act#38
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城壁にアルスラーンの安否を確かめる叫びがして、二人の視界に人影が乱入してきた
「こいつか!」
アリアスを確認する声も増える
左にダリューンとギーヴ。右にファランギースとキシュワードの四人が剣を抜き、アリアスの周りに白刃の壁を築いた
『……ようやく来たか』
そんな中、キシュワードが他の三人を見渡し、半歩進み出た
「この男はおれに譲ってもらおう。双刀将軍キシュワードの城を侵す者は、キシュワードの手で討ちはたす」
アルスラーンは遅れて現れたナルサスにかばわれ、下がった
『四人まとめてかかってくるがいい。でもないかぎり、貴様らごときに倒せるものか』
「虚勢にしても、よくほざいた。その大言壮語に免じて、苦しませずに殺してやろう」
キシュワードは二本の剣を抜き、アリアスに斬りかかってきた
アリアスは冷静にその剣をいなす
他の三人がアリアスの脱出路をふさぎながら白刃を向けているのを確認しながら
『立派なのはその髯だけか?』
「なんだと!?」
アリアスの言葉にキシュワードは力を込めて、双刀を振りかぶった
そのとき、四人の背後からバフマンの声が響きわたった
「いかん!その方を殺してはならぬ!」
バフマンの声は、制止というより哀願に近かった
「その方を殺せば、パルス王家の正統の血は、たえてしまうぞ!殺してはならぬ」
その言葉は、冬の夜の温度を一気に下げた
『このっ…余計なことを話すな!』
アリアスはバフマンが現れたことで隙を見せたキシュワードの腹を蹴り、四人の方へ倒すとバフマンの元へと駆けた
アリアスは剣を振りかざし、バフマンもそれを剣で受け止めた
「…腕を上げましたな」
バフマンは懐かしむように言った
その顔は今にも泣きそうだ
『…お前がたくさん教えてくれた中、これしか活かすことできなかった……どうか、許してくれ……』
呟くような小さな言葉は果たしてバフマン以外に届いているのだろうか
「何故、謝るのです…!謝らねばならぬはわしのほうです……あの日、」
アリアスは言葉を遮るように、バフマンの剣を弾き、顔をバフマンの耳元に近づけた
『バフマンに安泰した老後を与えられなくて、ごめん』
「!」
アリアスは背後に剣を感じ、後方へ飛んだ
キシュワードの双刀が狙っていたのだ
アリアスは、キシュワードの左手の剣を、はね飛ばした
しかし同時にキシュワードの右手の剣が伸びてきて、アリアスは姿勢を崩した
「こいつか!」
アリアスを確認する声も増える
左にダリューンとギーヴ。右にファランギースとキシュワードの四人が剣を抜き、アリアスの周りに白刃の壁を築いた
『……ようやく来たか』
そんな中、キシュワードが他の三人を見渡し、半歩進み出た
「この男はおれに譲ってもらおう。双刀将軍キシュワードの城を侵す者は、キシュワードの手で討ちはたす」
アルスラーンは遅れて現れたナルサスにかばわれ、下がった
『四人まとめてかかってくるがいい。でもないかぎり、貴様らごときに倒せるものか』
「虚勢にしても、よくほざいた。その大言壮語に免じて、苦しませずに殺してやろう」
キシュワードは二本の剣を抜き、アリアスに斬りかかってきた
アリアスは冷静にその剣をいなす
他の三人がアリアスの脱出路をふさぎながら白刃を向けているのを確認しながら
『立派なのはその髯だけか?』
「なんだと!?」
アリアスの言葉にキシュワードは力を込めて、双刀を振りかぶった
そのとき、四人の背後からバフマンの声が響きわたった
「いかん!その方を殺してはならぬ!」
バフマンの声は、制止というより哀願に近かった
「その方を殺せば、パルス王家の正統の血は、たえてしまうぞ!殺してはならぬ」
その言葉は、冬の夜の温度を一気に下げた
『このっ…余計なことを話すな!』
アリアスはバフマンが現れたことで隙を見せたキシュワードの腹を蹴り、四人の方へ倒すとバフマンの元へと駆けた
アリアスは剣を振りかざし、バフマンもそれを剣で受け止めた
「…腕を上げましたな」
バフマンは懐かしむように言った
その顔は今にも泣きそうだ
『…お前がたくさん教えてくれた中、これしか活かすことできなかった……どうか、許してくれ……』
呟くような小さな言葉は果たしてバフマン以外に届いているのだろうか
「何故、謝るのです…!謝らねばならぬはわしのほうです……あの日、」
アリアスは言葉を遮るように、バフマンの剣を弾き、顔をバフマンの耳元に近づけた
『バフマンに安泰した老後を与えられなくて、ごめん』
「!」
アリアスは背後に剣を感じ、後方へ飛んだ
キシュワードの双刀が狙っていたのだ
アリアスは、キシュワードの左手の剣を、はね飛ばした
しかし同時にキシュワードの右手の剣が伸びてきて、アリアスは姿勢を崩した