジの言葉は的を射ていた
『実際メガシンカするのはポケモンでしょう?メガシンカってポケモンには負担になるんじゃないかとか、その膨大なエネルギーに飲み込まれるんじゃないかと思うと不安で……』
《…お前にその石をくれた人間は、お前とルカリオなら出来ると思って渡したんだろう》
『そうなのかもしれないけど…』
そもそも彼の前でバトルをしたことはない
もしかしたら、ジム戦の中継を見ていたのかもしれない
深く考えることはやめた