act#5

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名前

『想い…』

「互いを信じ合う強い想いが、メガシンカを引き出すんだと私は思います」

フラダリは真っ直ぐと銅像を見つめながら言った

『大きな力を引き出すにはそれに見合うだけの想いが必要ということですね』

「────貴女は賢い女性だ」

ふ、と口元に笑みを見せフラダリは言う

『初めてそんなこと言われました…』

トワは照れながらそう言う

「本当ですか?そのオンバットのなつき具合や、今の言葉で貴女はトレーナーとしても優秀だと分かる」

『フラダリさんって褒め上手ですね』

「私は思ったことを口にしただけですよ」

この人には一生かかっても、口では勝てないだろうな、とトワは心から思った

『…あ、フラダリさんもメガシンカ使えるんですか?』

なんとか話題を変えようとメガシンカの話に戻す

「えぇ、一応。キーストーンを持っています」

フラダリは指につけているキーストーンのついたリングをトワに見せる
リングの中心には不思議な色に輝く石がついていた

『これがキーストーンなんですね』

「これと似た輝きを放つメガストーンをポケモンも持っていて、それが反応し合うとメガシンカします」

トワはまじまじとキーストーンのついているリングを見つめる

「今度会った際はメガシンカも見せてあげれるといいですね」

『すみません!まじまじと見てしまって』

はっと顔を上げ謝る

トワの手持ちは?」

『えっと、今手元にいるのはこのオンバットとヒトツキ…それからルカリオとクロバットとアーケオスがいます』

「ほぅ…ルカリオがいるんですね」

『はい…小さい頃に父からもらったタマゴから育てた一番の相棒なんです』

トワは静かに腰についているモンスターボールに触れた
今も腰のホルダーについているモンスターボールから静かにトワを見守っている

『他にも大切な子たちはたくさんいるんですけど、今はシンオウでお留守番中です』

ジムに合わせて調整し、送ってもらう対応をしていた

「カロスに来てからこちらでしかまだ見つかっていないポケモンはゲットしましたか?」

『お恥ずかしいのですが、本当にまだオンバットとヒトツキの2匹なんです』

「そうなんですか」

『その…ポケモン図鑑をまだカロスに対応してなくて…』

「それは…確かに捕まえても大変ですね」

フラダリにはトワの言いたいことが分かるので優しく見守る

「見たことのないポケモンとのバトルは大変だったのでは?」

『ほぼ勘です…トレーナーとバトルした後は名前とタイプ聞いて覚えて野生で会ったポケモンは頑張って記憶してポケモンセンター着いてから調べてます』

「早くカロスのポケモンも読み取れるようにしないと」

『その為に今はミアレシティを目指しながら…です』

「……あぁ、プラターヌ博士のところですね」
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