『ルカリオ、はどうだん』

「リザードン、かえんほうしゃ！」

発電所に乗り込むと、そこは謎の赤いスーツの集団に占拠されていて、トワはアランと共に赤いスーツの集団の人間たちを片っ端から倒していた

『今ので何人目…』

「さぁな。とにかく奥へと進むぞ」

アランはリザードンと共に奥へと進んでいく

【あのリザードン、なかなかやるな】

『うん。アランとの強い絆が感じられる』

ルカリオは波動でトワに語りかけた

【……それにしてもお前は本当に巻き込まれ体質だな】

『好きで巻き込まれている訳じゃないんだけど…シンオウのギンガ団以来じゃない…』

【確かに…あれ以来ぶりの危ない雰囲気の奴らだな】

『そうでしょう？ルカリオも気を抜かないで』

トワはアランの後を追いながらそう言った

「大丈夫か？」

『大丈夫』

「お前のルカリオ強いな」

『一番の相棒ですから』

トワは嬉しそうに、ルカリオの頭を撫でた

『………って、次の方お出ましですよ』

二人の前にはまた赤いスーツの人たちが立ちはだかる

「これ以上は進ませない！」

「我々の計画の邪魔をするな！」

『(計画……？)』

トワは問い質そうとしたが、アランが容赦なくかえんほうしゃを指示し、終わってしまった

『ちょっとアラン、』

「なんだ」

『今、この人たち"計画"って…』

「それならアイツに聞けばわかるんじゃないか」

『え…………』

アランの視線の先には赤いスーツの人たちとは、別の服装の人たちが立っていた

「ずいぶんと邪魔してくれたじゃない」

不思議な形のサングラスをかけた女が言った

「知るか。お前らが発電所から出ていけばいいだけの話だ」

『発電所で何をしているの？』

「我々の計画のためにちょーっと電気を奪ってただけじゃない」

女……アケビが言った

『だからその計画って、！？』

何か聞きたげなトワの前に火の粉が飛んできた
フレア団の幹部のデルビルの放ったものだった

「お前たちが知ることではない」

「それなら力づくで聞くまでた、リザードン！」

「行け、デルビル！」

「グラエナ、やっちゃって」

トワを無視して各々がポケモンを繰り出した