case#7
夢小説設定
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先はどうなるのか何も分からない
目が覚めると大典太光世に寄りかかっていたことに気づいた
『!み、光世…ごめん……重かったよね』
思いっ切り寄りかかっていたようでトワは慌てて起きた
「無理に動くな…トワもかなり力を消費したんだ」
『それは光世も同じじゃない…ありがと、力貸してくれて』
「別に…治すのは得意だ」
ぶっきらぼうだがトワはその言葉を素直に受け取った
『それでどう…?』
「まだ目を覚ます気配はない」
二人の視線の先には部屋の真ん中で眠りにつくへし切長谷部がいた
大層な結界の中心にいるその刀剣男士はトワたちが連れてきた
『そうだ…他のみんなは?』
「大包平と三日月が今回の件報告を監査官長にして監査官長と大包平は緊急会議に出ている」
『三日月と小夜は?』
「二人は報告を終えた後、逃亡した審神者の行方を他の人と追っている」
『!やっぱり審神者逃げてたんだ…』
突入したあの本丸でずっと審神者の気配を探っていたが見つけられなかったのは逃亡したからだったようだ
「報告によると審神者はその本丸の初期刀である加州清光と共に逃亡したようだ。若しくは加州清光を人質にしているのかもしれない」
『人質…』
思っている以上に事態は悪いようでトワも困惑していた
『………他の刀も刀解しなきゃ良かったのかな』
トワは自身の膝を抱えながら言った
疲れているからか、思考がネガティブになっている
『他の刀全部刀解してしまったから、事情聞けるのへし切長谷部だけになったし…』
「…今回のことは誰も予想だにしないことだ。そのことでトワが思い悩むことはない」
『うん……でもこれからの方が大変だね』
「あぁ、捕まえた審神者から尋問しその後の処遇も考えないといけない」
『重い刑罰になるやつ…?』
「恐らく死罪だろうな」
『!』
当たり前のように出てきた言葉にトワもさすがに目を丸めた
『それはその……他の審神者への見せしめ…ってこと?』
「そういうことをしないとこれからもどんどん起こるかもしれないからな…」
大典太光世の言うことは正しい
これ以上同じような案件がでないための抑制も必要なのだ
「とにかく…審神者が見つかるのと此奴が目が覚めるのかどちらかでも起きないと進まないが…」
『うん…』
「それまでは休むか…」
『そうだね…』
~END~
(つかの間の休息)