case#6
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『そうなんだけど…』
「……何か感じるのか」
大包平はトワに敢えてそう聞いた
恐らく祓い師として感じることを聞こうとしているのだろう
『どこからか刀剣男士以外の気配を感じる…審神者じゃない…何だろう…これ…嫌なやつ…』
「トワ、その審神者でないものの気配は探れそうか?」
『ちょっと待って』
トワは目を閉じて気配を探ることに集中する
少しだけトワの周りの空気が変わるのを大包平は感じとり、自分はトワを集中させるため辺りの気配に集中する
『嫌な雰囲気は離れの方からしてる』
「確か離れは西にあったな。審神者の部屋だったか?」
二人は廊下を突っ切り部屋を離れ庭を抜けて離れに向かう
少し離れたところにその建物はあった
「ここだな」
大包平は足で扉を蹴破りそれにトワも続く
「居らんな……」
離れを隈無く探しても人の気配はない
『でもここ…凄い嫌な雰囲気がする』
「執務室がこの建物の中心か」
二人は執務室に踏み込む
中はお世辞にも綺麗とは言えず、辺りは書類が散らばっていた
『…………下だ』
「下か?斬るぞ」
大包平はトワの視線の先…執務室のテーブルの下を思い切り刀で切り込んだ
「流石は祓い師だな」
『地下室…?』
大包平が切り込んだ先には地下へと続いてると思われる扉が床から改めて出てきた
「開けるぞ」
大包平が扉を開けてトワはその中へと飛び込んだ
真っ暗な中へトワの姿は消え、大包平もそれに続く
急な階段はついていたが二人はそれは使わずそのまま下降するように飛び降りる
中は蝋燭が点っているなと感じる前に大包平はここでは決して感じとることがないあの雰囲気を感じ身構えた
先に降りたトワは既にそれに対応し一体、倒して身構え立っていた
「─────時間遡行軍、か」
二人の目の前には禍々しい雰囲気を纏う時間遡行軍の姿があった
『!奥に誰かいる!』
「トワ!」
トワはそう言いながら構えて時間遡行軍だと思われる異形に突っ込んでいった
大包平もそれに続き時間遡行軍をなぎ倒していく
「…これは」
トワはその中心で倒れていた人物を見て顔を青くさせていた
「へし切長谷部か」
倒れていたのはへし切長谷部で服も破れ血塗れだった
『まだ息がある…』
トワがへし切長谷部の胸元に耳を近づけると微かにだが、心音が聞こえてきた
「可哀想だから刀解…と言いたいところだがこんな奴らがいたとなれば話は別だな」
大包平は残っている時間遡行軍を倒しながら言う
『連れて帰って事情聴取…』
誰から見ても二人だけの判断でどうこう出来る案件ではなかった
『もう少し頑張って…ごめんなさい…あと少しだけ、力を貸してください…』
トワは胸元にしまっていた御札のようなものをへし切長谷部の顔に貼り力を込めた
すると瘴気のようなものが絶たれ、へし切長谷部の顔色が少しだけ良くなった
その頃には辺りの時間遡行軍は大包平が片付けており、蝋燭の薄暗い明かりが三人を照らしていた
~END~
(ヤバい案件)
「……何か感じるのか」
大包平はトワに敢えてそう聞いた
恐らく祓い師として感じることを聞こうとしているのだろう
『どこからか刀剣男士以外の気配を感じる…審神者じゃない…何だろう…これ…嫌なやつ…』
「トワ、その審神者でないものの気配は探れそうか?」
『ちょっと待って』
トワは目を閉じて気配を探ることに集中する
少しだけトワの周りの空気が変わるのを大包平は感じとり、自分はトワを集中させるため辺りの気配に集中する
『嫌な雰囲気は離れの方からしてる』
「確か離れは西にあったな。審神者の部屋だったか?」
二人は廊下を突っ切り部屋を離れ庭を抜けて離れに向かう
少し離れたところにその建物はあった
「ここだな」
大包平は足で扉を蹴破りそれにトワも続く
「居らんな……」
離れを隈無く探しても人の気配はない
『でもここ…凄い嫌な雰囲気がする』
「執務室がこの建物の中心か」
二人は執務室に踏み込む
中はお世辞にも綺麗とは言えず、辺りは書類が散らばっていた
『…………下だ』
「下か?斬るぞ」
大包平はトワの視線の先…執務室のテーブルの下を思い切り刀で切り込んだ
「流石は祓い師だな」
『地下室…?』
大包平が切り込んだ先には地下へと続いてると思われる扉が床から改めて出てきた
「開けるぞ」
大包平が扉を開けてトワはその中へと飛び込んだ
真っ暗な中へトワの姿は消え、大包平もそれに続く
急な階段はついていたが二人はそれは使わずそのまま下降するように飛び降りる
中は蝋燭が点っているなと感じる前に大包平はここでは決して感じとることがないあの雰囲気を感じ身構えた
先に降りたトワは既にそれに対応し一体、倒して身構え立っていた
「─────時間遡行軍、か」
二人の目の前には禍々しい雰囲気を纏う時間遡行軍の姿があった
『!奥に誰かいる!』
「トワ!」
トワはそう言いながら構えて時間遡行軍だと思われる異形に突っ込んでいった
大包平もそれに続き時間遡行軍をなぎ倒していく
「…これは」
トワはその中心で倒れていた人物を見て顔を青くさせていた
「へし切長谷部か」
倒れていたのはへし切長谷部で服も破れ血塗れだった
『まだ息がある…』
トワがへし切長谷部の胸元に耳を近づけると微かにだが、心音が聞こえてきた
「可哀想だから刀解…と言いたいところだがこんな奴らがいたとなれば話は別だな」
大包平は残っている時間遡行軍を倒しながら言う
『連れて帰って事情聴取…』
誰から見ても二人だけの判断でどうこう出来る案件ではなかった
『もう少し頑張って…ごめんなさい…あと少しだけ、力を貸してください…』
トワは胸元にしまっていた御札のようなものをへし切長谷部の顔に貼り力を込めた
すると瘴気のようなものが絶たれ、へし切長谷部の顔色が少しだけ良くなった
その頃には辺りの時間遡行軍は大包平が片付けており、蝋燭の薄暗い明かりが三人を照らしていた
~END~
(ヤバい案件)