第2章⁑転入生編
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そして私は棗と流架と行動することが多くなった。
私が初等部の…同学年のひとと一緒にいることが珍しいみたいで、初等部ではもちろん中等部でも噂になっていた。
以前は教室や寮にいる時間より、中等部や北の森、特力系のクラスにいることが多かったけれど、今は相変わらず北の森へと、B組の教室、寮にいる時間も多くなった。
棗と流架といるのが楽なのもあるが。
翼の近くにいるとたまに胸がギュッとなったりチクチクするときがあるからだ。
翼アレルギーにでもなったのかな…
「今日転入生がくるらしいよー」
「ダブルで入学なんだって」
どうやら今日転入生がくるらしく、すでに期待されている優秀なアリスの持ち主だという。
「今井蛍さんです、みんな仲良くね♡」
ナルの紹介で教室に入ってきた黒髪美少女…
発明のアリスをもつ今井蛍さん。
『(大人びてて、美人な子だなぁ)』
「…」
今井さんはとてもクールで、誰かと一緒にいることもなく、1人で淡々としていた。
委員長とはたまに話してたり、能力別クラスで同じの野乃子ちゃん、アンナちゃんともたまに会話してるみたいだけど。
でも、なんだか……
たまーーに…
いや、よく……?
今井さんからの視線を感じる…
なんだろう、何か用なのかな…??
でも、急に私から話しかけるのもなんだか違う気もするし…
向こうから話しかけてくる様子もない…
一体なんだろう?
一方中等部ではーーーーーーーーー。
「翼ぁ、これ知ってる?」
「あー?…っ!?なんだこれ、写真?」
美咲から見せられたのは最近の紬の写真だった。
それも明らかに隠し撮りだ。
最近一緒にいる、例の噂の転入生2人と写ってるのもあれば、1人で黄昏てたり、うたた寝してる写真もある。
“1枚10R(ラビット)”
「誰がこんなことしてんだぁ?紬絶対知らないだろこれ」
「どんどん可愛くなってるよなぁ紬ちゃん♡」
メガネの言う通り、紬は昔から妹みたいに可愛がってたし、小さい頃から知ってるから気づかなかったが…。
かなり可愛い。
そりゃあの女子人気の王子様、要の妹だもんな。
メガネも要のこと好きだが、その妹となればもっとやばい。あんま近づけたらダメだ。
「紬は中等部で人気だよなー、みんなの妹分だったのに、こんなに可愛くなってライクがラブになってるやつもいるし、新しくウチらのクラスに編入してきたやつらなんか一目惚れするやつだっているんだぜ?」
美咲がそういうと、メガネも強く頷く。
「てことで俺買うもんねー」
「おいおい、紬に知られたらドン引きされるぞ?」
「ドン引きされてもいいっ!!とりあえず拝みたい!!」
「誰がこんな金儲け考えたんだろうな?」
ちゃっかり、俺も買ってしまったが…
「美少女といえば、初等部に優秀な技術系の優等生が入ったらしいよ」
「初等部豊作だなぁ、顔面が」
「てか、最近紬こっちにこなくない?きても、なんかすぐ帰っちゃうよね」
「翼なんかしたんじゃない?」
「なんかって…これ(罰則印)くらいだけどな」
昔の翼にぃから、翼呼びになったあの日。
あの日からあんまり紬は中等部や特力クラスに来ることが少なくなった。
要がいないのもあるが、もともと要は能力別クラスは違うし、俺らに会いにきてくれてたと思うが…
最近かなり頻度が減った。
俺らと話してても、楽しそうにしてると思いきや、急にどこか行ってしまったり帰ってしまう。
居心地が悪そうには見えないが、なんとなく俺にだけ感じる壁。
メガネやのだっち、他の奴らにはない壁がある。
そんなに俺のしたことが許せないのか?
俺はこれ(罰則印)に後悔なんてしてないのに。
「兄離れされてさみしいなあ」
「お前が妹離れできなすぎなんだよ」
美咲の言う通り、当たり前に近くにいると思ってたからな。
寂しいのかな、俺。
隣の席にいるだろう、乃木流架に笑いかけてるアングルの紬の写真を見て、ため息をついた。
「……園生さん、おかげさまで財布が潤ったわ、ありがとう。これからもお願いね」
『え、今井さん…?なんだか話がよくわからないんだけど…どういたしまして?』
この写真販売について紬が知るのはもう少し後の話である…。
