act#9
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『ええ!?ミアレシティに入れない?』
13番道路を無事に抜け、ミアレシティが間近というところで、足止めを食らってしまった
「発電所で何かトラブルがあったようで……」
『うそ…』
「チッ……」
『(舌打ち!?)』
隣りから大きな舌打ちが聞こえ、思わず見てしまった
「発電所で事故でもあったのか」
舌打ちをした青年は係員に聞く
「おそらく……連絡も取れず何も分からない状態なのです…」
『あの、復旧までどれくらいかかりますか…?』
「それもわかりません…」
『どうしよう…』
「……あんたもミアレに用事があるのか?」
『!あ、はい』
舌打ちをしたトレーナーに声をかけられ、思わず声が上ずった
「急いでいるか?」
『それなりに…今さら戻って別の道から行く方法も知らないし……』
「それなら手伝え」
『手伝う……?』
「発電所に直接出向いて、原因を辿るんだ」
『なるほど……って、なんでわたし…』
「急いでいるんだろう」
キッと睨まれてしまえば、返事はひとつしかない
『……わかりました!手伝います…』
こうしてトワは謎のトレーナーと発電所まで向かうこととなった
*****
『アランって名前なの?』
トワはふたたび、土煙舞う13番道路を歩いていた
「あぁ、あんたは」
『わたしはトワ。旅のトレーナーです』
「カロス出身じゃないだろ」
『生まれはカントーで育ちはシンオウってところかな』
「ずいぶんと遠くから来たんだな」
『ようやく時差ボケもなくなって、カロスの雰囲気にも慣れたところです…』
「…少しイントネーションが違う」
『やっぱり?よく言われる』
トワは自身はそこまでわからないが、やはり地元の人には違って聞こえるのだろう
『アランもトレーナーでしょう?ジムを回ってるの?』
「俺は強くなって、全てのメガシンカを倒す」
真っ直ぐした目は本気で、ただならぬ決意を感じた
『メガシンカ…じゃあ、その腕のは……キーストーンなの?』
トワはアランの腕についてあ るブレスレットを見て言った
「そうだ。キーストーンを見るのは、初めてか?」