愛の紋章・第13章 レビュー


なおえ様

(1通目)
立場を離れた二人の男性のキャロルへの気持ちが伝わってきてドキドキします。原作の方にこれだけの思いのぶつかり合いがあれば、まだ話にときめくのにって、比べてもどうしようもない事ですけど、やはりそう思ってしまいます。

ショートストーリーも併せて拝読しました。ショートストーリーも、メンフィスのどうしようもないキャロルへの思いが高まっていく様子が描かれていて素敵でした。

私は貴作品の王様と王子の両方が好きなんです。私がキャロルだったら、どちらかなんて選べないな(笑) でも、まあ、ややメンフィス寄りかな。
リドナ様、これからも素敵なお話をお願い致します。気長に楽しみにお待ちしていますね。

(2通目)
楽しみに楽しみにしていた続きを、ただいま拝読させて頂き、ラストのもしやもしやメンフィス登場?、やっぱりメンフィス~!と、感動の真っ最中です。

これだけの文章を書き上げられるのは、エネルギーも必要だと思います。でも不完全燃焼の本編に対する欲求不満を解消してくださる事に、心から感謝しています。
敵国の王子さえ愛すべき存在にしてくださいました。素敵な物語をありがとうございます。

(3通目)
続きを拝読いたしました。もう、出るのはためいきばかり。
希望としてはメンフィスとのエンドなのですが、このキャロルの心の動きは完全にイズミルですよねー。キャロルの気持ちはわかる、わかりすぎるくらいわかる。
本編を補う感動をいつもありがとうございます。ドキドキしながら、続きをお待ちしています。



なおえ様へ返事1 リドナ

拙作を読んでくださり、いつも嬉しい感想をありがとうございます(^^)

不完全燃焼の本編から生まれたストレスを発散するには、さまざまな方向・方法があると思いますが、周囲にイケメン王族もおらず、愛の争奪戦をされた経験もなく、日常生活に追われるしがないパンピーのわたしとしては(笑)、やっぱり思いきり非日常な世界へトリップしたい。本編初期みたいなドラマチックでスリリングなムードにひたってドキドキしたい。メンフィスだのイズミルだの王家特有の非日常的かつ魅惑的なキャラ達を好きなように動かし、熱く激しく妄想したいって衝動が大きくあります。

だって昨今のギャグ化した王様とキャピキャピ王妃が生ぬるくイチャついているだけの本編コミックスを見ても癒やされない。この乾いた心が欲しているのは、ガンガン響いて、ビシバシ打たれて、ゾクゾク痺れがくるような刺激というか(笑)

そういう妄想モードに頭を持っていき、高テンションを保ちながら、物語を書き綴っていくのは、言及してくださったように、たしかにエネルギーを使います。多忙時だと妄想タイムに入る時間を確保できなかったり、最初の情熱を維持するのもだんだん難しくなっていきますし。
けど今のところ熱意が消えないで、どうにかやってゆくことができているのは、こんなわたし一個人の現実逃避の産物でも、読んでくださる皆様がいるからです。同じように本編に対する欲求不満を解消していると言ってもらい、更新が遅くても忘れずに訪問してもらい、楽しみにしていた・素敵な物語・続きを待っているなどのあたたかいコメントを頂戴し、こんなに嬉しいことはありません。

そしてメンフィス主演の短編=素敵だと感じてもらえたのならよかったです。熱々でまっすぐなメンフィスを書くのは楽しいので、また何かできたら、その時は読んでください(^^)



なおえ様へ返事2 リドナ

さて、イズミルのもとにヒッタイト軍が到着したので、メンフィスにもさっさと来てもらい、両者いざ対面の運びとなりました。このあと物語は二大イケメンのキャロル取り合い合戦へとなだれ込みます。王子様にさらわれたり王様に取り返されたり、定まらない身の上のキャロルでしたが、ここらで決着をつけ、エンディングへ向かっていきたいと思います。

まずはメンフィスとイズミルの口喧嘩シーンです。なんなら取っ組み合いして地面を転がり回ってくれてもよかったけど、小学生男子のケンカみたいになりそうだからやめました(笑)
怒り心頭のメンフィスと、勝負を受けて立つイズミル、ドキドキしてもらえたのなら幸いです。原作の二人はちっとも対決しないから、もうこっちで殺し合いさせますっ(^-^;)

こんなふうにわたしはメンフィスとイズミルを描くのに心血を注いでいるので、拙作上の二人、どちらも好きと言っていただけるのは何より嬉しいです。キャロルはむしろ二人を輝かせるための道具みたいなもので、主軸の彼らに合わせてキャロルを動かしているので、第一線で感情移入はできてない。モテモテで羨ましいなー♡ぐらいの気持ちですね。

しかし拙作のキャロルってある意味、メンフィスを選ぶか、イズミルを選ぶか、人生の選択肢が二つしかないのは哀れな気もする。けど二人の愛着から逃げられそうにないし、古代で生きていくならこの環境を受け入れて適応するしかないし……って、そこまでリアルに考えなくてもいいんだろうけど(笑)
少なくともわたしは原作みたいに、都合よく気絶していて知らないとか、その件は記憶ナッシングとか、KYな言動も天然でかわいいよ判定して終わりとか、キャロルを甘やかす気はなかった。イケメンに愛されすぎる辛さを味わってみようという遊び心?、一種のチャレンジ精神?でやってますねえ(笑)

そんなわけなので、深く考えて倫理感を強めると進まなくなるので、おっしゃってくださったように、メンフィスとイズミル、両方とも好き♡、どっちを選ぼうかな♡のノリで読んでもらえるのはありがたいです。キャロルのモテモテの「シチュエーションを楽しむ」って感覚で、一緒に迷いましょう!(笑)



なおえ様へ返事3 リドナ

そしてキャロルの気持ちは、とうとうイズミルへ流れ始めました。抑えようとしたけど、結局、本心があふれ出ちゃったカンジです。狂おしく抱き合った夜から、ずっと会ってなかった二人でしたが、今回の見つめ合いにより、両想い=決まりました♡

二人の両想いを確定させるには、言葉をつらつら並べるより、キャロルの態度で表したいなと思いました。それもとっさの無意識で行動しちゃったって印象が欲しかったし、さらになるべく不自然じゃない、ほんの一瞬でも一発でお互いの心が通じる行為は?と考えると、二人が見つめ合うシーンが浮かんできたのでした。

ご希望としてはメンフィス×キャロルのエンドがいいという事なのに、イズミルへ動いたキャロルの気持ちがわかると言っていただき、とても嬉しいです。次回も感動とドキドキをお届けできるようがんばりますので、また読みにきてください(^-^) ありがとうございました♡


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