act#45
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アリアスは味方にを三隊に分け構えていた
左翼をサーム、中央隊をザンデに指揮させ、自分自身は右翼をカーラーンと統率していた
クバードはというと、左翼に配属させた
サームとの関係からいえば、当然だろう
「おぬしの出番はすぐ来る。少しの間だけ見物していてくれ、クバード」
「さきにアリアス王女に会わせてはくれないのか」
そう言ってやれば、サームはクバードを睨むように見た
「…仕方ないな。麦酒(フカー)で我慢してやるか」
クバードは、分かりやすい奴だな…と内心思ったが口にはしなかった
あまり煽ると、本当に王女に会わせてもらえなくなるからだ
そのうちラッパの音が鳴り響き、戦いが始まった
聖堂騎士団は、長槍を揃えて突進してきた
それに対し、パルス軍はまず、弓兵隊でそれに対抗した
だが、聖堂騎士団の先頭の隊列は馬まで甲をつけていた
飛来する矢にたいして損害もうけず、聖堂騎士団はパルス軍の陣地に押し寄せ割り込んできた
殺戮が始まった
見上げれば空は矢が飛び、下を見れば死体と流血におおわれている
パルス人とルシタニア人、どちらの血も流れている
パルスの歩兵隊は聖堂騎士団の圧力に押され、じりじりと後退した後、半ば崩れるように後方へと走り出した
それにより、聖堂騎士団は勢いにのり、イアルダボート神の名をとなえながら、馬を駆って追撃をはじめた
砂塵が舞い、視界が奪われた
そのとき、アリアスとカーラーンが率いる右翼部隊が、突進をつづける聖堂騎士団の側面い、突っ込んだ
聖堂騎士団の一人が、驚き顔をあげたとき、アリアスの銀仮面と長槍が、同時に輝いた
聖堂騎士は、瞬く間にアリアスの長槍に完全に突き抜かれ、絶命した
彼の命を奪った槍の穂先か、そのまま直進し、もう一人の騎士の脇腹に突き刺さった
ここでアリアスは槍を捨てて剣を抜き、カーラーンと共に、辺りの聖堂騎士を次々に斬り殺していく
「いまだ、クバード、頼む」
その様子を見ていたサームは、ようやくクバードに指示を出した
久しぶりに甲冑を纏ったクバードは無言で頷いた
パルス軍の中央を突破したルシタニア人の騎士たちか、砂塵の中、馬蹄を響かせ、丘の斜面を駆け上がってくる
その先頭にたつ騎士二人が、「イアルダボート神に栄光あれ」と、叫んだ瞬間だった
クバードの大剣が宙にうなった
血しぶきと共に、二つの首が地面に叩きつけられた
ルシタニア人の間から恐怖と怒りの叫びがおこった
クバードは馬の腹を蹴って、敵中に躍りこみ、ルシタニア人をなぎはらう
重い大剣は信じられない速さでひらめき、敵を次々と斬っていく
左翼をサーム、中央隊をザンデに指揮させ、自分自身は右翼をカーラーンと統率していた
クバードはというと、左翼に配属させた
サームとの関係からいえば、当然だろう
「おぬしの出番はすぐ来る。少しの間だけ見物していてくれ、クバード」
「さきにアリアス王女に会わせてはくれないのか」
そう言ってやれば、サームはクバードを睨むように見た
「…仕方ないな。麦酒(フカー)で我慢してやるか」
クバードは、分かりやすい奴だな…と内心思ったが口にはしなかった
あまり煽ると、本当に王女に会わせてもらえなくなるからだ
そのうちラッパの音が鳴り響き、戦いが始まった
聖堂騎士団は、長槍を揃えて突進してきた
それに対し、パルス軍はまず、弓兵隊でそれに対抗した
だが、聖堂騎士団の先頭の隊列は馬まで甲をつけていた
飛来する矢にたいして損害もうけず、聖堂騎士団はパルス軍の陣地に押し寄せ割り込んできた
殺戮が始まった
見上げれば空は矢が飛び、下を見れば死体と流血におおわれている
パルス人とルシタニア人、どちらの血も流れている
パルスの歩兵隊は聖堂騎士団の圧力に押され、じりじりと後退した後、半ば崩れるように後方へと走り出した
それにより、聖堂騎士団は勢いにのり、イアルダボート神の名をとなえながら、馬を駆って追撃をはじめた
砂塵が舞い、視界が奪われた
そのとき、アリアスとカーラーンが率いる右翼部隊が、突進をつづける聖堂騎士団の側面い、突っ込んだ
聖堂騎士団の一人が、驚き顔をあげたとき、アリアスの銀仮面と長槍が、同時に輝いた
聖堂騎士は、瞬く間にアリアスの長槍に完全に突き抜かれ、絶命した
彼の命を奪った槍の穂先か、そのまま直進し、もう一人の騎士の脇腹に突き刺さった
ここでアリアスは槍を捨てて剣を抜き、カーラーンと共に、辺りの聖堂騎士を次々に斬り殺していく
「いまだ、クバード、頼む」
その様子を見ていたサームは、ようやくクバードに指示を出した
久しぶりに甲冑を纏ったクバードは無言で頷いた
パルス軍の中央を突破したルシタニア人の騎士たちか、砂塵の中、馬蹄を響かせ、丘の斜面を駆け上がってくる
その先頭にたつ騎士二人が、「イアルダボート神に栄光あれ」と、叫んだ瞬間だった
クバードの大剣が宙にうなった
血しぶきと共に、二つの首が地面に叩きつけられた
ルシタニア人の間から恐怖と怒りの叫びがおこった
クバードは馬の腹を蹴って、敵中に躍りこみ、ルシタニア人をなぎはらう
重い大剣は信じられない速さでひらめき、敵を次々と斬っていく