act#12
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『……本当だ…左が小さいですね…』
しっかり広げてみると、確かに左右の羽の大きさは異なっていた
「これはボクの見解だけど……たぶん、産まれてまもなくに他の個体にいじめられたんじゃないかな」
『!』
トワは思わず息をのんだ
「産まれたときから形がよくなくて、仲間にもいじめられたのかもしれないね」
『……この子、出会ったとき凄く人見知りだったんです。わたしの手持ちと打ち解けるのも凄く時間がかかって……』
「もしかしたら、産まれたときのことがトラウマになっているのかもしれない」
プラターヌの言葉は恐らく当たっているだろうな、とトワは思った
「羽がこれだと自分の体重を支えきれないね」
『そう、ですよね…』
オンバットは不安げな表情でトワを見上げる
大きな瞳には、さらに不安げな表情のトワが映っていた
『あの……この子はこれからも……もう飛べないんでしょうか……』
「ひこうタイプとして生きるのは難しいだろう」
プラターヌの言葉は深くトワの胸に突き刺さった
「ただ、練習すれば短い間は飛ぶことができるようにはなるね。現に今もそうなんじゃない?」
『その通りです…今も練習はしています。この子もこれまでの旅で、同じひこうタイプのポケモンが、どうやって飛んで戦っているか見てきたから頑張ってます』
「最終的にはオンバーンまで育てたいかい?」
『いいえ…そこまでは…この子もそれは望んでないようなので…』
トワが手を広げるとオンバットは、飛び込んできた
相変わらず柔らかい毛並みが心地よい
「ここに預けてくれれば、もっと詳しく調べることもできるけど」
『お気持ちだけ受けとります。離ればなれになるつもりはありませんので』
「君ならそう言うと思ったよ」
トワの言葉にプラターヌも笑みを見せた
ちょうど図鑑のデータ更新も終わったらしく、プラターヌが図鑑を手にした
「はい、図鑑のデータ更新も終わったよー。これでカロスのポケモンも登録できるね」
『ありがとうございます』
トワは更新の終わった図鑑を手に取り動作確認をしてから、1つのモンスターボールを手にした
「オンバットから登録しないのかい?」
『一応、ゲットした順に登録するのがわたしの中でのルールですので』
少し恥ずかしそうに言った
『ニダンギル、でておいで』
ボールが光り、双刀姿のニダンギルがゆらり、と出てきた
「おや……色違いか」
『え…色違い?』
プラターヌの言葉に目を丸め、ニダンギルとプラターヌを交互に見た
「あれ、てっきり知ってたと……普通のニダンギルは薄い桃色や紫色だからね。君のニダンギルは濃い赤色だろう?」
『知らなかった…てっきり性別の違いだと思ってました……もう、どうして教えてくれなかったの…』
トワの問いにニダンギルはにんまりと笑い、くるくると周りを動く
「どうやら驚かせたかったみたいだねー」
『どこでそんなサプライズ精神覚えてきたの…』
しっかり広げてみると、確かに左右の羽の大きさは異なっていた
「これはボクの見解だけど……たぶん、産まれてまもなくに他の個体にいじめられたんじゃないかな」
『!』
トワは思わず息をのんだ
「産まれたときから形がよくなくて、仲間にもいじめられたのかもしれないね」
『……この子、出会ったとき凄く人見知りだったんです。わたしの手持ちと打ち解けるのも凄く時間がかかって……』
「もしかしたら、産まれたときのことがトラウマになっているのかもしれない」
プラターヌの言葉は恐らく当たっているだろうな、とトワは思った
「羽がこれだと自分の体重を支えきれないね」
『そう、ですよね…』
オンバットは不安げな表情でトワを見上げる
大きな瞳には、さらに不安げな表情のトワが映っていた
『あの……この子はこれからも……もう飛べないんでしょうか……』
「ひこうタイプとして生きるのは難しいだろう」
プラターヌの言葉は深くトワの胸に突き刺さった
「ただ、練習すれば短い間は飛ぶことができるようにはなるね。現に今もそうなんじゃない?」
『その通りです…今も練習はしています。この子もこれまでの旅で、同じひこうタイプのポケモンが、どうやって飛んで戦っているか見てきたから頑張ってます』
「最終的にはオンバーンまで育てたいかい?」
『いいえ…そこまでは…この子もそれは望んでないようなので…』
トワが手を広げるとオンバットは、飛び込んできた
相変わらず柔らかい毛並みが心地よい
「ここに預けてくれれば、もっと詳しく調べることもできるけど」
『お気持ちだけ受けとります。離ればなれになるつもりはありませんので』
「君ならそう言うと思ったよ」
トワの言葉にプラターヌも笑みを見せた
ちょうど図鑑のデータ更新も終わったらしく、プラターヌが図鑑を手にした
「はい、図鑑のデータ更新も終わったよー。これでカロスのポケモンも登録できるね」
『ありがとうございます』
トワは更新の終わった図鑑を手に取り動作確認をしてから、1つのモンスターボールを手にした
「オンバットから登録しないのかい?」
『一応、ゲットした順に登録するのがわたしの中でのルールですので』
少し恥ずかしそうに言った
『ニダンギル、でておいで』
ボールが光り、双刀姿のニダンギルがゆらり、と出てきた
「おや……色違いか」
『え…色違い?』
プラターヌの言葉に目を丸め、ニダンギルとプラターヌを交互に見た
「あれ、てっきり知ってたと……普通のニダンギルは薄い桃色や紫色だからね。君のニダンギルは濃い赤色だろう?」
『知らなかった…てっきり性別の違いだと思ってました……もう、どうして教えてくれなかったの…』
トワの問いにニダンギルはにんまりと笑い、くるくると周りを動く
「どうやら驚かせたかったみたいだねー」
『どこでそんなサプライズ精神覚えてきたの…』