act#42
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「ならば、声をかけて味方になってもらえぬか交渉してみるべきだな」
カーラーンはきっぱりと、そう言った
もしその男が二人の脳裏に浮かぶ人物と一致したら、さぞかし心強い味方になるだろうと思ったからだ
味方が多ければその分、攻略も進めやすい
「そうだが…」
しかしサームは少し思い止まった表情を見せた
最早、何を言いたいのかカーラーンは、表情だけで読み取った
「…サームの心配が分からぬ訳ではない。相手はあの女好きかもしれぬのだからな」
「な、俺はべつにだな」
サームは慌てた表情を見せるが、カーラーンは苦笑いを見せた
「しかし今はザーブル城の攻略をいかに素早く、尚且つ、被害を最小限におさめられるかが重要だ。アリアス様の真の目的のためにもな」
「分かっている」
結局、サームが折れて、アリアスの元へ向かった
アリアスはザンデと共に、馬に水をやっていた
「銀仮面卿」
『サーム、どうだった?農民の話は』
「農民の話に出てきた者ですが、その者に心あたりがございますゆえ、会うてまいります。貴女のお味方になれば頼もしい男でございますれば」
『わかった。サームに任せる』
「その…銀仮面卿」
『どうした?連れていく騎兵の数か?それとも、』
「いや、あの、そうではなくてですね…その、もし味方として連れてこれた場合なのですが…」
『報酬なら寄越すぞ。王弟殿下から資金はいただいているからな』
「………はい。では行って参ります」
サームはなんとも言えない表情で、その場を去った
「サーム卿、なにやら言いたげでしたな」
ザンデがそう言った
『確かに歯切れの悪い言い方だったな。そんなに報酬を高く積まぬと動かぬ輩なのか…』
「それだけなら無視しても良いのでは?」
『それもそうだが、サームとカーラーンのどちらとも心あたりがあるのだろう?少し会ってみたい気もするが…』
「確かに…一体どんな男なんでしょうか…」
アリアスとザンデは、サームの心配を知る訳などなく、頭を傾げていた
~END~
(気になる男)
カーラーンはきっぱりと、そう言った
もしその男が二人の脳裏に浮かぶ人物と一致したら、さぞかし心強い味方になるだろうと思ったからだ
味方が多ければその分、攻略も進めやすい
「そうだが…」
しかしサームは少し思い止まった表情を見せた
最早、何を言いたいのかカーラーンは、表情だけで読み取った
「…サームの心配が分からぬ訳ではない。相手はあの女好きかもしれぬのだからな」
「な、俺はべつにだな」
サームは慌てた表情を見せるが、カーラーンは苦笑いを見せた
「しかし今はザーブル城の攻略をいかに素早く、尚且つ、被害を最小限におさめられるかが重要だ。アリアス様の真の目的のためにもな」
「分かっている」
結局、サームが折れて、アリアスの元へ向かった
アリアスはザンデと共に、馬に水をやっていた
「銀仮面卿」
『サーム、どうだった?農民の話は』
「農民の話に出てきた者ですが、その者に心あたりがございますゆえ、会うてまいります。貴女のお味方になれば頼もしい男でございますれば」
『わかった。サームに任せる』
「その…銀仮面卿」
『どうした?連れていく騎兵の数か?それとも、』
「いや、あの、そうではなくてですね…その、もし味方として連れてこれた場合なのですが…」
『報酬なら寄越すぞ。王弟殿下から資金はいただいているからな』
「………はい。では行って参ります」
サームはなんとも言えない表情で、その場を去った
「サーム卿、なにやら言いたげでしたな」
ザンデがそう言った
『確かに歯切れの悪い言い方だったな。そんなに報酬を高く積まぬと動かぬ輩なのか…』
「それだけなら無視しても良いのでは?」
『それもそうだが、サームとカーラーンのどちらとも心あたりがあるのだろう?少し会ってみたい気もするが…』
「確かに…一体どんな男なんでしょうか…」
アリアスとザンデは、サームの心配を知る訳などなく、頭を傾げていた
~END~
(気になる男)