愛の紋章・第11章 レビュー


きのこの山 様

(1通目)
更新を楽しみにしてました♪
周りに肉親も友達も知り合いもいない世界なんて、寂しくて死んじゃいそうですよね。すがっちゃうキャロルの気持ち解ります。メンフィスが知ったら怒るだろうけど、しょうがないよね!
この先3人がどうなって行くのか、続きが楽しみです。

(2通目)
こちらのイズミル王子が本編でも活躍して欲しいものです!
本編のあの人はもはや只の犯罪者ですもんね……ナムナム ファンの方には申し訳ないけど、現代にいたら確実に逮捕されてます……チーン
王様の方も崩れ方が半端ないですが、 王子の方はもう目も当てられません(笑) 私も最近の本編は読まないようにしてます(-_-)
なので、こちらの物語で超満足させてもらっとります\(^o^)/ワーイ お話の続き、楽しみにしてます♪



きのこの山 様へ返事 リドナ

拙作を読んでくださり、いつも励みになる感想をありがとうございます(^^)

拙作のキャロルには、本編のメンフィスひとすじのキャロルではあり得ない、イズミルにも揺れちゃう役割を、無理やり強引に背負わせてしまい、しかも書いている間はメンフィスに負けるな、この角度から切り込め、そこは引いとけ、ここでキャロルがこうなった時に一気に墜とせ!とイズミル操作しか頭にないので、キャロルの気持ちもわかると言っていただけるとホッとしますし、ならとことん妄想しちゃお♡という勇気?がわいてきます(笑)

原作を読んでも落ち込むばかりのイズミルファンは、もう妄想話を作って楽しむしかないですもんねー(笑)
とは言え、飛躍はしすぎず、キャロルの心が揺れるのもわからなくはないと感じてもらえるような、違和感の少ない流れにしたいなあ☆

そんでもって好きキャラが自分の思い通りに動かないからって文句を言っても仕方ないし、原作の内容を受け入れられなくなったんなら読むのをやめたらいいんですけど、納得いかない点があまりに多く、ついグチが出てしまいます(^-^;)
少女漫画なんだからヒロインとヒーローのラブラブ・フォーエバー♡を楽しんどけばいいし、多少のご都合主義はあってかまわないし、負ける人・死ぬ人・悪い人・愚かな人・不幸な人、いろんな脇役がいていいと思う。
でも昨今の本編は、主人公がいかに美しく心優しく賢く正しく、誰からも愛され、富と権力に守られて幸福かってのを示すためだけのエピソードばかり。登場するのは主人公と比べて劣っているように描かれる、似たような引き立て役の人物だらけ。それが延々と続くので、わかったからもういいよとなるし、やればやるほど読んでいてシラケちゃいますね。

王族の人々も、主人公はじめ、そんなんで国家運営できるのか?と、すこぶる疑問。侍女と手を取り合ってキャピキャピおしゃべり、お菓子づくりやお忍びの毎日、色恋感情のみで短絡的に行動して、政治そっちのけなんてあり得るのかと。
これはこういう物語、主人公至上主義の特殊な世界、独特の常識と価値観で展開される異色ファンタジーもしくはエンドレス・ギャグなんだと深く考えないようにしても、なまじ愛の大河ロマンとか、二十一世紀の現代とか、実在の国・現実の地名を出してきて、歴史が史実がと言うもんで、よけい混乱します。

今さらながら王家キャラは、人の話を聞かない、大切なことは対話しない、でも自分は同じメッセージを何度も何度も発信し続け、愛憎はしつこく激しく、そのわりに自分に関係ないこと・都合の悪いことはキレイに忘れてしまえるという、おもしろい人ばかりですね(笑)
特に昨今は、やたら感情的で、そのまんまストレートに行動する人が多い。その感情も両極端で、行動は二者択一。
王族ならわがままで自制心がなく、好悪感情➡即行動の一直線な人もいるだろうけども、それにしたって小さな子供じゃあるまいし、幼稚で単純すぎ。心理描写が浅く薄っぺらく、ストーリーに深みも意義もなく、ワンパターンにもほどがある。

主人公だけが永遠に絶対に幸福。それ以外は引き立て役。その引き立て役も、主人公を賛美する=良い人、嫌う=悪い人の二種類しかいない。フィクションにしても、そんなばかな…と思います(^へ^;)

初期と変わっちまった・もう終わったんだ(涙)と感じるキャラも、王家世界では主人公および善人キャラは何をやっても善人認定のままだから、キャロルはこの先どんなバカをやっても賛美され続け、イズミルはキャロルの追っかけ=純愛とやらをいつまでもやらされるのだろう。
けどもしこれと同じ行動を、別の悪役キャラがやったら、やることなすことダメな王妃、人の幸せを邪魔する邪悪なストーカーという、悪役設定で描かれるんだろうな。

善か悪か、二つに一つ。いったん判決が下ったら、もうその人物の宿命になって、何をやっても不動不変。チェンジは不可能。こんな世界、怖すぎるよ。

まあ本編は横に置いといて、こっちで自由に妄想にひたっていればいいんですけど、最近の巻を読むと、ショックで脳内妄想が消えてゆく(笑) これが『世界を照らすピュアな愛の物語』だとすると、自分の感覚がおかしいのかなあと、頭がゴチャゴチャになってきます……

それでもいただいたお言葉に救われてヨロヨロと起き上がり、初期の頃の素晴らしい部分を読み返しながらなんとかやっていこうと思ってますので、ぜひまた読みに来てください(^-^) ありがとうございました♡


.
4/10ページ